数多くのニュースがファミ通.comを賑わせました

 激動の年となった2011年。ゲーム業界的にもニンテンドー3DSやPlayStation Vitaといった新ハードの発売を中心に、数多くのニュースがニュースラインを賑わせてきました。ゲーム総合サイトのファミ通.comでは、そんなニュースの数々をつぶさにお届けしてきたわけですが、ここでは年末恒例企画として、ファミ通.com 2011年アクセスランキングTOP100をお届けします(集計期間:2011年1月1日~2011年12月27日)。

 1位に輝いたのは、年明け早々2011年1月27日に掲載された“PlayStation Meeting 2011実況中継!”(⇒記事はこちら)。実況中継は、ファミ通.comの人気記事ですが、PS Vitaが初めて発表されたということもあり(当日の名称はNGP)大きな注目を集めた模様。あまりに気になる読者が、F5を連打したのがアクセス数の高さに結びついたのかも。ちなみに、やはりファミ通.com読者のPS Vitaに対する関心は相当に高いようで、同じく2011年1月27日の36位“【写真20点追加】PSPの後継機、NGP(Next Generation Portable)の詳細が公開”(⇒記事はこちら)や、39位“PS Vita予約状況リポート第2弾――こ、この行列は何百人だ……?【ヨドバシAkiba編】(⇒記事はこちら)、45位“PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)”の仕様や参入メーカーが明らかに”(⇒記事はこちら)、95位“【PS Vitaプレイ日記/第1回】初めまして、買ってきました、起動しました”(⇒記事はこちら)などがランクイン。

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▲2011年1月27日に行われた““PlayStation Meeting 2011”。平井氏がNGPの発表をした。

 2位は、2011年5月19日に配信された“『モンスターハンター』シリーズがiPhoneで配信決定! 今度のモンハンは指で狩る!【独占動画】”(⇒記事はこちら)。人気作『モンスターハンター』シリーズがiPhoneで配信されるという衝撃は大きかったようで、堂々の2位に。 なお、『モンスターハンター』関連記事の人気は凄まじく、上位5本中、3本が『モンスターハンター』関連。4位は“『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』発表!”、5位“『モンスターハンター4』がニンテンドー3DS向けに衝撃発表!”などのビッグニュースがランクインしている。

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▲こちらは、2011年12月10日の『モンスターハンター3(トライ)G』の発売日の模様から。『モンスターハンター』シリーズは2011年も大きな話題を集めた。

 『スーパーロボット大戦』シリーズも、ファミ通.comの読者に注目度の高いコンテンツ。3位に入った“プレイステーション3で『スパロボ』が登場!!『第2次スーパーロボット大戦OG』”(⇒記事はこちら)を筆頭に、13位“『Z』の続編がついに始動!!『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』”、43位“さらなる機体が判明!『第2次スーパーロボット大戦OG』”、54位“『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』のPVを公開”など、TOP100中に6本入っている。

 ちなみに、ロボットつながり(?)で言及しておくと、本当に根強いのが『ガンダム』人気。9位の“【特集】初めての『Gジェネ』第1回”(⇒記事はこちら)を始め、14位“『ガンダムVS.』シリーズ最新作がプレイステーション3で出撃!!『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』”など、こちらも6本がランクイン。『ガンダム』強し!

 多くの関係者が認めるように、ソーシャルゲームの台頭も2011年の大きなトピックのひとつ。ソーシャルゲーム関連では、“ぼくと契約して、魔法少女になって魔女を倒してよ! 『契約★魔法少女』がGREEにて配信開始!”(⇒記事はこちら)が6位にランクイン。折からの魔法少女ブームの波に乗って注目度を集めた部分もあるのかも。

 そのほか、7位に入った“『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』装いも新たにPS Vitaで登場”(⇒記事はこちら)、8位の“『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』今度は南の島でコロシアイ”(⇒記事はこちら)などの注目作の記事がランクイン。スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXIII‐2』や『ファイナルファンタジー零式』関連の記事も複数ランクインを果たしている。

 というわけで、以下にファミ通.comアクセスランキングTOP100をお届け!

