“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi

『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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『戦場のフーガ2』オリジナルサウンドトラック発売記念。ぜひ聞いてもらいたい渾身の楽曲を作曲者・福田考代氏がご紹介
2024-05-28 10:45:00
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2024年5月20日に『戦場のフーガ2』1周年を記念してオリジナルサウンドトラック全2種が発売されました。
復讐の戦いに巻き込まれる子どもたちのシナリオをより鮮やかに描くうえで欠かすことができない要素である“音楽”。そこで、サイバーコネクトツーで全開発タイトルのBGM、テーマ曲、挿入歌の作曲を担当、『.hack//G.U.』からは作詞もし、サウンドユニット“LieN -リアン-”としても活動している福田考代氏に今回発売されたサウンドトラックのおすすめ曲を3曲選んでもらい、その曲にこめた想いについてうかがいました。
サウンドトラック収録曲は視聴もできるので、ぜひ実際に曲お聴きながらお楽しみください。
1:誰ぞ思ふ (Vol.1収録 8曲目)
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少しもの悲しく、決して明るい平和な曲ではないのですが、これから始まる子どもたちの不安や前作『戦場のフーガ』の回想などを意識しています。
この曲はシナリオ後半、子どもたちの魂との会話シーンにも使われています。この魂との会話によりお互いの本音が分かってくるんです。
曲を書き始めたときは「"プチ・モナ村"の曲になるのかな」と、思いながら書いていたのですが、子どもたちの心境と合わせていたらどんどん暗くなっていってしまって……。
なので、曲タイトル(曲名はサイバーコネクトツーのシナリオ担当の野口が付けました。グッジョブ!)のとおり、誰もが誰かを思っている曲になっています(ちなみに平和なプチ・モナ村の曲はVol.2の23曲目"ボクらの決着"です)。
2:笑って晴れて(Vol.2収録 39曲目)
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ゲーム本編のシナリオと違い、クスッと笑えるかわいくてコミカルなお話なので、それに合うように明るい曲にしました。
ふだん、過酷な戦闘に疲弊した子どもたちに「せめてG線上の世界くらいは毎日楽しく子どもらしく過ごさせてあげたい」って気持ちを込めてます。
今日が楽しかったら明日の天気はきっと晴れるよね。
3:涙のチカラ (Vol.2収録 26曲目)
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「大好きな人たち、仲間とは同じ世界を見たい、同じことを経験したい、ひとりだと心細いけど仲間といっしょならやり遂げることができるよね、強くなれるよね、」と、マルトたちも私自身もふだんから思っていることを重ねて歌詞にしてみました。
ひとりでただ曲を作っているわけではなく、ストーリーがあり、キャラクターや背景があり、そこに曲がついていく、この仲間がいないと私の曲は成り立たないと思っています。
ゲームを作り終わった後の経験を(プロジェクトの)仲間と共有できることがほんとに幸せなことだと思っています。きっとマルトたちも「みんながいるから強くなれる」と、思ってるはず。
曲調がエンディングっぽくなく少し激しいのですが、これは『戦場のフーガ2』がここで終わり、ということではなく『戦場のフーガ3』の0章がここから始まりますよ、というイメージで書いてみたからなんです。ここが私の中では『戦場のフーガ3』のスタート地点です。
以上、福田氏によるおすすめ曲の解説でした。
曲は記憶のインデックスとはよく言ったもので、実際に自分もサントラを聞くとプレイしたときのマルトたちへの想いが鮮明に蘇ってきて、仕事中に「ぶわっ」と、なにも作業できなくなりました。どうしてくれるんだ……!
皆さんもぜひ、サントラを聴いてください!