俺とアイマス(1):アケマスの話とか

公開日時:2014-03-18 20:00:00

2005年~2007年ごろの話

 こんにちは、北口徒歩2分です。今回から、『ワンフォーオール』へとつながる僕の『アイドルマスター』の思い出について、ボチボチ書いていこうと思います。気恥ずかしいもんですが、それでは、どうぞ。

 『アイドルマスター』のことを初めて知ったのは、アーケード版が稼動を始めた2005年の7月末だった。当時学生だった僕は、アーケードの某三国志的なカードゲームにハマっていて、神速の大号令を打ったり、離間の計をかけたりしていた(あのころの離間は超強かったなあ)。トップランカーのブログを読んで戦術の研究をしたりもしていたのだが、そんなとき、そのランカーのブログの内容が突然変わり、やれ「千早スパイラルがキツイ」だの「パーフェクトレッスンを逃したのでカード作り直しだわ」といった話題が頻繁に出るようになった。最初はなんのこっちゃという感じだったが、少し調べてみて、それが『アイドルマスター』というゲームであることを知った。
 ゲームセンターの中をよくよく見てみると、その某三国志的なカードゲームの筐体のすぐ近くに『アイドルマスター』の筐体が置かれていた。どちらも大型の筐体で、かつカードを使うゲームだったので、近くに配置されていたのだろう。ただ、その時点でもまだ、『アイドルマスター』というゲームについて、それ以上の興味を抱くことはなかった。前述のブログで断片的に情報を入手しては、「ランカーを狙うのは大変なんだなあ」と思っていたくらいだった。

image001

▲なつかしのアーケード版。通称『アケマス』。

 それからしばらく『アイドルマスター』に触れることはなかったが、つぎに『アイドルマスター』のことを意識したのは、2006年の東京ゲームショウだった。そこで公開されたXbox 360版『アイドルマスター』の『GO MY WAY!!』のPVに度肝を抜かれたのだ。アーケード版からグラフィックが格段に進化していたし、ダンスの動きもぬるぬる。曲もキャッチーですばらしいし、「いやーこれは本当にすごい!」と、興奮した声を上げたことを覚えている。ちなみに、このころ『relations』を使ったPVも公開された覚えがあるのだが、僕は『GO MY WAY!!』よりも『relations』のほうが好きだった(あくまでも比較しての話ね)。『オーバーマスター』や『Do-Dai』、『フタリの記憶』、『迷走Mind』、『約束』なんかも好きなので、きっと中川浩二さんの曲が好きなんだろうと思う。

image003

▲Xbox 360版。いやー、キレイになったもんだ。

 さらに時は進み、Xbox 360版『アイドルマスター』の発売が迫った2007年の初頭。このころはもう週刊ファミ通編集部で下っ端として働いていたのだが、偶然にも編集部で『アイドルマスター』をプレイしているところに出くわした。PVがすばらしかったこともあり、それを見た僕は『アイドルマスター』を遊んでみたくなった。ただ当時は下っ端で、「会社でゲームをするのもアレだなあ」とか勝手に思っていたので、アーケード版をプレイしに行くことにした。運よく、自分が住んでいる場所の近くにアーケード版『アイドルマスター』の聖地であるプラボ中野店(現在のnamco中野店)があったので、友人の原くんを誘い、意気揚々とくり出した。
 
 プロデューサーカードを買って、さっそくプレイ開始(アーケード版の『アイドルマスター』は、プロデューサーカードとアイドルのカードの2種類にデータを記録する仕組みになっていた)。765プロの高木社長から、「プロデュースする女の子を選んでくれたまえ」的なことを言われたわけだが、ここでしばし思考が止まった。うーん、しまった、何も考えていない。「どうすればいいかなあ……」などと思案していると、『アイドルマスター』の筐体の近くに、各アイドルが描かれたタペストリーが吊るされていた。アイドルたちのことがよくわからないのでとりあえずそれを見ていると、その中のひとりに、茶髪でかわいらしい女の子がいた。僕は、肌が白くて髪が短めの子が好きなので、「よし、この子にしよう」とすぐに選択。こうして、雪歩のプロデュースが始まった。そう、いまでは貴音とか律子が好きな僕だが、最初にプロデュースしたアイドルは雪歩だったのだ。ちなみに、原くんは伊織を選んでいた。釘宮さんが好きなのかな。

image005

 チュートリアルに従ってプレイしていくと、ゲームをすんなり進めることができた。レッスンでもパーフェクトは出せないものの、グッドは比較的楽に出せたし、オーディションでもほかのプレイヤーがいなければ、ある程度は勝つことができた。ただ、雪歩とコミュニケーションを取るのはなかなか難しかった。雪歩は自信がない子で、何をするにも「私なんてダメダメだから……」と言う。そこで松岡修造ばりに「がんばれ!」と励ましてみるのだが、結果はバッドコミュニケーション。ううむ……女心は難しい。けっきょく、20週ほどプレイしてDランクかCランクくらいまで上がれたものの、仕事が忙しくなったこともあって、それ以上進めることはできなかった。雪歩よ、トップアイドルにしてやれなくてスマン。ちなみに、原くんはレッスンやオーディションをミスり、伊織に罵られていた。



 『アイドルマスター2』くらいまで一気に書こうと思ったら、なんだかまったく話が進んでいない! このペースで続けていつ終わるんだろうなあ。そうそう、『ワンフォーオール』ですが、ファミ通.comに“先出し週刊ファミ通”という形で記事がアップされている通り、新情報が出ます! そちらもぜひ注目を~。というわけで待て次回!

この記事の個別URL

『アイドルマスター ワンフォーオール』プロデューサー活動日誌

ゲームデータ
 タイトル :
アイドルマスター ワンフォーオール
 ハード :
プレイステーション3
 ジャンル :
シミュレーション
 テイスト:
アイドル
 発売日 :
2014年5月15日発売
 販売価格 :
7600円[税抜](8208円[税込])、ダウンロード版は7600円[税抜](8208円[税込])、765プロ 新プロデュースBOXは11880円[税抜](12830円[税込])

『765プロ 新プロデュースBOX』内容物一覧
・メインビジュアル(事務所バージョン) 特製BOX
・スペシャルドラマCD『765プロが行く! トップアイドルのお仕事見学』
・限定オリジナルデザイン衣装 プロダクトコード
・765プロ所属アイドル 営業用パンフレット
・765プロカレンダー(みんなの落書き入り)
・社長の格言入りクリーナー
・13種 短冊ポスター


『初回封入特典』
・『アイドルマスター シンデレラガールズ』、『アイドルマスター ミリオンライブ!』限定アイドルが手に入るシリアルナンバー

(C)窪岡俊之 (C)NAMCO BANDAI Games Inc. (C)NBGI/PROJECT iM@S