ライターの西川くんが『GTAオンライン』の世界で裏社会をのし上がっていく連載企画“GTAオンライン プレイ日記2022”。前回はコンタクトミッションとバイカーに関するお仕事の様子をお届けしました。今回はいよいよ強盗に挑戦……となる前に問題が発覚！　端的に言うと、お金稼ぎ編になりました。

　『GTAオンライン』には多彩なお金稼ぎの方法がありますが、今回はその中でもCEO（ボス）になるという方法を選択しています。CEOになるのは簡単で、“ダイナスティー8エグゼクティブ”のウェブサイトにアクセスしてエグゼクティブオフィスを購入するだけでもオーケーです。これでCEOならではのメリットを受けることができます。拡張版でプレイし始めた人は最初にバイカー、エグゼクティブ、銃器密造者、ナイトクラブオーナーという4つのキャリアを選んだと思いますが、CEOはエグゼクティブのキャリアを選んだ人“だけ”が遊べるものではありません。

以前もお伝えしましたが、『GTAオンライン』ではプレイヤーは複数の役割を持つことができます。つまり、バイカーであろうがCEOになることが可能なのです。今回はその一例をお届けできると思います。

■カヨ・ぺリコ強盗に挑め……ない!?

　ようやくゲームのサイクルに慣れてきた西川くんです。さて、今回は強盗ミッション（ジョブ）にチャレンジしようという話になっていました。というのも、本連載の担当編集さんからオススメされたからです。

編集「お金、稼げてる？　そろそろ箔をつける時期じゃん。プレイに慣れてきたなら挑むべきは“強盗”だよ」
僕「Go To……ああ、強盗ですか？　もうコンビニ強盗はやりましたよ」
編集「いやいや、ジョブの種類に“強盗”っていうのがあるじゃん。1回達成すれば100万ドル以上が入るよ」
僕「……えぇ100万!?!?!?　そりゃやらないと!!　でも強盗の中にも種類がたくさんありますよね」
編集「“カヨ・ぺリコ強盗”がオススメ」
僕「わかりました!!」

　というわけで、カヨ・ぺリコ強盗に挑戦することに。

　カヨ・ぺリコ強盗は2020年12月に実装されたコンテンツで、カヨ・ぺリコというカリブ海にある島を舞台にした強盗ミッションです。エル・ルビオという麻薬王が支配するリゾートアイランドで、島にある麻薬製造施設から強奪することが目的となります。

　ミゲル・マドラッゾ（ヤシの木が付いた“H”のアイコンが目印）に挨拶すると、カヨ・ぺリコ強盗に関する情報が解禁されます。ミゲルが言うには「潜水艦が必要だ！」とのこと。ああ～、ミッションの中で潜水艦を手に入れるところからスタートするんでしょうかね。

高級そうなクラブに呼び出されました。いちばんランクが低いシャンパンで3万ドル！　いつか飲んでやるぞ!!

ラブに来たからにはダンスしないと。フッフーッ♪　ってそんな場合じゃないですね。

ふむふむ、ストリックラーというハッパやら白粉で儲けまくっている人がいる孤島から金を盗む作戦のようです。

潜水艦がいるそうですが……なるほど、用意してくれるんですよね。

　と思いきや、自分で“コサトカ潜水艦”を購入する必要があるようです。「どれくらいで買えるんだろう？」と、すぐさまゲーム内のスマホからインターネットページ・ウォーストックを見てみると、トップにコサトカ潜水艦があるじゃないですか。……220万ドル!?!??!?!?　いまの資金じゃ挑戦できないじゃん!!

ミゲル！　お金を持ってるなら買ってよ!!　アンタのお父さんはカルテルのボスのマーティン・マドラッゾでしょ!?

　現時点での手持ちは約60万ドルしかないので、あと160万も必要なことがわかりました……。これ、なかなかたいへんじゃない？　というわけで、今回は模索しながらお金稼ぎに挑戦することにしました。ちなみに、ゲーム開始初期は23万ドル持っていたので、そこからコンタクトミッションなどで30万ドルくらいは稼いでいたようです。

■まずは既存のものでいろいろ試す！

　前回から引き続きコンタクトミッションを遊んでいて気づいたのは、どうやら報酬はいわば時給制になっていること。ミッションの時間に掛けた長さで報酬が増えるみたいで、最大15分のミッション時間なら最大報酬が得られるようです。またレース系の場合は最大8分とのこと（ちなみに難易度変更でも報酬額が変わります）。

　とはいえ、報酬はだいたい2万ドル前後。弾薬費などを除けば投資なしで確実に稼げるのはいいのですが、報酬としてはそこまでおいしいとは言えません。コンタクトミッションだけで220万ドル溜めるのも可能っちゃ可能かとは思いますが……。ちなみにバイカーミッションは報酬2倍イベントのおかげで約4万ドルの報酬となっていました。それでも、目標金額を稼ぐには時間がかかるなと……。