■2011年ファミ通.comアクセスランキングTOP100■
順位 記事
1 PlayStation Meeting 2011実況中継! (2011年1月27日)
2 『モンスターハンター』シリーズがiPhoneで配信決定! 今度のモンハンは指で狩る!【独占動画】 (2011年5月19日)
3 プレイステーション3で『スパロボ』が登場!!『第2次スーパーロボット大戦OG』 (2011年5月19日)
4 『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』発表!(2011年5月22日)
5 『モンスターハンター4』がニンテンドー3DS向けに衝撃発表 (2011年9月13日)
6 ぼくと契約して、魔法少女になって魔女を倒してよ! 『契約★魔法少女』がGREEにて配信開始!(2011年5月6日)
7 『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』装いも新たにPS Vitaで登場 (2011年9月1日)
8 『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』今度は南の島でコロシアイ(2011年8月4日)
9 【特集】初めての『Gジェネ』第1回 (2011年2月3日)
10 『閃乱カグラ -少女達の真影-』お色気満載ガールズアクションゲーム (2011年4月14日)
11 スクウェア・エニックス第1制作部カンファレンス実況中継!(2011年1月18日)
12 『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)(仮題)』神喰い、新章 (2011年9月15日)
13 『Z』の続編がついに始動!!『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』 (2011年1月7日)
14 『ガンダムVS.』シリーズ最新作がプレイステーション3で出撃!!『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』 (2011年8月25日)
15 【動画あり】テレビアニメ「アマガミSS」第2期製作決定! (2011年8月13日)
16 【速報】『ファイナルファンタジーXIII-2』がPS3、Xbox 360用ソフトとして2011年に!――【スクエニ第1制作部カンファレンス】 (2011年1月18日)
17 『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』アトラス×アークシステムワークスの挑戦 (2011年9月1日)
18 『NEWラブプラス』 シリーズ最新作ついに公開! (2011年5月12日)
19 『ギレンの野望』シリーズ最新作が登場『機動戦士ガンダム 新ギレンの野望』 (2011年6月30日)
20 『プロ野球スピリッツ 2011』『プロスピ』の新年が開幕 (2011年1月6日)
21 ポケモンファン必見! 『スーパーポケモンスクランブル』で特別なポケモンと出会える”あいことば”を公開!! (2011年8月11日)
22 MAGES.がPCブランド設立! 第1弾ソフトは『シュタインズ・ゲート 8bit』 (2011年7月21日)
23 『無双OROCHI2』シリーズ最新作は史上最大級の『無双』 (2011年9月29日)
24 『うたわれるもの2』、『ティアーズ・トゥ・ティアラ2』、完全新作『ジャスミン』を発表 (2011年1月27日)
25 『アクアパッツァ』アクアプラスから2D格闘ゲームが登場 (2011年1月27日)
26 『鉄拳タッグトーナメント2』登場キャラクターの一部が判明! (2011年1月17日)
27 『グランナイツヒストリー』ヴァニラウェア開発の完全新作RPG (2011年3月31日)
28 『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』の発売が決定、話題のアニメがPSPで初ゲーム化 (2011年8月11日)
29 『ヒーローズファンタジア』アニメ10作品のキャラクターが集合した新作RPG! (2011年8月4日)
30 『ファイナルファンタジーX』HDバージョンがPS3とPS Vitaで発売決定【速報】 (2011年9月14日)
31 『AKIBA’S TRIP(アキバズトリップ)』禁断のストリップアクション! (2011年3月3日)
32 『ICO』『ワンダと巨像』 の発売日が2011年9月22日決定、数量限定スペシャルボックスも登場 (2011年6月3日)
33 『フェイト/エクストラ CCC』新衣装を公開 (2011年12月8日)
34 『俺の屍を越えてゆけ』12年の時を越えてPSPに! (2011年3月31日)
35 iPhone 4Sはauとソフトバンクから2011年10月14日発売、10月7日より予約開始 (2011年10月5日)
36 【写真20点追加】PSPの後継機、NGP(Next Generation Portable)の詳細が公開 (2011年1月27日)
37 これで全パーティーメンバーの詳細が判明!『ファイナルファンタジー零式』 (2011年8月25日)
38 『DARK SOULS(ダークソウル)』至極のファンタジー新生 (2011年2月3日)
39 PS Vita予約状況リポート第2弾――こ、この行列は何百人だ……?【ヨドバシAkiba編】 (2011年10月15日)
40 『LOLLIPOP CHAINSAW(ロリポップチェーンソー)』須田剛一氏が贈る猛毒ゾンビ青春アクション! (2011年7月21日)
41 【動画あり】カプコンが放つ完全新作アクション『ドラゴンズ ドグマ』電撃発表【CAPTIVATE 2011】 (2011年4月13日)
42 新機軸のガンダムゲームが登場!『ガンダム メモリーズ ~戦いの記憶~』 (2011年4月1日)
43 さらなる機体が判明!『第2次スーパーロボット大戦OG』 (2011年6月4日)
44 『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012』5種類のハードで登場 (2011年7月21日)
45 “PlayStation Vita”の仕様や参入メーカーが明らかに (2011年6月7日)
46 『アイドルマスター2』がプレイステーション3で発売決定 (2011年7月21日)
47 『キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]』開発スタッフインタビュー――【完全版その4】 (2011年1月30日)
48 『キングダム ハーツ 3D[ドリーム ドロップ ディスタンス]』新たな仲間との冒険が始まる! (2011年9月23日)
49 『シュタインズ・ゲート』それはPSPという世界線。 (2011年2月17日)
50 “あなたの好きな“こじはる”はどれ?”キャンペーン第3弾がスタート (2011年12月20日)
