オンラインマルチプレイの魅力を生放送から紐解く！†

　いよいよ2016年12月1日まで、あと2日！　マジで楽しみですが、昨日2016年11月28日に配信された“ウォッチドッグス2 日本語版発売直前生放送 Vol.2”はご覧になりましたか？　アイドルの古川未鈴（でんぱ組.inc）さんとゲーム実況者の弟者（2BRO.）さんによる大暴走オンラインマルチプレイ、MCの今立進（エレキコミック）さんによる的確なツッコミでかなりカオスな状況が楽しめました。

　これはいい機会ということで、今回は『ウォッチドッグス2』のオンラインマルチプレイを解説していきます。ゲームプレイ画面は放送から切り出したものなので、ご了承ください。

シームレスに展開するマルチプレイ†

　『ウォッチドッグス2』のオンラインといえば、シームレスにシングルでのキャンペーンプレイとマルチプレイがつながっていることが特徴です。オンラインにつないでおけば、リクエスト画面などに移行することなく、スムーズにさまざまなマルチプレイを体験できるのです。フレンドと何気なしにオープンワールドを探索しながら、さまざまな協力プレイを楽しんだり、かと思えばデータをハッキングされたり賞金首になったりと、『ウォッチドッグス』ならではのマルチプレイが楽しめます。

　オンライン用にもいろいろなマルチプレイモードが用意されています。敵対組織のエリアに挑んでさまざまな目的のクリアーを目指す“協力オペレーション”や、前作でも好評だった“ハッキング侵入”、新モードの“バウンティハンター”＆“追跡対象”など、どれもアツい内容ばかり。各所で発生するフリーロームオペレーションで協力して、リワードを集めるのも楽しいですよ。

連携のおもしろさがアツい協力オペレーション†

　
　ここからは、生放送で公開されたオンラインマルチプレイをベースに解説していきましょう。
　チャレンジする協力オペレーションは、ユーメナイが警備するエリア（スートロ・タワー）から暗号化されたドライブを盗み出すというもの。まずはジャンパーで施設内に潜入して、敵の配置や行動を観察します。

　とりあえず警備員のひとりをどうにかすれば、目的の場所まで一気に進めそう。ということで、放送では近接戦闘で片づけていましたが、たとえばひとりが携帯電話をハックして注意を引いて、その隙にもうひとりが侵入するなんてこともできそうです。

　
　
　ひとつのデータは入手できましたが、もうひとつは閉回路で閉鎖された電子ドアの向こうにある模様。ネットハックモードで回路のノードを確認し、解除に向かいます。電子ロックされたドアを見たら、すぐにノードの経路を確認するクセはつけたほうがよさそうです。このときは周囲に敵がいませんでしたが、敵がいる場合はオブジェクトをハッキングして敵を気絶させるなど、即対応しなければならない状況もあるので、迅速な行動がカギとなるからです。

　電子ドアを解除したものの、データを持っている警備員はあまり動かず、警備ロボットも徘徊していて、なかなか近づけません。そこで取った戦略が、本作ならでは！　一方のプレイヤー（弟者さん）がダンスして音を立てます。すると、その気配に気づいた警備員が、何事かと様子を見に外へ出てきました。そこで、隠れていたプレイヤー（未鈴さん）が背後からアタック！　音をエサに敵をおびき出したわけです。無事にデータを盗み出したら、あとは警戒範囲外へ逃亡して、クリアーとなりました。

　
　
　今度はちょっと応用編ということで、別の場所に隠されたデータファイルを盗み出す協力オペレーションへ。前と違うのは、ファイルのダウンロードに時間がかかるということ。どちらかのプレイヤーが完全にダウンロードするまでは、その場を離れられないんですね。しかも、今回のエリアは高い塀に囲まれていて、侵入経路が限られています。しかも、電子ドアはアクセスキーがないと開かない状況です。

　弟者さんが取った戦略は、まず未鈴さんをエリア内に送り込むこと。エリアのすぐ横に巨大なクレーンがあるので、クレーンをハッキングして未鈴さんを敵に見つかりにくい建物の屋上へと運びました。『ウォッチドッグス2』では、クレーンやフォークリフトなど、ctOS 2.0で制御された重機をハッキングして操作できるのです。ただし、あまり長いことハッキングしているとctOS 2.0が異常を察知して回路を閉ざしてしまいます。ある程度まで戦略を立てて、手早く事を進めたほうがよさそうです。