　まず手を付けてみたのは、デイリーチャレンジ。1日1回3つのお題をクリアーすることで、RPと3万ドルがもらえます。基本的には気軽にチャレンジできる内容のものが設定されていますが、中には達成までいろいろな行程が必要な場合や、現時点では達成できないものもあるので“気軽にやれたらやろう”くらいの心構えでいいかもしれません。

“浴槽でリラックスしろ”というチャレンジではクルーザーやペントハウスを手に入れる必要があり、現時点では達成できませんでした。

　もうひとつ、“ダイヤモンドカジノ＆リゾート”の会員になることにしました。このリゾートホテルは2019年に大型無料アップデートで追加されたコンテンツなのですが、カジノでギャンブルしてお金を稼ごうとしているわけではなく、カジノにはデイリーボーナスがあり、そこでお金などの報酬が手に入ることを知ったからです。デイリーミッションよりもこちらのデイリーボーナスを活用していましたね。なお、ダイヤモンドカジノ＆リゾートを堪能する様子は、あらためてお伝えします。

なにやらカジノも楽しそうですが、いまは遊んでいる場合じゃありませんので……。

たったの500ドルで会員になれます。

これがデイリーボーナス。ルーレットで内容が決まるのですが、初回は5000RPがもらえました。高級車がもらえることもあるとか！

　そうこうしていると、ゲーム内スマホのメールに謎の写真が送られてきました。これは“トレジャーハント”というミニクエストのようで、写真と似た場所を探し出し、さらに表示される3つの場所から手掛かりを探し出せれば『レッド・デッド・リデンプション2』のコラボ武器“ダブルアクションリボルバー”が手に入るというものでした。どうしても欲しかったのと、お金稼ぎで目が血走っていたので、落ち着かせるためにもちょっと寄り道します。

写真と似た場所に行くと……。

なにやらメモがあり、トレジャーハントがスタート。

付近の場所自体はマップに表示されるので探しやすかったです。

けっこうサクっとダブルアクションリボルバーを手に入れられました。

　このダブルアクションリボルバーでヘッドショットを50回決めるとお金が手に入ると知り、このチャンスを逃すわけにはいかないと警官たちを呼び出してひたすらヘッドショットに（笑）。これを達成したことで、なんと25万ドルがもらえました！　ありがとう警察官！　ごめんね警察官！　ちなみに、これを達成したことでダブルアクションリボルバーが『レッド・デッド・リデンプション2』内でも使えるようになりました。うれしい。

隠れながら、とにかく迫りくる警察官をヘッドショットで達成！　お金のためやねん、許してぇな……。

　バイカーの仕事のひとつであるビジネスですが、うまくやれば1回で10万ドル以上は稼げるので、かなりおいしいです。ただ、在庫を増やさないといけないですし、お金なしで材料を手に入れるのも時間がかかります。施設をパワーアップさせれば時短もできるようですが、そのお金がない……。ほかの手段で稼ぎながら製品を売りさばくくらいが、いまのところはちょうどよさそう。

ちょこっと製品が溜まっただけでも、遠くの地で売れば10万ドルゲット。かなりおいしい。製造品を運ぶのも時間がかかりますが……。

売却自体はカンタンで、ヘリに乗って指定地点に落として置き配するだけ。ウー●ーハッパ。

■いきなり社長になりました

　在庫を増やしている合間に、ほかのビジネスにも手を出してみますか！　ということで、エグゼクティブオフィスを購入してCEO……つまり社長になってみました！　なぜお金を貯めないといけないのにエグゼクティブオフィスに使ったのかというと、たまたまイベント期間中で、エグゼクティブオフィスなどが半額でCEOになりやすい時期だったのです。倉庫も半額だったので、手持ちから60万ドルほど払ってCEOのビジネスを始めました。

　また、イベント期間中にCEOのビジネスに成功すると25万ドル、さらに3回達成すればさらに25万ドルがもらえるとのことで、合計50万ドルが手に入る！　差し引き10万ドルで新しいビジネスを始められる！　というわけで、いきなり社長になっちゃったのです。

オフィスが安い！　半額の50万ドル!!

会社の名前は“西川組”にしました。他意はありません。健全です。超健全です。

ちなみにCEOになると、アシスタントさんからスナックを無料でもらえる（補給できる）ようになります。前回でスナックの大事さに気づいたので、ありがたいところ！

　あくまでお金稼ぎ編ということで、今回はCEOについての詳細はいくつか割愛しますが、CEOのビジネスのひとつ“極秘貨物”は、簡潔に言うと倉庫に貨物を入荷して、溜め込んでから売ると高額になるというもの。貨物の入荷は部下に依頼することでも手に入りますが、お金を払えば自分でも入荷できます。前者は少し時間がかかりますが、後者は即決でドン！　というCEOらしい感じです。

　極秘貨物の入荷イベントは、ただトラックに乗って移動するだけで済む……ことはマレです。だいたい何かしらのイベントが待っていて、襲われたり警察に追われたり貨物が盗まれたりと、バラエティー豊かな展開が楽しめます（楽しんでいる場合じゃないけど！）。