51 『デビルサバイバー2』悪魔使いと侵略者の戦いが始まる! クリエイター陣のコメントも掲載! (2011年3月24日)
52 『実況パワフルプロ野球2011』の最新作がPSPとプレイステーション3で登場 (2011年4月28日)
53 召喚獣を操作して戦える!『ファイナルファンタジー零式』 (2011年4月29日)
54 『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』のPVを公開 (2011年1月12日)
55 『グレイトバトル フルブラスト』コンパチヒーローが活躍するアクションゲーム最新作! (2011年11月17日)
56 『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II』がPSPで発売決定! (2011年10月27日)
57 これが噂のPSP携帯? XPERIA PLAYのデザインが公開 (2011年2月7日)
58 『ルーンファクトリー4』シリーズ生誕5周年! (2011年6月30日)
59 【特集】初めての『Gジェネ』第3回 (2011年2月15日)
60 超怖いアリスが帰ってきた! 『アリス マッドネス リターンズ』 (2011年5月12日)
61 『ファイアーエムブレム(仮題)』や『カルドセプト』の新作がニンテンドー3DSに! (2011年9月13日)
62 『モンスターハンター3(トライ)G スペシャルパック』オリジナルデザインのニンテンドー3DS本体同梱版が発売決定 (2011年10月6日)
63 『アラド戦記』“過去最大”の大型アップデートを実装 (2011年11月25日)
64 『テイルズ オブ ジ アビス』不朽の名作がニンテンドー3DSに (2011年2月9日)
65 【アンケート結果】ユーザーオススメのPS3用ソフト、1位は納得のあのタイトルに! (2011年11月25日)
66 『ファイナルファンタジー零式』の主役を担う訓練生たちを公開 (2011年3月25日)
67 オリジナルのロボット&キャラクターがついに判明!!『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』 (2011年2月24日)
68 『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)(仮題)』の最新PVを独占先行公開! (2011年9月15日)
69 Wii用ソフト『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』が発売決定 (2011年5月11日)
70 『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』最強の機体で最強のバトルを! (2011年10月21日)
71 【特集】初めての『Gジェネ』第2回 (2011年2月11日)
72 『FFXIII-2』&神話“ファブラ~”開発スタッフインタビュー【完全版その1】 (2011年1月28日)
73 『ワンピース 海賊無双』人気の『ワンピース』が“無双”に! (2011年9月5日)
74 若き戦士たちの戦いを詠う者『ファイナルファンタジー零式』 (2011年9月23日)
75 『DARK SOULS(ダークソウル)』キャラクターの素性を10種類から選べ (2011年8月18日)
76 『ロボティクス・ノーツ』最新ムービーを公開【映像配信】 (2011年3月1日)
77 PlayStation Networkでネットワーク障害が発生中 (2011年4月22日)
78 『NO MORE HEROES RED ZONE Edition(ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション)』ついにPS3でZ指定版が解禁 (2011年4月22日)
79 『デビルサバイバー オーバークロック』極限のドラマを描いたシミュレーションRPGがニンテンドー3DSで復活! (2011年1月6日)
80 『絶体絶命都市4 -Summer Memories-』発売中止が決定 (2011年3月14日)
81 『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』アトラスの完全新作RPGが登場 (2011年4月28日)
82 『テイルズ オブ エクシリア』不思議な少女とぬいぐるみを紹介 (2011年3月19日)
83 『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』ついにバトル画面公開! (2011年1月31日)
84 『ロストヒーローズ』新たな“コンパチヒーロー”シリーズが始動!【映像配信】 (2011年10月21日)
85 『DARK SOULS(ダークソウル)』プレイ・インプレッション (2011年9月22日)
86 『ロボティクス・ノーツ』科学アドベンチャーシリーズ第3弾ついに情報解禁!! (2011年8月4日)
87 『X』のユウナが異界に舞う『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』 (2011年1月22日)
88 過去最高の濃密さ! 『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』プレイインプレッション (2011年11月23日)
89 “スライム肉まん”全国ファミリーマートにて2011年11月発売 (2011年9月5日)
90 PSP2にはドコモの3G回線が? PSP2とPSPhoneは別モノ? (2011年1月25日)
91 日本国内のPlayStation Networkサービス再開スケジュールが更新 (2011年5月8日)
92 『ファイナルファンタジー零式』に、シリーズおなじみの男が登場! (2011年5月27日)
93 『NEWラブプラス』カノジョとのより密接なコミュニケーション (2011年6月17日)
94 『シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん』Xbox 360で待望の新作! (2011年2月17日)
95 【PS Vitaプレイ日記/第1回】初めまして、買ってきました、起動しました (2011年12月17日)
96 『女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』密室で何が!? (2011年10月20日)
97 NGPの詳細が判明!? SCEプレスカンファレンス実況リポート【E3 2011】 (2011年6月7日)
98 【速報】iPhone版『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』配信日が決定! 先行プレイ動画も配信 (2011年8月1日)
99 『フロンティアゲート』の体験版を独占配信 (2011年9月8日)
100 プレイステーション3に新型番“CECH-3000B”が登場、本体重量・消費電力がダウン (2011年6月20日)

