“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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- 『戦場のフーガ2』絶望したシーンや思い出のシーンなどのファンアンケート結果発表・後編! ネタバレ全開で一挙公開

足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi

『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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『戦場のフーガ2』絶望したシーンや思い出のシーンなどのファンアンケート結果発表・後編! ネタバレ全開で一挙公開
2023-10-24 11:00:00
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先週お送りしたファンアンケートのキャラクター人気投票結果につづき、今週は『戦場のフーガ 2』をより掘り進めた質問の回答をおとどけ。前回に引き続き、日本からだけでなく海外からも多くの投稿があった。いろんなコメントを紹介。
なお、ストーリーの真相など重大な内容は避けているものの、記事の性質上ネタバレが含まれる点はご了承いただきたい。ゲーム本編をクリアー後に読むことを推奨する。
いちばん好きな絆イベントは?
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1位 メイのトラウマ マルト&メイ
2位 唐突なる恋人宣言 ソックス&ワッパ
3位 ベルマンの協力者 ジン&ブリッツ
4位 闘う理由 マルト&カイル
5位 家族ぐるみで シーナ&ブリッツ
子どもたちどうしが交流し親愛レベルが一定値を満たすと発生する絆イベント。キャラクターそれぞれの性格や背景が描かれる会話を楽しめるイベントとなっている。
そんな絆イベントでいちばん人気のあったものがマルトとメイの兄妹コンビによる“メイのトラウマ”。戦争がメイに与えた影響と、マルトが兄としてそれをどう対処するのかがしっかりと描かれているのが、物語全体のテーマにも即していて好評だったようだ。
第2位は、ソックスとワッパの“唐突なる恋人宣言”。まさかこのふたりがという組み合わせだが、ソックスとワッパが実験的にボーイフレンド・ガールフレンドになるのは大笑いしたなどの意見が多く。シリアスな展開の中にも癒しを与えてくれたふたりに票が集まった。
そして、人気投票でも人気の高かったジンとブリッツのコンビによる“ベルマンの協力者”では、敵どうしの立場でありながら、お互い戦争で父親を失ったふたりが偏見を捨て去った友情が描かれた。ジンが帝国を受け入れるようになり、初戦を終えてふたりがより仲よくなったやり取りに好意的な意見が寄せられた。また、マルトとカイルの兄弟のような関係や、シーナが自分の殻を破り内気な性格を捨ててブリッツの妹のために力を貸す姿が描かれたイベントなど、子どもたちのいろいろな関係性が丁寧に描かれているところに好意的な意見が多かった。
共感と覚悟どっちを選ぶ?
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『戦場のフーガ2』より登場した“ジャッジメントシステム”。作中のマルトの行動により“共感”と“覚悟”のパラメーターが変化するもの。マルトのリーダーとしてのふるまいや、イベント、スキルなど、本作は“共感”と“覚悟”の選択が重要なテーマとなっていた。
プレイヤーからは“共感”のほうが圧倒的に支持されたようだ。まわりの人に寄り添おうとするやさしいマルトが人気のようだ。
いちばん思い出に残っているシーン
さまざまに心に残る名場面が多数ある本作。そんな思い出のシーンを訊いたこの質問では、クライマックスのシーンから子どもたちが元気をくれたシーンなどが多岐にわたる回答が寄せられた。
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シュトーレンとバウムがラストバトルのときに飛行艇で助けに来るシーン
・前作では悪い印象しかなかったけど、『2』でのふたりを見てわりと好きになった。
マルトが復讐を誓う
・とても力強いシーンだった。
・数章にわたって復讐に燃えながら、心が死んでいくような展開がとても好きだった。
ワッパ登場
・前作では口だけだったワッパが、ムードメーカーになれてる気がしてちょっとグッと来ました。
・ハンナを取り戻せなくてみんなが絶望してたときに、ワッパが来てくれてすごくうれしかった。心が軽くなった。
いちばん絶望したシーン
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ハンナの死
・自暴自棄になって目が死んでいるようなマルトを見るのがとても辛く、プレイヤーである自分自身もしばらくゲーム内だけでなくリアルでもしばらく暗くて絶望した気持ちにななりました。
・ハンナ死亡は何かを間違えたと思い、再度やり直してしまった。
・いっしょに旅に出た6人の子どもの誰かを、開発者が殺すとは思っていなかった。
バニラの死
・孤独を感じたバニラが誰かに心から打ち明けることができずに迎えた結末。彼女の年齢で、その感情にどう対処するのか。助けを求め、葛藤を乗り越える強さをどうやって見つけるのか。このシーンのおかげで、トゥルーエンドを迎えることへの満足感が高まった。
・1周目、バニラも救えず、ハンナも救えず、マルトが死亡エンドだったので「マジか……」と、なりました。何人か足りない集合写真の悲痛さよ!
