“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi

『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第55回
2024-10-22 10:50:00
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【頭の方はどうかしら】
だいたいこの手の巨大怪獣にとりつく司令塔は頭部に決まっているという直感、ここにきてシーナのエンタメ偏差値の高さがうかがえる発言でしたね。
しかしどんな生物でもだいたい弱点は頭部か心臓(コア)だと決まっていますよね。
ちゃんと少年マンガや特撮映画のお約束を守るマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』です。
そしてちゃんとベレノスもカイエンもセットで頭部に収納されています。
ゲームだと前足を攻撃して倒したり、(背中を駆け上った後に)特殊なパルスを出すツノを破壊したりと、段階を踏んだうえで頭部にまでたどり着く流れだったのですが、マンガ版では長くなるのでそのへんはバッサリと削除してテンポアップしました。
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【ゲームにおけるボスバトルあるある】
これは本作に限った話ではありませんが、だいたいどんなゲームソフトにもラスボス(最後に登場するボス)というものが存在します。
作品によってパターンはさまざまですが、正直言ってだいたいの系統ができてしまっているように感じます。
1、魔族の人間として闘った後に本性を現して化物に変身するパターン
2、ボスだと思っていたら傀儡で本当のボスはさらに奥にいるパターン
3、巨大怪獣が出現してその中に侵入してコアを叩くことで退治するパターン
ハッキリ言ってほぼこの3パターン以外ってない感じがしませんか? ほかにあるなら教えてほしいくらいです。
ちなみに『戦場のフーガ』は3でしたね。『.hack』などのRPGは1のパターンが多い印象です。
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【では、『戦場のフーガ2』はどのパターンか?】
答えは3の亜流ということになります。
巨大怪獣がラスボスであることはシリーズの伝統ですが、そのままやってしまうと『戦場のフーガ』とまったく同じ展開になってしまいますので、今回は外側から攻めてだんだん上に駆け上がっていって頭部でラストバトルを繰り広げるという流れになっています。
そのためにわざわざ振り落とされてバウム&シュトーレンの飛行船とドッキングして頭部までたどり着くという周到っぷりです。
3のパターンの亜流というのは、『戦場のフーガ』でやっていたような内部のコアを目指すために移動するというプロセスとロケーションを外側に変えたという意味ですね。
最終的にコアである頭部を叩くということに変わりはありません。
みなさんはどのゲームソフトのどんなラストバトルが印象に残っていますか?
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【編集部コメント】
以前のコラムにて『戦場のフーガ3』にはヴァナルガンドが出ないという説明がありました。
となると、ラスボスとの邂逅も『3』では、いままでと違ったパターンになるのでしょうか。妄想が膨らみますね。
次話『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第56話は2024年10月29日(火)に掲載予定です。お楽しみに。