記者が見た、2011年気になるトピックは?

 さて、2011年の年末企画ということで、ここでは、この1年間取材現場を駆け回った記者たちに、2011年を振り返ってもらいました。聞いた項目は3つ。(1)2011年を振り返っての感想、(2)2011年印象に残ったトピック、(3)2011年もっとも印象に残ったソフトです。記者たちが分析する、2011年はどんな年だったのでしょうか?


■阿部ピロシ

(1)2011年を振り返っての感想
 ニンテンドー3DSとPS Vitaの発売を筆頭に、じつに話題の多かった1年でした。両ハードの発売日はもちろん、PS Vitaの予約開始日や、『モンスターハンター3(トライ)G』の発売日なども早朝から店舗の様子を取材しましたが、いずれも盛りあがっており、ゲームファンの熱の高さを実感できました。震災の影響もあり、ゲーム業界全体の市場規模としては低調な数字に終わった1年でもありますが、来年以降の隆盛に向けた萌芽の1年でもあったと確信しています。

(2)2011年印象に残ったトピック
 上記に関連して、個人的に印象に残ったのは、“『テイルズ オブ エクシリア』発売初日で出荷本数が50万本突破”、“ニンテンドー3DSの国内累計販売台数が400万台を突破”など、景気のいいニュースに対して大きな反響があったことです。ここ数年、日の出の勢いのソーシャルゲームに押され、元気がないと評されることの多いコンシューマーゲーム業界ですが、明るいニュースもたくさんありました。また、それを喜んでいるゲームファンが多いということをとても心強く思いました。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
 『みんなのGOLF 6』。いままで通りの『みんGOL』としても極めてクオリティーが高く、気軽に楽しく遊べるのは当然として、同時に、技術的にも遊びの形としても、“いま”でしか成立し得ないようなチャレンジもなされています。とくに新しい遊びの部分がどれだけ受け入れられるのか、注目していきたいタイトルです。
 個人的に一番遊んだのはWiiの『ファミリーフィッシング』。癒されました。


■キモ次郎

(1)2011年を振り返っての感想
 ニンテンドー3DS、PS Vitaという新ハードの発売……というのはほかの人が言っていると思いますので、少し違ったことを。今年は東日本大震災の発生に伴う電力不足などから、多くのイベントが開催中止または延期となりました。そんな状況の中、9月に東京ゲームショウ2011が無事開催されたのは、"開催された"という事実だけでも、ゲームファンとしてとても励まされるものでした。加えて、来場者数が過去最高を記録。不安な時期にこれだけの人がゲームを求めて訪れたということに、ゲームの力というものを改めて感じた次第です。