マルトがハンナの死によって落ち込む
・ハンナを失ったマルトが、徐々に弱っていく姿に胸が張り裂けそうな思いだった。彼らを助けるためになんでもしたかった。
・マルトがハンナの死から立ち直るのに時間がかかるのは、腹立たしいと同時に絶望を誘うものだった。子どもがそのような行動をとるのは理にかなっているが、マルトがあれほど長い間制御不能に陥っているのを見るのは苦痛だった。
ここからは、“こんなことも聞いてみた”というアンケート結果をまとめて紹介。
いちばんたくさん食べた料理は?
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1位 フルーツパフェ
2位 ジャムプニオッシュ
3位 アプフェルシュトゥルーデル
戦車の改造、どこを優先する?
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1位 リアクター
2位 装甲
3位 キャノン
DLCコンテンツのコスチュームでほしいものは?
1位 『Solatorobo(ソラトロボ) 〜それからCODAへ〜』
2位 『.hack』シリーズ
3位 メイド・執事
開発者へのメッセージ
たくさんの開発者へメッセージが寄せられた。どれも熱いメッセージだらけなのだが、その一部を最後に紹介したい。
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・ケモノのゲームって数少ないので本当に感謝しかありません…! 子どもたちもかわいくて癒されますし、やり込み要素も多くて飽きません! 戦場のフーガシリーズを製作してくださり、本当にありがとうございます!!
・プレイして、最初からクライマックスな展開から始まり、子どもたちの別れ、マルトの殺意、覚醒、そして、まさかの黒幕……! ストーリーも前作からパワーアップした怒涛の展開に、鳥肌が立ちまくりました! とくに驚いたのが、テキストの数です。すべて確認したわけではないですが、インターミッションごとに話しかけたときのセリフがみんな違ったり、条件イベントもたくさんあったりして、開発者の皆さんがこのゲームにどれだけ力を入れて作ってくれたのか、もう頭があがりません。
・心と魂を『1』と『2』に注ぎ込んでくれてありがとう! 3部作の完結を楽しみにしています。
・“リトルテイルブロンクス”は私にとって大きな意味があります。『戦場のフーガ』でシリーズを続けてくれてありがとう!
・ターン制のRPGをあまり楽しめなかった私でも『戦場のフーガ』に夢中になっています。このようなすばららしいシリーズを作ってくれてありがとう!
・このシリーズに感謝しかありません。すこし大げさ聞こえるかもしれませんが、登場人物たちが私を落ち込んだ暗いところから助けだしてくれた気がします。
・PCのGame Passで見つけて遊んだところ、私のお気に入りのゲームシリーズのひとつになりました。信じられないほどの情熱のあるプロジェクトをありがとうございました。3部作を締めくくるのを楽しみにしています!
・“リトルテイルブロンクス”シリーズは、子どものころから私の心の中で特別な場所にいつもあります。今後の展開も待ちきれません。私は皆さんを応援しています!
・このゲームのすべてを楽しみたいので、「ソウルキャノンを撃つところを見るか」と思いプレイしても、どうしてもみんな犠牲にしたくないので1度も撃てないまま5周クリアしてしまいました。次回作を匂わせるようなエピローグがあったので次回作大変期待しております!
ここでは紹介しきれないほどのメッセージをいただいているが、以上でコメントの紹介を終了する。
いただいたメッセージのすべてを開発陣は目を通しているとのことなので、これからも熱い声援とともに、『戦場のフーガ』リリースを応援してほしい。
そして、3部作の完結となる『戦場のフーガ3』が待ちきれない!