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2015年8月31日(アーリーアクセスは8月27日)にサービス開始予定の、プレイステーション4、プレイステーション3、PC用オンラインゲーム『ドラゴンズドグマ オンライン』。そのクローズドベータテスト1(2015年7月7日~15日)に参加した編集者やライターが、プレイレポートをお届け!
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【プレイ日記】「これがやりたかったんだ……!」大塚角満がその世界で感じたこと 『ドラゴンズドグマ オンライン』アルファテストリポート
2015-04-30 12:00:00
●『ドラゴンズドグマ』で暮らしたい筆者の目に、オンライン化はどう映ったのか
2015年4月20日~28日に、アルファテストが実施された『ドラゴンズドグマ オンライン』。前作に惚れ倒して本まで出してしまった編集者兼作家の大塚角満が、アルファテストに触れて感じたことを綴る。
◎プレイリポートのまとめページはこちら
※『ドラゴンズドグマ オンライン』アルファテスト プレイリポート特設サイト
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■ゲームの世界に入りたかった、すべての人々へ
このシリーズの礎となった記念碑的な作品、『ドラゴンズドグマ』の思想とゲーム画面が初めて公開されたときの感動は、いまでも鮮明に覚えている。
“和製オープンワールド大作”、“ハイファンタジーの世界”、“手ごたえが伝わるアクションシーン”。
『ドラゴンズドグマ』の周囲で踊る勇ましいキャッチフレーズにいちいち心躍らせ、巨大なモンスターを相手に躍動する“覚者”と“ポーン”のスクリーンショットを見て手に汗握ってしまった。こいつはスゲェ……! とんでもないことになったっ!!!! 文字情報と数枚の画面写真を見ただけなのに、俺はたまらず『ドラゴンズドグマ』の関係者に名を連ねていた人々にメールを送ってしまったのだ。
「こんなゲームを待っていました!! 作ってくれて、ありがとうございます!!」
ゲーム業界に身を置いて20年にもなるが、こんな“ファン丸出し”のメールを開発陣に送ったことって、ほとんど記憶にない。ベテラン記者を“いちゲームファン”に引き戻し、なおかつ後先考えないメールを送らせてしまったタイトル。『ドラゴンズドグマ』の誕生は、それほどのインパクトがあったのである。
しかし、1発目の発表は凄まじかったけど、その後トンと話を聞かなくなって、忘れたころに規模が縮小されたものが発売される……ってこと、ゲームに限らずどの業界にもよくある話でしょう。いわゆる竜頭蛇尾ってヤツだが、『ドラゴンズドグマ』はそんな四字熟語などせせら笑い、恐るべき頭と、それに違わぬ立派な尻尾を持った巨大なドラゴンとなってファンの前に姿を現した。それを見て俺は再び、
「開発者の皆さん!! 本当にありがとう!!><」
とむせび泣いて、雄大なハイファンタジー世界の住人となったのである。結果、俺は“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”という、このゲームのプレイ日記を発信するブログを立ち上げて記事を書き、シリーズ2作目の『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』でもそれを続けて単行本まで出してしまった。
1作目と2作目で、この世界を何周したのかわからない。
道端に転がる岩の形も、木の枝ぶりもすべて覚えるほどに身をゆだねた結果、俺は自分が暮らすさいたま市以上に『ドラゴンズドグマ』の世界に詳しくなったのである。
しかし――。
遊べば遊ぶほどにチラチラと、“ある想い”が顔を覗かせるようになった。このゲームはこのゲームで、十分に満足している。これ以上何かを望もうなんて思わないけど……でも思っちゃうんだから仕方ない!!! それは、ズバリ……!
「……『ドラゴンズドグマ』がオンラインゲームになって、仲間といっしょに冒険できるようになったら最高なんだけどなぁ」
1作目にも2作目にも、ポーンのシステムを使ったユル~いネット上のつながりは存在した。これはこれで、他のプレイヤーに干渉されずに黙々と遊ぶことができたので、人見知りの俺からしたら「ユルい!! スバラシイ!!」と快哉を叫ばざるを得ないものだったのである。しかし、ゲームを進めるうちにつぎつぎと強大なモンスターが出現するようになり、そのたびに「うおおおおお!!! すんげぇぇぇぇぇ!!!」と驚かされて、
「この驚きと感動を、誰かと共有したい!!!」
と強く強く思うようになった。そしてこの気持ちが、「誰かといっしょに、このモンスターに挑みたい!!」に昇華されるまで、さして時間はかからなかったのだ。
――あれから、3年。
いま俺の目の前で、おなじみ“サイクロプス”が暴れている。手に持った巨大な棍棒を振り回し、「誰も近寄んじゃねえ!!」と周囲の生き物を恫喝しているようだ。でも、それに怯むことなく距離を縮め、じりじりと追い詰めんとする4人の人影……。
「引きつけます!!」とシールドセージが言った。
「怒ったら任せて!!」とプリーストが続く。
「遠距離から狙う!!」とはハンターの人――。
妙に冷静で、的確な立ち回り。3年の歳月で、キャラクターのAIはここまで進化したのか!?
いや、違う。NPCでも、ポーンでもないのだ。正確な射撃でサイクロプスの目を狙っているハンターも、矢継ぎ早に回復魔法を唱えるプリーストも、タンクの役割を必死にこなそうとしているシールドセージも、すべて血の通った俺の仲間なのだ! そんな彼らに、ファイターの俺は力強く応えた。
「了解!! しがみついて、引き倒すのでヨロシク!!!!」
ずっとずっと、これがやりたかったんだ……! チャットでキチンと仲間に意思を伝えながら広大な世界を冒険し、戦うことも、逃げることも共有して、“『ドラゴンズドグマ』で暮らしたい!”って。
子どものころに、君も思っただろ?
「この手から、火の魔法が出ないかなー」とか。
「大きな剣を手に持って、ドラゴンと戦ってみたいな!」とかとか。そして、
「本物の仲間といっしょに、ファンタジーの世界を歩いてみたいな!」
って。
そのすべてが、『ドラゴンズドグマ オンライン』の中にあった……!
まだアルファテスト!
まだまだ開発中!
そんなことはわかっているけど、ほんの一瞬触れただけで、俺がずっと待っていたゲームが現れてくれたことがわかったのだ!
“ゲームの世界に入ってみたい”と思ったことがある、すべての人々へ。
『ドラゴンズドグマ オンライン』に、ぜひ触れてほしい。
鎧の重さも、モンスターの恐ろしさも、そして仲間の温もりも全部、この中に入っていると思うから。
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