(2)2011年印象に残ったトピック
 コンシューマーゲームに関する話題でなくて恐縮ですが、iPhone4Sの発売が自分にとっては大ニュースでした。いままで3GSを使っていたのですが、4Sにアップグレードして世界が激変。動きサクサク、映像キレイキレイで、もう以前の生活には戻れません。あと、購入したものの3GSではもっさりしまくりだった『ファイナルファンタジータクティクス』が、4Sに変更したことでストレスなく遊べるのが最高です。以前の生活には戻れません。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
iOS版『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争
名作は色褪せないです。今日もモンクのアビリティー"チャクラ"で経験値稼ぎの明け暮れです。

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3
プライスとソープの戦いがついに終結。終盤で訪れるあるシーンに男泣きです。あと、マルチプレイも相変わらずおもしろいです。

The Elder Scrolls V: Skyrim(ザ エルダースクロールズ V: スカイリム)
ボリュームいっぱいで時間が足らないです。一日が30時間くらいあればいいのに、と思いながら今日も錬金術で薬を作りまくって売る、ある意味リアル錬金術の明け暮れです。


■トマト杉原

(1)2011年を振り返っての感想
(2)2011年印象に残ったトピック
 ニンテンドー3DSとPS Vitaという新しい携帯ゲーム機が発売、ソーシャルゲームもさらに勢いを増し、ゲームユーザーにとって、いろいろな選択肢が例年以上に増えた年だったように思います。電車での移動中やちょっとした空き時間に「どれで何を遊ぼうか」と悩むほど。取材をしていると、大手ゲームメーカーの多くも、これからソーシャルゲームにも力を入れていく方針であることがうかがえ、隙間の時間の奪い合いは来年以降も激化しそうです。
 印象に残ったトピックスは、ニンテンドー3DSの値下げ。発売から半年足らずで10000円の値下げはインパクトありました。と同時に、そこからニンテンドー3DSが勢いを増し、『マリオカート7』や『マリオランド 3D』、そして『モンスターハンター3(トライ)G』がミリオンを突破。年末にはニンテンドー3DSの販売台数も400万を超え、Wiiも好調。今年も振り返ってみれば、けっきょくのところ「任天堂強し」に落ち着いた印象です。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
 『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』、『DARK SOULS(ダークソウル)』、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』、『バトルフィールド 3』、『ファイナルファンタジー零式』などいろいろ傑作がありましたが、1本に絞るとなると『ファイナルファンタジーXIII-2』かなと。物語が進む構造をガラリと変え、新規フィールドも多数用意し、バトルシステムにもマイナーチェンジにとどまらない変更が加えられ、前作とは別の作品と言っていいほどの大胆な進化を遂げています。エンディングもいろいろな意味で衝撃的でした。


■古屋陽一

(1)2011年を振り返っての感想
 ご存じの通り、ゲーム業界にとってハードの切り替えは転換期。やはり、2011年はニンテンドー3DSとPS Vitaに尽きるといったところでしょうか。「ゲーム業界は右肩下がりの状況で……」と言われるなか、期待を集めていた新ハードですが、そういった意味では、ニンテンドー3DSの累計販売台数が400万台を超えたことは、ゲーム業界の片隅に身を置く者としてはうれしくもあります。ゲームは魅力的なコンテンツであるということを、改めてアピールできた年になったのではないかと。
 それとともに心配になるのが、日本と欧米における開発力と投入できるコストの差の広がり。これは数年前から言われていたことですが、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』や『The Elder Scrolls V: Skyrim(ザ エルダースクロールズ V: スカイリム)』といった海外の超大作を見ていると、「日本のゲーム会社が対抗していくのは相当たいへんなのでは?」との思いを強くします。きっと日本のゲームメーカーならではの切り口を求められるようになる。海外の大作が続々リリースされた年だけに、そんなことも強く感じました。

