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「『ラグナロクオンライン』に足りないのは、ばかです!」~もしオンラインゲーム運営者がドキュメンタリー番組に出演したら(1/5)

ドキュメンタリー番組に取り上げられると、その業界がとても魅力的に見える。オンラインゲームを盛り上げるヒントが隠されている気がするので、『ラグナロクオンライン』運営チームに協力してもらってドキュメンタリーっぽい記事を作ってみた。

●写真をドキュメンタリー番組風にするとかっこいい

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▲壮大なBGMを思い浮かべながら見てほしい写真。

 いきなりドキュメンタリー番組みたいな写真から記事を始めてみた。

 “人”を題材にしたドキュメンタリー番組が好きなのだ。実直に手を動かす職人や縁の下の力持ちがスポットライトを浴びる番組なんかは、見ていて泣きそうになる。

 「かっこいいなー」と思うあまり、その業界全体も魅力的に見えてくる。魔法みたいだ。この魔法を活用すれば多くの人がオンラインゲームに興味を持つと思うが、映像コンテンツを作るのはたいへんだ。


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▲「これはPC用MMORPG『ラグナロクオンライン』運営チームのみなさんがドキュメンタリー番組に出たときの1シーンである」と言ったら信じてもらえるだろうか。

 そこで、冒頭のドキュメンタリー番組風写真である。取材記事の合間に挟む写真を加工してドキュメンタリーっぽくしたらおもしろいのではないか。

 この写真がSNSでバーッと拡散されたら、「どんなゲームなんだろう」と興味を持ってもらえる可能性もある。そんな蜘蛛の糸より細い可能性を信じつつ、魔法を使ってオンラインゲームファンを増やしたい。


●写真をドキュメンタリー番組っぽくする方法

 誰をネタにしようかと考えて、最初に思いついたのが、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの中村聡伸さんだ。PC用MMORPG『ラグナロクオンライン』(以下、RO)好きが高じて『RO』運営チームに所属することになった彼は、生放送などで人前に出ることも多く、熱心なプレイヤーにはおなじみの存在である。

 あまり『RO』を知らない人が、中村さん(ひいては『RO』)に興味を持つように、ドキュメンタリー風に紹介していく。


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▲『RO』は正式サービス13年目を迎えるMMORPG。中村さんの人生を変えるだけの何かを秘めている。

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▲こちらが中村さん。青いシャツがトレードマーク。

 中村さんの前職はPCゲーム雑誌ログインの編集者。手始めに彼と『RO』の出会いをドキュメタリー番組っぽくしてみよう。

 彼と『RO』の出会いは2002年にさかのぼる。当時は開発元の韓国GRAVITY社が日本でのβテストを直接行っていた。既に遊んでいたプレイヤーのイラストやプレイ日記をネットで見かけたのがきっかけだ。

 ガンホーさんが日本での運営を引き継ぎ、日本語サポートを強化してβ2テストが始まった2002年8月、プライベートで遊んでいた彼の感性に、ログイン編集者としての本能がクロスオーバーする。

中村さん「これからは日本人のプレイヤーも絶対に増える。紹介しないとログイン魂がすたる」

 出ました名言! これをドキュメンタリー風にするとこうなる。


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▲この元写真を、

▲画像編集ソフトで加工して、

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▲どーん!

 ぐっと迫力が出た。ドキュメンタリー風にする方法を研究したところ、

・写真のコントラストを強くする
・写真のなかの1色を強調するなどして印象的に
・画面上部の左右にロゴや内容を端的に表したテキストを入れる
・印象的なセリフを字幕表示

 こういった方法が見えてきたので、適用してみたのだ。研究したといっても、録画してあった番組を見ただけである。新潟の研磨職人がかっこよかった。“ドキュメンタリー”で画像検索したら、似た雰囲気の画像がたくさん出てきたので間違ってはいないと思う。

 それでは、小細工を駆使して中村さんの半生をまとめていこう。


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▲すでに『RO』が気になってきた人はこちら。