戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

2024-08-06 10:50:00

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

【【<<「第51話」】】

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

【何度目の敗北か】

 じつはこのマンガ版では結構な頻度で負けて死んでいるんですよね、みんな。

 ゲームソフトではプレイヤー自身が直接ゲームをプレイしながら(死なないように)工夫して攻略を行いますが、マンガはあくまで物語ですので。

 ずっと勝ち続けていても物語に起伏がなくなってしまいますからね。

 なのでゲームソフトの脚本とは根本的に構成を変えて、なおかつ死ぬときは割とあっけなく死んでしまう、という表現に(意図的に)しています。

 そもそものリアリティで考えるとこんな子どもたちが戦車に乗ってバンバン敵と闘って勝つ、ということ自体が不自然なので。

 死ぬときは意外とあっさり死ぬんですよ、怖いですね、戦争は。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

【久しぶりに登場したマエストロ】

 ゲームソフトを遊んだ方はきっとこのマンガ版との違いにピンときたのかもしれません。

 じつはマンガ版のほうでは謎のマントの男の横やりなどで結構酷い目にあってるんですよね、マエストロさん。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

第17.6~17.9話より


 登場していない間になんとか自我を取り戻してしれっと再登場してますが。

 もう、お気づきかもしれませんが、このマエストロ関係の設定や演出はだいぶゲーム版とは異なる内容と役割になっているのです。

 マンガ版のプロット構成を私自身がやっている、というところもあってかなり少年マンガのノリになっています。

 そして、それはマエストロだけの話ではありません。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回


【ハンナが深層領域にやってくる超展開】

 この展開を読んでいちばん驚いたのはサイバーコネクトツーの開発チームなんじゃないでしょうか。

 上でも述べたように、このへんの展開はゲーム版とはまるで違うものになっています。

 ハンナが深層領域にやってくるような展開はゲーム版にはない、ということです。これもマンガならではの演出として展開を変えています。

 次回、介入してきたハンナからいったいどんな話が飛び出すのでしょうね。お楽しみに!

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【マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』Steam&Epic Gamesストアでの販売開始】

 じつは、先日からマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』のダウンロード配信(販売)が開始しています。

 なにげにSteamやエピックゲームズストアなどでマンガを直接的にダウンロード販売するということ自体が世界初かもしれませんよ。

 「ゲームを買って遊んでくれた人ならいっしょにマンガも読みたいんじゃないの?」

 そう思ってそれぞれのプラットフォームと相談して実現しました。

 現状はこのふたつのプラットフォームのみでの販売となります(ほかのプラットフォーム事情は察してください)。

 ちなみにマンガだけでなく、完全設定資料集やサウンドトラックも配信中です。

 ぜひチェックしてみてください。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第51回

【編集部コメント】

 ふたたび登場したマエストロ。また、時を戻して闘いをやり直す展開になるのかと思いきや、今回はハンナの登場で幕を閉じました。

 過去の話を見てみると、たしかにマンガ版では、マエストロはいろいろな目にあっていますね。

 『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第52話は2024年8月13日(火)に掲載予定です。お楽しみに。