2018年10月26日の発売日を控え、どんどん新情報が明らかになっている『レッド・デッド・リデンプション2』。西部開拓時代の終焉の兆しとともにフロンティアが消滅しつつあるアメリカで抗う、ダッチギャングの"旅”の舞台。その一部をおさらいしよう。

　広大なオープンワールドで描かれる100年前のアメリカは、壮大で厳しい自然、粗野で荒々しい場所、そして電気が通った最先端の町まで、まさに時代の転換期にふさわしいバラエティ溢れるフィールドが用意されているようだ。マスク・ド・UH氏によるハンズオン・デモのリポートにも登場しているバレンタインを筆頭に、雄大かつ多種多彩、しかもそれぞれが個性的なエリアが登場するのも注目すべきポイントだろう。

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●バレンタイン

　ハートランドに位置するバレンタイン。粗野で騒々しいこの町では家畜の競売が行われ、遠路から商人、農家、カウボーイ、賭博家、無法者や商売女さえも集ってくる。稼いで飲んで騒いで、楽しいときを過ごすために……。

●アンズバーグ

　炭鉱の町・アンズバーグでの人々の暮らしは過酷だ。1世紀近くに渡り、ラナッチェ川の上へ下へと石炭を供給し続けてきたが、労働者の賃金は低く、労働環境は劣悪。この町の男の多くが探鉱作業中に命を失った。

●サンデニ

　北アメリカへの入り口であり、アメリカを貫く商業ルートで重要な位置を占めるサンドニ。ここでは文化と人々がごった返し、ビジネスマン、資産家、船乗り、労働者、物乞い、泥棒までもが隣り合わせに暮らしている。

●ハーゲン山

　雪深きハーゲン山は、アンバリーノのグリズリーにある、名高き山のひとつ。西にイザベラ湖を眺めてそびえるこの山の東にはベアトゥース小川が走り、西部山岳地帯を通る主要道路が南方のダコタ川まで通じている。

●ローズ

　表面上は礼儀正しく上品な南部の町。しかし、敵対意識や政治の腐敗はこの町に根深く残っている。というのは、かつて地主として栄えたふたつの旧家、ブレイスウェイト家とグレイ家による長年の対立があるからだ。

●ストロベリー

　小さな林業の町でしかなかったストロベリー。しかし、東海岸からやってきた風変わりな新市長は、ここに金持ちの観光客を呼び込み、文化の中心地にするべく町おこしを試みている。もっとも、これは地元住人のあいだでは困惑を呼んでいるという。

●ラグラス

　ルモワンのバイユーンワにある、小さく孤立した沼地の入植地。ここの住人はもっぱら自給自足で生活を営み、釣りをしたり、地域の案内人として、わずかばかりの生活費を稼いでいる。

　これは本作で描かれる世界の、ほんの一部だ。あらゆる要素をパワーアップし、最大限までリアルに描写する『RDR2』のオープンワールド。そのすべてをシームレスに体験できるのだから、没入感のレベルは言うまでもない。先立って紹介したダッチギャングの面々が、この町でどんなことをしでかしてくれるのだろうか？　それもプレイヤー次第となるのだが。