“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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漫画家
足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi
開発者からの連絡ノート
『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第58回
2024-12-03 10:50:00
【【<<「第58話」】】
【わたしはもう死んでいるの】
このへんは少しゲーム版とはセリフもニュアンスも意図的に変えている部分です。
ハンナ自身は霊体となっていますがあくまで死んでいるという事実は変わらないということです。マンガ版ではゲーム版以上にそこを強調しています。
ゲームソフトの場合はこういっちゃなんですが命が簡単に復活できるんですよ。
ほとんどのゲームには生き返る呪文やコマンドやアイテムが存在していて、バトル中に仲間が死んだとしても生き返ることができるようになっています。
これは本当にゲームならではの概念で、現実では死んだら終わりですがだからこそゲームの中でくらいは何度でもやり直せるという利点とすらいえます。
しかし、だからこそそんなゲームとマンガでは命に対する重さが異なるように感じています。
マンガとして物語を描いている以上はその命の重さにはより注意して配慮した結果がこういったセリフに現れているということなのです。
【アイツにそんな過去が!?】
この部分はこれから『戦場のフーガ3』の中で三部作を通した伏線として回収される内容となっています。
すでに『戦場のフーガ2』をプレイしていて最後まで遊ばれた方は、マルトがあんなにも「僕は長男だから」と言葉にしていた意味にうっすらと気づかれているのではないでしょうか。
その言葉の真意と真相は『3』の中で明らかとなっていきます。
ぜひ楽しみにしていてください。
ちなみにこのハンナがジルにマルトの話をするというシーンもゲーム版には存在しません。マンガ版ならではの演出となっています。
【悪かったな】
これまでにやってきたことに対してはにかみながら「悪かったな」と言葉にしているジルの表情がたまらないですね。
足立先生が描かれるこういう子どものなんとも言えない表情が大好きなんですよね。
「悪いことをしたらちゃんと謝る」
子どもたちを主人公に据えた作品である以上はこういった部分は大切にしていきたいんです。
【本当にそんなことが可能なのか?】
こういうときにただ喜んでいるほかの子どもたちと違って、ひとりだけ核心に触れるような思考をしているブリッツが大好きです。
なんでも「生き返ったんだからいいじゃん」では済ませてはいけないというメッセージが含まれていると思ってください。
誰よりも物事に対して冷静なブリッツだからこその思考で私はこういうキャラクターが大好きなんですよね。
これも例によってゲームには存在しないシーンとなっていて、マンガならではの演出となっています。
【編集部コメント】
マンガだからこそ描ける細かな描写などにより、ゲームで体験したストーリーへの理解が深まっていいですよね。
ジルの「悪かったな」という表情すごい好きです!
次話『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第58.5話は2024年12月10日(火)に掲載予定です。お楽しみに。