現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第45回
2021-05-03 11:00:00
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【1994年PlayStation発売】
それまでのゲーム業界は、正直任天堂のファミコン&スーパーファミコンが席巻していました。
かくゆう私も少年時代は“ゲーム=任天堂”というイメージしか頭の中になかったので1994年にPlayStationとセガサターンが発売されたときは、まったく意識していませんでした。
あるとき、少年ジャンプの巻頭に「シリーズ最新作『ファイナルファンタジーVII』はPlayStationで発売!」という記事を見て「ああ、こうして世界は変わるんだな」と思ったのを覚えています。
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【低価格ソフト&大容量革命】
スーパーファミコン末期に発売されたゲームソフトはもう1万円以上の価格帯になっていました。そのタイミングで5000円台の3Dポリゴンで動く大迫力のゲームソフトがつぎつぎとPlayStationから発売されたので、まさに業界がひっくり返るような“大ヒット=大騒ぎ”だったと記憶しています。
中でも『バイオハザード』や『ファイナルファンタジーVII』などはゲームシステムやグラフィック表現が革新的で「3Dになるとここまで表現が変わるのか」と驚きましたね。
【流通改革&リピート生産】
これはなかなか一般のお客様にはピンとこないかもしれませんが、じつは革新的な事でした。
この“流通改革&リピート生産”が実現したことで価格帯は安くなりましたし、欲しいときにお店に行くと必ず商品が並んでいるというチャンスロスが生まれない市場を形成したのでした(またコンビニでゲームソフトが販売されるようになったのもこの時期です)。
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【1996年有限会社サイバーコネクト設立】
サイバーコネクトというゲーム会社はサイバーコネクトツーの前身の会社ですが、まさにPlayStationがきっかけで誕生した会社とも言えます。
上記のようなさまざまな施策(“ゲームやろうぜ”含む)のおかげでなんの実績もない若者10名が福岡でゲーム会社を立ち上げたのでした。設立は1996年2月でした。
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【ゲームのヒットとゲーム機本体の値下げ】
大ヒットゲームが生まれるとそのゲーム機が売れるようになって、たくさんゲーム機が売れると生産効率が上がって本体の値段が安くなるという好循環がすごい速度で展開されたこともPlayStationの特徴ともいえます。
わずか数か月で5000円ずつ値段が下がっていったこともありました(およそ4万円の本体が最終的には1万円まで値下げされました)。
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【瓶は売れる】
ぜんぜんゲームとは関係ありませんが、作中で語られているとおり瓶は売れます。町の酒屋さんで買い取ってくれます。
私も少年時代はお腹が減ったらよく友人と町中をまわって瓶を拾い集めて酒屋で売って、もらった小銭で駄菓子を買ったりしていました。1本5円10円でも子どもの労働力でお金をもらえることが新鮮で最初にお金の仕組み(経済)を学んだのはこの時かもしれません、というと大げさですかね。
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【第46話の予告カットを公開!】
未来の謎の組織ジーガランドのザラキングから送り込まれた刺客たちによって、次々とゲーム機が壊されていく事件が発生。
そんな地球の脅威に立ち向かう5人の戦士。
ゼンカイに痛快! 電脳戦士 チェイサーマン!
次回、『ヴェインドリーム(3)』は5月10日(月)朝11時放送! 学校を休んで観てくれよな!!