戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

2024-07-23 10:50:00

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

【空中に浮く老紳士は無条件にカッコいい】

 もうたまらないですよね、空中に浮く老紳士は無条件にカッコいいと思っています(個人的感情)。

 本当はゲーム『戦場のフーガ2』でもこういうカットを入れたかったんですけどね。

 工数の都合上泣く泣くカットしたのでした。せっかくなのでゲーム内のイベントシーンの工数の話をしておくとですね。

 この『戦場のフーガ』シリーズは『1』から『2』になった時点でイベントシーンが爆増しているんです。

 それを示す社内資料があるので特別に公開しますね。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回


 この資料を見れば一目瞭然だと思いますが、『1』の時はイベントシーンに使用された画像が2194枚だったのに『2』では3253枚まで増えているんです。

 ほぼ1.5倍です。

 まぁ物語自体がどんどんスケールが大きくなっていきますので、こればかりは仕方がありません。

 プレイ時間もそれに伴い増加してるので、そりゃイベントシーンの作画枚数も増えるという道理なんですよね。

 そして話を戻すと、こういうイベントシーンは設計時点でざっと洗い出した後に脚本と照らし合わせながら(重要度に応じて)取捨選択を行います。いくら枚数が増加したといっても予算は無限にあるわけではありませんので。

 冒頭で述べたように、空中に浮く演出シーンをイベントイラストとして描きおろすのは泣く泣くあきらめた、ということです。

 さて、現在鋭意開発中の『戦場のフーガ3』ではいったいどれだけのイベントシーンが待ってるんでしょうね、ちょっと開発チームに聞いてみますね。

 え? 5215枚!? そ、そんなに増えてるの!? 現時点の概算の数字ですが……。

 ま、まぁ、復讐三部作の完結編なのでイベントシーンもそりゃ増えるよねぇ(乞うご期待!)。

【Japan Expo 2024で公開した『戦場のフーガ3』の開発中の画面】

 前回のコラムでもお伝えしたように、今年もフランスで開催されたJapan Expoに行ってきましたよ。

 『戦場のフーガ』のゲームステージでは開発中の『3』の画面をいくつか公開しましたので、特別にファミ通読者の皆さんにもお見せしますね。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回 【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回
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 ほらほら、ね? ちゃんと作ってるでしょ?

 どうやらつぎのタラニスは空を飛ぶようですよ(エアリアルモード)?

 2024年の秋ごろにはいろんな情報を一気に公開する予定なので続報を楽しみに待っていてくださいね。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第50回

【編集部コメント】

 『戦場のフーガ3』の資料が公開されましたね!

 ベッドに横たわっているのはメイでしょうか? 成長して大きくなっているように思えますね。

 『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第51話は2024年7月30日(火)に掲載予定です。お楽しみに。