　
　
　続いて弟者さんも潜入すべく、電子ドアの解除に向かいます。アクセスキーは倉庫内にありそうなので倉庫のドアをハッキングして、外からアクセスキーの入手を試みます。警備ロボットをハッキングできるリサーチ（スキル）もあるので、習得しているリサーチを活用すれば、いろいろな手段が考えられます。

　
　
　立入禁止エリアに侵入した弟者さんは、一気に目的まで進みます。が、狭いエリアにけっこうな数の警備員と警備ロボットが……。こんなときは、高い位置で全体を把握できるプレイヤーが行動を指示したり、ハッキングで敵の注意を逸らしたりするといいかもしれません。射撃に自信があれば、自分に敵を引きつけて銃撃戦をくり広げているうちに、一方がデータを入手するなんてのもアリです。

　
　
　弟者さんが無事にダウンロードを開始しましたが、異変に気付いた敵が増援を要請しました。警備員の警戒レベルも上がるので、ここからはちょっとしたミスが致命的になる状況です。

　未鈴さんは先ほど使用したクレーンを弟者さんが隠れているコンテナまで移動して、ゴンドラで救出する釣り作戦に出ましたが、操作にとまどっているうちに停止してしまいました。狙いは非常によかったのですが……。けっきょくダッシュで逃亡するというハメになりましたが、逃げられりゃいいんです！　でも、先ほどの増援が集まっている場合もあるので、けっこうしんどいかも。未鈴さんがクルマを入り口に回して待機、ピックアップして逃走！　なんていうパターンもあったかも。

バウンティハンターは対人戦もアツい！†

　
　“バウンティハンター”と“追跡対象”は、本作から登場する新しいオンラインモードです。その名の通り“賞金稼ぎ”がテーマになっており、2名から4名のプレイヤーが参加することができます。このモードでは、追う側と追われる側のスリリングなバトルが楽しめるところがキモとなります。

　バウンティハンターとなったプレイヤーは、逃走するターゲットの無力化を目指して追いかけます。追跡対象となったターゲットはバウンティハンターから逃れるべく、あらゆる手を駆使して行動します。お互いがハッキング能力を持っているので、追う側は車両をハッキングして移動を阻害したり、追われる側は車両止めで追うクルマを破壊したりなど、いかにハッキングで立ちまわるか、その読み合いが楽しい！

　ターゲットになったプレイヤーを最大3人までのライバルが追う状況もありますが、協力プレイを楽しんでいたフレンドを味方のして力を合わせながら、ハンターと警察の追撃を阻止することもできます。目的を達したプレイヤーは、フォロワーやビジュアルカスタマイズアイテムなどのリワードを獲得できます。追跡対象となったプレイヤーがハンターを無力化できれば、ボーナス報酬をゲットすることができます。

　
　
　放送では弟者さんと未鈴さんが追跡対象となり、追ってくる警察とバウンティハンターから逃げるモードをプレイ。バウンティハンターモードをオンにしていれば、警察といざこざを起こせばすぐに突入するのです。

　ターゲットは弟者さん、未鈴さんはターゲットを守る立場になりました。しかし、キャンペーンモードではめったにみない警察手配度（ヒートゲージ）マックス状態だと、ヘリは来るわパトカーの量はハンパないわで、かなりカオス。パトカーは玉砕覚悟で体当たりをかましてくるので、運転もラクではありません。

　しかも、バウンティハンターがしっかりと追ってきており、ハッキングで運転のジャマをするのだから大変です。放送では未鈴さんのガス管ハッキングで自爆してしまい、警察に無力化されてしまいました。

　
　
　自分のハッキング能力とドライビングテクニックをフル活動しないと、なかなかバウンティハンターと警察組織の追跡からは逃れられないかもしれませんが、逃げ切ったとき（敵を無力化したとき）の解放感はハンパなさそうです。追う側になったら、自分の中に眠るサディスティックな一面が爆発しそう……。

　
　
　こんな激戦で大騒ぎするのもいいのですが、まったりフレンドとドライブしたり、ビールを飲んだり、クルージングで夜景観光としゃれこんだりと、オンラインプレイの楽しみかたはたくさんあります。本サイトで紹介したランドマークを探すのもおもしろいです。みんなで、サンフランシスコ・ベイエリアを自由に楽しみましょう！