(2)2011年印象に残ったトピック
 なかなかに印象的なトピックが多いのですが、“直近で”ということで、前述のニンテンドー3DSが400万台突破でしょうか。とくに11月に入ってからのニンテンドー3DSの販売台数の伸びはものすごく、毎週のように「今週はニンテンドー3DSがこんなに売れているよ!」と話題にしていました。物事には流れに乗るということがあるんだなあ……と実感。やっぱりハードが売れるとうれしくなります。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
Dance Central』、『Dance Central 2
Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ
Kinectというのは、個人的にもとても興味を持っているテーマでして、そのKinectの可能性を広げるタイトルということで、『Dance Central』、『Dance Central 2』『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』は印象深かったです。ぼくみたいなヘタなプレイヤーでも、(ぼくなりに)楽しく遊べました。


■ミル☆吉村

(1)2011年を振り返っての感想
 まずはソーシャルゲームが恐ろしく伸びた年だったと思います。編集部内外から「血の出るゲームしかやらない」と評されるハードコアゲーマーの当方でありますが、既存のゲーム業界がこの流れに乗っていること自体は好ましいことと考えています。
 といいますのも、便宜上ゲームという名前がついているとはいえ、基本的に別物だと思っているからです。今年『ゼルダの伝説』や『ドラゴンクエスト』が25周年を迎えましたが、私らは25年後、「あの年の夏は『●●(好きなソーシャルゲームの名前を入れてください)』をやっていたなぁ」と友達と語ったり、「そういやあのシーンでマジ泣いたわ」と思いだすだけでグッと来たりするでしょうか?
 どちらもエンターテインメントを提供していますし、既存のゲームの文法と共通する部分もあるのですが、その実はちょっと異なります。先ほどの疑問点、前者は友達とクラン組んで城攻めを超頑張っている人なんかは後々そう思うかもしれません。ですが、私は魅力的なお話や見たことのない世界の提示をゲームに求めてきましたから、現状のソーシャルゲームにはあんまりグッと来ません。ですが、ソーシャルゲームという新たなビジネス手段で獲得した収益をベースに、とんでもなく超スゴい、私らを泣かせたり、驚かせたり、25年後も語りたくなるようなコンシューマーゲームを作って頂ければ、まったく問題ございません。いつか人を泣かせるようなソーシャルゲームが出てくれば、もっとすばらしいと思います。我々はみな営利企業であって、お前が感動するかどうかは重要ではないよ、と言われてしまうと困るのですが。
 スマートフォンゲームなども振り返ると、ゲームが多様化した年だと思います。テキストアドベンチャーの移植などに顕著ですが、スマートフォンはインターフェースに限界があるものの(擬似ゲームパッドで完全に満足している人、どれだけいるでしょうか?)、スマートフォンのインターフェースや容量で十分なゲームについては、売上と予算しだいでは十分なんじゃないでしょうか。予算が分散するだけで回収がうまくいかなかったりすると困るのですが、アウトプット先が増えることそのものは喜ばしいことです。ニュース屋としては今後の業界の動向を見守りつつ、ゲーマーとしてこれからもゲームに泣かされたり打ちのめされたりすることを期待しています。

(2)2011年印象に残ったトピック
 震災。
被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
PC担当としては、募金を集めるにあたって、オンラインでの少額決済手段を課金のために持っているオンラインメーカー各社が迅速な動きを見せたのは頼もしくありました。ゲーマーとしては、来年以降、この経験を活かしたタイトルの出現に期待したいと思います。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
TES V: スカイリム
何百回となく描かれてきたファンタジー世界も、とことん作り込めば圧倒的に鮮やかで没入感高く提示できるというのに打ちのめされました。完全に大人向けの話を大人向けの描写で、膨大な予算を使って作り込む。「わからないと困るから優しく説明してあげよう」とか、セールスが減るから描写をマイルドにしてレーティングを下げよう」といったことはあんまり考えないベセスダ・ソフトワークスの徹底した意思と、それが成立する市場をうらやましく思います。


■ロマンシング★嵯峨

(1)2011年を振り返っての感想
 ソーシャルゲームとスマートフォン関連のニュースが倍増したことが印象的です。とくに
KONAMIやコーエーテクモゲームスのソーシャルゲーム部門での成功が記憶に残っています。コンシューマー関連では、やはりニンテンドー3DSとPS Vita、ふたつのハードが発売されたことが大きいです。どちらもネットワークとの親和性・ソーシャル性を持っており、とくにPS Vitaはスマートフォンのように使用できます。現在、私のカバンの中にはニンテンドー3DS、PS Vita、iPhone4が入っていてとても重いのですが、それぞれの楽しさがあるので、いずれかを置いていくことができません。願わくば、女性が持ちやすいように軽量化していただけるとうれしいです(笑)。

