チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第39回

2024-12-02 10:50:00

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第39回

シーズン2 第39話 “ 失われた楽園(6)”

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第39回

【めっきりハイボールばっかだよ】

 これはべつにアニメ業界とかゲーム業界とか関係ないですが、このエンタメ業界にいるおじさんたちはみんな不思議なほどハイボールが大好きです。

 作中ではそこまで詳しく言及しませんでしたが、身体のためにハイボールを選んでいるということなんです。

 だいたいエンタメ業界にいらっしゃるおじさんたちは何かしらの不調を抱えて生きています。それはおもに内臓系、というか、ほぼ肝臓です。飲みすぎなんです。

 ビールを飲みすぎて痛風になった人だっています。

 ハイボールというのはウィスキーを炭酸水で割った飲み物ですので、お酒としてはウィスキーを飲んでいるということなんですね。

 ウィスキーは糖質ゼロでプリン体も極めて少量なので、お酒の中でももっとも身体にやさしいとされているのです。

 だからおじさんたちは好んでハイボールばかりを飲むのです。

 え? そこまで気にするのなら飲まなきゃいいのにって?

 それができれば苦労はしないんですよ。

 酒はね、飲まずにはいられないんですよ、おじさんたちは。

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【氷や水や酒が完備されている】

 これは本当にそのとおりなんですよね(いっさいお酒を飲まない社長がいる会社であればまた別ですが)。

 だいたいどこの会社にもお酒や氷が用意されています。飲み会のために必要だからです。

 じつはサイバーコネクトツーだってそうなんです、きっちり用意されていますよ。

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 とくに東京スタジオでは業界飲み会などが開催されることが多いのでだいたいの飲むための道具(グラスやアイスペールやマドラーなど)は揃っていますし、いつでもさっと出す用意ができています。

 リフレッシュルームには冷蔵庫はふたつあってつねにビールやチューハイやハイボールが入っています(というか私のふるさと納税の返礼品ですね)。

 酒の用意って、じつはこうやって必要なことだったりするんですよね。

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【付き合いきれませんよ、馬鹿にしてます!】

 木本さんが怒って出て行っちゃいましたが、気持ちはわかりますよね。

 というか、これも実際に起きたことがある出来事だったりするんですよ(私ではありませんが)。

 酒盛りの光景を目の当たりにしてブチ切れて出ていった人を何度も見たことがあります。まぁ、その反応が普通だと思いますよ。ホントに馬鹿にしていると思いますし、どうかしてますよね。

「酒が入らないと調子が出ない」なんてことを言われたこともあります。

「シラフだとやってられないんですよ、この仕事は」というセリフもありましたね。

 本当に才能だけの人ばかりなんですよ、この業界は。

 けどね、そういう人たちが制作の中心人物だったりするので困ったもんなんですよねぇ。

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【編集部コメント】

 いろいろとめちゃくちゃな会議が続いているアニメ業界編ですが、酒だけじゃなくさらにいろいろ出てきそうですね。

 それを目の当たりにするのが正直怖いです。

 次回のマンガ『チェイサーゲーム』は2024年12月9日(月)に掲載予定です。