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『レッド・デッド・リデンプション2』6時間のハンズオンデモから見えた衝撃の幕開け! プレイインプレッション【前編】 

text by マスク・ド・UH

公開日時:2018-10-20 18:00:00

 ローンチトレーラーが公開され、事前ダウンロードも始まった『レッド・デッド・リデンプション2』。ますます期待が高まる本作だが、今回は事前に6時間にも及ぶハンズオンデモプレイを体験した洋ゲー冒険家のマスク・ド・UH氏によるロングプレイインプレッションをお届けする。ボリュームもたっぷりなので、前後編に分けての展開となることを、ご了承いただきたい。

初めての戦闘、そして列車強盗へ……幕開けから壮絶!

 俺の名はアーサー。モーガン。ボスのダッチに拾われて以来、ギャング一筋の人生だ。俺の行く手に待ち受けるのは希望か死か……。運命は己の手で切り拓かなければならない。

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 『レッド・デッド・リデンプション2』の世界は、すべてにおいて極限までリアルだ。よくあるゲーム的な省略が、ほとんど見られない。アーサーの全行動が、ゲームの中で物理的にも内面的にも影響を与える。こんなゲームがいままであっただろうか?

 ハンズオンデモプレイのオープニングは、ブラックウォーターでの強盗作戦に失敗して、雪深き山間部に逃亡するダッチギャングの一行の姿から始まる。寒さの中で弱気になる仲間たちを鼓舞するボスのダッチだが、先行きが見えない逃亡生活に不安がつのるばかりの仲間たち。そこで皮肉を言うのが、我らが主人公のアーサー・モーガンだ。旅はここからがスタートする。

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 なんとか山小屋を見つけた一行だが、その中では先客たちによる宴会が行われていた。宿にできないか、交渉に立つダッチ親分。しかし、そこにいるのは善良な家族ではなく、家族になりすました悪党たちの巣だった! まさに映画『ヘイトフル・エイト』な展開に、いきなり心が躍る。そして、ここから壮大なチュートリアルが始まるのだ。まずは、山小屋の野盗相手に銃撃戦の基本を習得する。吹雪の中での撃ち合いは、映画以上に迫力満点だ。銃撃戦を制して小屋の中を捜索し、床下に隠れていた生き残りの女性を助け出してから、ほかの仲間と合流。もっと大きな山小屋を発見したというので、移動することに。

 雪が止み、束の間訪れた晴れのあいだに、偵察に向かったまま行方不明になった若手のギャング、ジョン・マーストンの捜索が始まる。高所は馬だけでは踏破できず、徒歩で崖を下り、雪山の奥深くで重傷を負ったマーストンを発見。怪我人や女子どもを抱えて、いよいよ逃亡生活も行き詰まってきたダッチギャングは、ここで起死回生の策に出る……が、その前に、キャンプの食料が尽きる寸前だったので狩りに行くことに。

Hunting & Fishing 1

 本作の狩りは、『グランド・セフト・オートV』においてトレバー専用ミッションとして登場したハンティングのアクティビティを、さらに進化させたものと考えていい。風下に立ち、音を立てぬように弓矢を使うのが基本(銃声でほかの獲物が逃げてしまうため)。動物の移動経路はアーサーの特殊な視点から追跡できるが、接近しすぎるのは禁物だ。弓矢の射程ギリギリから仕留めるのが、成功の秘訣。獲物の死体はマップ上に×印で表示されるので、回収して肉と皮を調達する。今回は鹿だったが、野ウサギやキツネなども狩れるようだ。しかし、その帰り道に熊と遭遇した。強敵を目の前にすると、馬がひるんでちゃんと進めなくなるので、なだめてやる必要がある。いまはまだ熊を狩る時ではない。

 キャンプに無事戻ると、今度はダッチによる提案が出される。山小屋の家族を皆殺しにしたのは、ダッチのライバルのギャングであるコルム一家だ。彼らのアジトを襲撃して、一攫千金を狙うという、状況的にはかなり無謀な作戦をダッチは提案する。しかし、このまま凍死するくらいならばと、アーサーを始め、元気に動けるメンバーが集合して、山小屋で発見した地図でアジトを割り出して襲撃に向かうことに。ここで、初めて大規模な戦闘が発生するのだ。

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デッドアイが発動! 過酷な銃撃戦を生き残るために

 スニーキングで敵に接近すると、いきなり銃撃するか静かに倒すか、選択を迫られる。ここで仲間たちに指示を出すのは極めて簡単。仲間を見ると指示を出せるコマンドが表示されるのだ。もちろん、自分が先陣を切って突っ込んでも構わない。しかし、チュートリアルとはいえ、敵の数は相当多いので、ここは“デッドアイ”の出番。初期はデッドアイのゲージが短いため、連続して使用はできないが、噛みタバコや葉巻で少し回復できるので、使いどころを見極めつつ敵を倒していく。使用し続けることによって経験値が入り、デッドアイゲージを筆頭に、スタミナゲージや体力などのパラメーターが成長するので、危機的状況の際には遠慮なく使っていきたいところ。

Dead Eye 1

 もれなく全員を始末できたら、弾薬などのアイテムを回収する。自分が全部チェックしなくても仲間が回収してくれるので、自分に与えられた仕事をこなそう。ボスのコルムは逃したが、逃げ遅れた手下と列車強盗の計画書を発見したアーサー。これは好機到来とばかりに、コーンウォール財閥の豪華列車を襲う作戦を提案するダッチ。さすがの仲間たちも反対するが、雪が止んでも資金がなければ生きていけない。この列車を襲うしか生き残る道はない! そう力説するダッチに、アーサーも応える。もう、やるしかない。西部の鉄道や金融、銀行などを経営するコーンウォール財閥の列車である。何もないはずがない。ダッチたちはメンバーを総動員して列車強盗に向かうのだった。

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今回のインプレッションリポートはここまで。ダッチギャングは、コーンウォール財閥から奪うことはできるのか。さらなる展開が待つ後編をお楽しみに!

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