(2)2011年印象に残ったトピック
 いちばん衝撃的だったのはニンテンドー3DSの値下げです。任天堂がこのような思い切った施策を取るとは思わず、驚かされました。賛否両論ありましたが、結果ニンテンドー
3DSの普及が進んだのはゲーム業界にとってプラスだったと思います。また、非常に個人
的な話ですが、スライム肉まんを一度も拝めなかったことが残念です。朝晩近所のファミ
リーマートをチェックしましたが、一度もエンカウントできませんでした。もう少し生産量を増やしていただけたら……と思います。とはいえ、ふだんゲームをプレイしないような人でも、Twitterやブログでスライム肉まんのことを話題にするほどで、肉まん発売週は世間がにぎわっていて楽しかったですね。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
おさわり探偵 なめこ栽培キット
コンシューマーでハマったゲームは数多くあれど、iPhoneアプリでここまでハマったのは初めてでした。ファミ通Appに開発者インタビューも掲載されているので読んでみてください。
※前編はこちら※後編はこちら


■ワタナベリィ渡辺

(1)2011年を振り返っての感想
(2)2011年印象に残ったトピック
 2011年は“新しい携帯ゲーム機の登場”と“スマートフォン向けゲームの急成長”が印象に残った1年でした。これまでゲーム市場を牽引してきたふたつの携帯ゲーム機の後継機が登場したことで、だんだんと活気が出てきたな、と感じました。また、2011年は多くのゲームメーカーがスマートフォン向けゲームへ参入し、各社の看板タイトルをスマートフォン向けにリリースしたほか、GREEが東京ゲームショウ2011でブースを初出展するなど、大きな話題になりました。家庭用ゲーム市場もスマートフォン向けゲーム市場も来年はもっと盛り上がると思います。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
 国内出荷本数が100万本を突破した、カプコンの『モンスターハンター3(トライ)G』です。私もプレイ中なのですが、すれちがい通信ですれ違う人(Mii)のほとんどが『MH3(トライ)G』をプレイしているのを見て、『モンハン』の人気の高さを実感しました。



■佐治キクオ

(1)2011年を振り返っての感想
 さまざまな話題のあった1年でしたが、振り返ればやはり3月11日に発生した東日本大震災。ゲームのみならず、あらゆるエンターテインメントに関わる人たちが、娯楽というものの存在意義を改めて考えた1年だったのではないでしょうか。ゲーム業界のニュースを伝える我々としても、ゲームメーカー各社の復興支援への取り組みをしっかりと伝える。また、ひとつでも多く明るい話題を、ということに注力した1年でした。ゲームで遊ぶ、ゲームの話題で盛り上がる、ということはどういうことなのか? ニュース班一同、熟思したことを忘れずに今後も精進していきたいと思います。

 最後に、ファミ通.comニュース班記者一同より、被災された方、復興に携わっている方に心からお見舞い申し上げます。まだまだ寒さの厳しい時期が続きますが、お体などどうぞご自愛くださいますよう。

(2)2011年印象に残ったトピック
 1年を通して見たニンテンドー3DS関連のトピックが印象的でした。発売の直後に震災があり、その影響もあって期待通りとはいえない船出となったニンテンドー3DS。その後、発売後半年での本体値下げ、年末商戦での爆発的なハード販売台数、付随してキラータイトルも順調に販売本数を伸ばす、と1年を通して注目の集まる話題でした。任天堂らしくない前半とらしい後半という印象を持ったゲームファンも多かったのではないでしょうか。

(3)2011年もっとも印象に残ったソフト
 まずは、今年のゲーム業界を盛り上げてくれたすべてのソフトに感謝です。個人的にプレイ時間が長かったのは、『Kingdom Conquest』、『実況パワフルプロ野球 2011』、『ダンボール戦機』、『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- エクステンド』、『ファイナルファンタジーXI』、『モンスターハンター3(トライ)G』。まだまだ遊びたい、遊び足りないソフトがたくさんあるので正月休みにそのあたりをと。

 というわけで、2011年もファミ通.comをご愛顧いただきありがとうございました。スタッフ一同感謝しております。そして、引き続き2012年もよろしくお願いいたします。