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「『ラグナロクオンライン』に足りないのは、ばかです!」~もしオンラインゲーム運営者がドキュメンタリー番組に出演したら(5/5)

ドキュメンタリー番組に取り上げられると、その業界がとても魅力的に見える。オンラインゲームを盛り上げるヒントが隠されている気がするので、『ラグナロクオンライン』運営チームに協力してもらってドキュメンタリーっぽい記事を作ってみた。
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●機材にこだわると職人っぽくていい

 松尾さんが熱意のあるデザイナーで、好きな職場で楽しく働いているのはよくわかった。せっかくなので、女子力高めのエピソードがあれば聞いてみたい。ふつうの女子っぽいところを見せて親近感を抱いてもらおうという作戦である。何かないですか?


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▲ちょっとなに言ってるかわからない。

 精密さが重要なグラフィックの仕事をしているのに、びよんびよん跳ねたらだめだろう。「女子っぽいエピソードないですか?」と聞いたからダイエットの話をしてくれているのだろうか。

 理由を聞くと「跳ねると集中力が上がるらしいんですよ」という回答。ダイエットのためでもないのか。揺れたら絵に影響しそうだけど。


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▲試しにバランスボールに座った状態で絵を描いてもらった。びよんびよんしながら、すごい集中力。

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▲松尾さんのお気に入りアイテム“[衣装] ゆきうさニット帽”。

 自宅でもイス代わりにバランスボールを使っているので、ふつうのイスだと違和感があると言っていた。すごくおもしろいエピソードだとは思うが、女子力とは少し違うと思います。

 女子っぽい話を聞くのは諦めて、栗山さんと中村さんにも機材や持ちもののこだわりを聞いてみた。

 栗山さんは職場も自宅も同じデバイスで統一している。マウスは“ZOWIE GEAR FK2”、マウスパッドは“SteelSeries Dex Gaming Mousepad”、キーボードは“REALFORCEシリーズ”。対人戦には精密な動きも重要なのだ。


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▲アクションやFPS系プレイヤーのようなラインナップ。

 中村さんのこだわりは自宅のPCデスク。4台のPCをコックピット状のPCデスクに設置し、プレイ中に待ち時間が発生するのがもったいないため、つねに複数のPCを起動している。1秒たりともムダにしないための工夫は、別の部分にも表れている。


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▲何か操縦できそうな中村さんの自室。

 写真をよく見ると、下のほうに鉄アレイが置いてある。中村さんはつねに複数のことをしていないと「ムダがあるんじゃないか」と感じるため、軽い運動で気を紛らわせているのだとか。鉄アレイのほか、強さの違う3種類のハンドグリップも用意している。


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▲中村さんの写真のストックが切れたので、ログイン時代に撮った写真を使った。妙な安定感があって驚く。

 中村さんの発言内容が難解になってきたので、話を松尾さんに戻す。いまの『RO』で見てもらいたいのはどこか。返答は“進化”。「『RO』がかわいいゲームだというのは、ご存知の方も多いと思います」。

 昔は開発側の都合で制限も多かったが、いまは違う。体に被るデザインの表現ができるようになり、特殊なエフェクトを施せるようになり、外見に反映される装備が増えた。『RO』は見た目で楽しめるゲームとして、いまなお進化を続けている。


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▲かわいいゲームといえば『RO』。

 斬新な仕組みを提案すると、「こんなのできない」、「時間がかかりすぎる」と苦言を呈されることもある。それでも松尾さんはアプローチを諦めない。それは中村さんと栗山さんにも共通する想いだ。


●画像の加工に10時間以上かかってしまった

 最後に、ドキュメンタリー番組っぽく「あなたにとってオンラインゲームとは」という質問をぶつけた。以下の部分はスガシカオさんか中島みゆきさんの歌声を思い浮かべながら読んでください。


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▲エンディングの1シーンっぽくエンドロールを加えた。

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▲対象が社会とは。大きく出た。

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▲写真をテレビに出力してスマホで撮影し、インスタントカメラ風に加工した。テレビに出てるっぽい!

 当初の予定では中村さんと栗山さんに話を伺い、読者に「おもしろい人が『RO』を運営しているんだな」と思わせつつ親しみを持ってもらいたかった。

 だが、彼らの経歴が特殊なあまり共感しにくい話題が多かったので、急遽、一般的な流れで入社した松尾さんにも手伝ってもらった次第である。

 ガンホーさん、いつもネタ記事に付き合ってもらってありがとうございます。助かってます。


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▲『RO』運営スタッフに興味がわいたらまずはプレイ。



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