現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第36回
2020-10-19 11:00:00
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【経営統合と資本提携】
事実この20年くらいで本当に多くのゲームメーカーが経営統合と資本提携を繰り返してきました。もちろん決して悪いことはひとつもなくてより強力なパートナーシップをもって新しいエンターテインメントを提供するための戦略です。
そして、これは日本だけでなく海外のゲームメーカーも同様です。ゲームビジネスそのものが巨大な産業になってきたのですから当然の流れかもしれません。
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【ジーガ・エンターテインメント】
もちろん実在しない企業ですが前身である『ZEAL International』も『GENIUS ASSOCIATE』もそれぞれモデル企業が存在します。
あえてここでどこの会社がモデルであるということは言及しませんが想像していただければと思います。
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【なーんか違うと思う】
実際に言われたことがあるセリフです。そして、魚川の発言に対する返答も同様に実際にプロデューサーに言われたことがあります。
もちろん作中のような不毛なやりとりをくりかえすようなことはしませんでした。が、マンガの作中での展開がどうなるのかはこのあとのエピソードで確認してください。
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【考えて作るお仕事は皆さんの役目】
これも実際に言われたことがある言葉です。
本来プロデューサーとは“導く人”であり責任者です。完全に開発現場に丸投げしてしまうような人には務まるお仕事では決してありません。ただこういったタイプのプロデューサーが実在することも、一方では事実なのです。
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【お金が無いといいゲームは作れないの?】
これも実際に言われたセリフです。
ハッキリと言いますがお金がないといいゲームは作れません。もちろんアイデアを出すことも工夫することも大切ですが根本的な問題です。
予算・スケジュール・クオリティはバランスが大事でどれが欠けていてもよい仕事はできません。
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【無能の証明】
これも実際に言われたセリフです。
とは言え、今回のエピソードを作っていくうえで実際にあったことをそのまま執筆してしまうと読んでいる人に絶望しか与えない感じになってしまって、ぜんぜんエンタメ性がなくなってしまう恐れがあったためだいぶマイルドな表現にじつは抑えてあるということです。
要するに実際にはもっと酷いことを言われたことがあるということです。が、あくまでマンガ作品なので極力笑い飛ばせる範囲の表現にしてあります。
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【いっしょにご飯食べるのも仕事】
これは向き不向きはあれど非常に重要なことだと私は思っています。
「ふだんプロデューサーがどんなことを考えているのか?」ということを知る機会にもなりますし、逆に向こうもこちらの考えをしりたいかもしれません。相手のふだん見えてこない部分が見えてくることもあるのです。
あんまり長時間ダラダラと飲むのは感心しませんが、適度に会食したり飲んだりすることは大事なことだと思います。
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【2時間くらいずっと喋ってる】
プロデューサーは、やはりよくしゃべる人が多いです。
ある意味『しゃべる=伝える』ことが仕事とも言えるわけですから、はなすのが苦手だったり下手な人では務まらないかもしれませんね。
かくいう私自身もそうですが、2時間くらいは平気でしゃべり続けることができます。
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【第37話の予告カットを公開】
穴井のこの目、以前高校生のタツヤを路上でボコボコにしたときの目をしているじゃないですか……。
ということは、もしかして来週のお話では、更木が中州の裏路地で穴井にボコボコにされた挙句、明け方の博多湾に浮かぶ姿を拝むことができるのではないでしょうか!
第37話『ラストリコード(4)』 は10月26日(月)に配信予定です。
穴井「倍返しだっ!」