現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第40回
2021-01-04 11:00:00
【版権元監修】
マンガ原作などのキャラクター版権をお預かりして制作するゲームソフトは、こうした版権元のチェック&承認といったプロセスが必ず発生します。
そのきびしさはタイトルによっても異なりますし、担当者次第で本当にバラバラです。
ゲームシステムからシナリオやアイテム名まで細かくチェックされる場合もあれば、キャラクターの顔のグラフィックや頭身バランスだけをチェックされる場合などさまざまです。
【目安は2週間】
本当にあくまでの目安です。早く返答がある場合ももちろんありますが、1か月以上かかる場合もあります。
版権元の担当者はゲームソフトの監修だけをやっているわけではありません。タイミングによっては、テレビアニメや劇場版、そのほかのグッズなどを同時に監修しています。その仕事量はじつに膨大なのです。
【意にそぐわない内容】
たとえば、原作者の先生から「○○のようなイメージにはしないでほしい」といった具体的な要望があった場合には、とくに注意が必要です。
「特定のキャラクターのカップリングを意識的に楽しませるような内容にはしてほしくない」などの要望があった場合には、システム面でも細心の注意を払う必要があります。
【寝かせてから渡しましょ】
あんまりこの部分については言及したくないのですが、まぁ、はい、その、これも実際にあった話ですね。
もちろん弊社の話ではありませんが、他社さんのことであってもこういった話を聞いてしまうと私は超・激怒しますね。
【“害悪”は稀だが確かに存在する】
今回の『プロデューサー編』では更木というキャラクターの醜悪さが読者のみなさまの胃をキリキリと痛めつけてしまったと思いますが、残念ながらどの業界にでもこうした“害悪”が存在するということを、SNSなどでのみなさまの反応から浮き彫りにしてしまった気がします。
しかし、こうした“害悪”はやがて……ということで本編の続きを刮目して読んでください。
【飲みに行きませんか】
基本的な仕事上のやりとりはメールやチャットツールで行うのですが、なぜかLINEも併用して使われることが多いです。と言うよりも、業務上の機密にあたる内容以外のやりとりはほとんどがLINEと言ってもいいでしょう。今回のような飲みの誘いなんかは100%LINEですね。
以上、デバッグルームをお届けしました。
来週は、新春企画として2021年の『チェイサーゲーム』をどのようにしていきたいか、新年の抱負を松山社長を語っていただくテキストインタビューを配信予定です。皆さまが、やきもきしているであろう『プロデューサー』編の結末や、今後の展開などいろいろとお聞きしようと思っております。ぜひ、チェックしてみてください。