戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

2024-08-20 10:50:00

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

【わたしはもう死んでいるの】

 「よかった、生きていたんだ」と喜ぶマルトに対してハッキリと「ううん、わたしはもう死んでいるの」と言い放ってしまうハンナの受け入れかたが悲しいですよね。

 けっこう、生きるとか死ぬとかをくり返している本作ですが、悲しい現実を突きつけられる場面もあってなかなか胸が苦しくなりますね。

 まぁ、狙ってやっていることではありますが。

 それにしても、なにひとつ思い通りにことが運ばないマエストロさんが不憫に思えてきますね。

 そしてずっとチラついている謎のマント男の影。このへんはプッと笑ってしまう部分ですね、どうしても(あまりにも滑稽で)。

 がんばれ、マエストロ、キミの本格的な出番はじつはもう少し先なんだから!

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

【そしてもうひとつの世界線へと旅立つマルト】

 これまではソウルキャノンを撃つたびにマエストロが使用する謎の機械(装置)で少しだけ時間を戻されていました。

 しかし、今回はそうではありません。

 カイエンが奪った完全体ベレノスの攻撃により、タラニスが大破して全員が死んでしまった元の世界とは少しだけズレた世界線に向かうこととなったのです。

 これもゲーム版とは大きく展開が異なる点です(そもそもマエストロもハンナもこんな形で登場していません)。

 これまでにも何度も同じことを伝えてきましたが、やはりマンガにはマンガとしての流儀があるのです。

 だからマルトはまっすぐに手を伸ばして前に進んでいるのです(戻るのではないということ)。

 少年マンガとはやはりこうありたい、という私の願いが込められている回でした。

 そして、その意図を汲み取って作画いただいた足立先生に感謝!

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

【次回は幕間回である第52.5話が掲載予定です】

 ちょうどこの第52話とつぎの第52.5話で単行本の区切りとなります。

 なので次週以降は単行本作業のため、また少しお休みをいただく予定になっています。

 それまで、恒例の企画ページが作成されてまたみなさんを楽しませてくれるようですよ(ファミ通.comの担当が言ってました)。

 いったいどんな企画ページが展開されるのか、今から楽しみにしていてくださいね。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第52回

【編集部コメント】

 いままでのマンガの中では、いろいろひどい目にあってきたマエストロですが、ついに本格的な出番が巡ってくるとのこと。マエストロの目的も気になりますね。

 そして、再来週は企画ページとのこと! これはまた、『戦場のフーガ』の新情報を松山社長からもらいに行かねばなりませんぞ。

 『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第52.5話は2024年8月27日(火)に掲載予定です。お楽しみに。