コツコツと貨物を溜めて売るだけなのですが、購入費などが必要なので若干お金はかかります。

貨物の入ったバンが盗まれたりと、毎回メチャクチャな展開が待っています。これが楽しい！

目に見えて倉庫に貨物がどんどん埋まっていくので達成感があります。

　貨物は最大3個まで同時に入荷が可能で、個数が増えるほど入荷費は上がりますが、手間は省けます。ここで注意すべきなのは、貨物が個別に3個出現する場合があること。貨物はひとり1個しか運べないので、その際は時間の都合で2個しか拾えなかった……なんてこともありました。

ちなみに悲しい初回の貨物配達の様子。配達はトラック、船、飛行機の中からランダムに選ばれて、ちょっとしたトラブルなども発生します。

ドキドキしながら飛び立ったわけですが「あれ？　そもそもどこに飛べばいいんだ？」と、空中でマップをチェック。

あっ。

あっ、あっ、あっ。

せっかく集めた貨物6個がーッ!!　この失敗から、配達任務には慎重になりました……。

　時間はややかかりますがランダム性があって、毎回楽しみながら稼げるのもポイント。1回の売却でだいたい20万ドル前後は稼げるので、そこそこもうかります。また、オフィスから“物品類輸出”を選択でき、時間が経つごとに物品を運ぶだけで5万ドル（初回は15万ドルでした！）を稼げるのは、けっこうおいしいかも。

トラックは比較的カンタン。追手に追われたりするだけですが、トラックが超強いので問題ないです。18万ドルゲット！

低空飛行しないと配達できないなんてことも。

こちらも18万ドル！　こうやってコツコツと売りさばいていました。

物品類輸出は気軽にできるビジネス。これも追手が来たりしますが、とくに問題はありませんでした。

　ちなみにCEOまたはボスになると専用の乗り物を呼び出せるようになります。オススメは“バザード”という武装ヘリで、ミサイルを撃てるのでなんとも便利で。しかも、街中だろうと即座に呼び出せるので利便性がかなり高い。ただし購入していないと、使用するたびに2万5千ドルも取られてしまうので、壊れないように慎重に乗ってミッションなどに活用していました。お金を貯めたらバザードを買うのも目標のひとつになりましたね。

　先述したように、CEOについてはほかにもできることがあるのですが、今後CEO編としてよりくわしくお伝えできたらいいなと考えています。

飛べる、どこでも瞬時に呼べる、攻撃できる……と便利なバザード。CEO（ボス）になると挑戦できるチャレンジミッションでも、バザードは活躍してくれました。

■ゲーム内イベントは超重要！

　さて、『GTAオンライン』ではゲーム内イベントが頻繁に開催されています。一部のレースミッションの報酬がなんと3倍になっていたりするので、そこそこの報酬が手に入ります。レース好きなら周回プレイでけっこう稼げるでしょう。

　また、コミュニティシリーズというジョブも実装されました。これはほかのプレイヤーが制作したミッションに挑めるというもので、公式側が厳選したミッションをプレイヤーが定期的に遊べます。イベント期間中は報酬が2倍だったのですが、それよりも3回クリアーするだけで20万ドルも手に入るというなんともおいしい！

　タイムアタックイベントなども定期的に開催されていて、達成するたびに高額報酬が得られるようですが、どれも参加するためにはマシンを購入する必要があり（購入しないと参加できない、もしくはスピードが絶対的に足りないので達成できないことも）、お金を貯めるいまの段階では利用しませんでした。

このRCカーを使うタイムアタックイベントも……。

RCカー自体が159万ドルするなど、けっこうな資金が求められるので、いまは断念。

　やはり資金が潤沢に越したことはない。そのためにいまがんばっているわけで……ということで、今回お伝えしたいのは『GTAオンライン』で開催されるイベントにのっかればけっこう稼げることです！　やはり最新情報をチェックすることは大事ですね。しかし、クリアーすれば100万ドル以上稼げるという“カヨ・ぺリコ強盗”……いったいどんなミッションなんだ!?

そういえばゲームを始めたてのころに“カヨ・ぺリコの鍵”を手に入れていました。何に使うんだろう？

　といった感じで、CEOになった時点では10万ドルしかない状態だったのが、極秘貨物をメインにいろいろやって貯めましたよ、180万ドル……！　ちなみに、イベント報酬のボーナスマネーは即時もらえるわけではなく、最大で72時間ほど反映に時間がかかるようです。今回のプレイで得たイベントの達成報酬は、現時点ではまだもらえていないのですが、180万ドルにイベント報酬を合わせれば220万ドル以上は実質的に持っている……はず！　ちなみにここまで紹介してきたお金稼ぎの方法は、たくさんある方法の中の一例にすぎません。ほかにもさまざまな稼ぎかたがあるので、そこは今後お伝えしていきます。

さて、ここまでくればつぎこそコサトカ潜水艦が買えるでしょう！　待ってろ、カヨ・ペリコ!!

気づけばプレイヤーランクも9から32になり、ごろつきを卒業してトリガーとなりました。ト、トリガー？