戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

2023-12-19 11:00:00

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

【【<<「第38話」】】

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

【あっけなく捕まるバウム&シュトーレン】

 捕まっている姿すらかわいいですね、バウム&シュトーレン。こういうコミカルな姿を描けるのもマンガの利点です(足立先生の良さが発揮されています)。表現が変われば重くなってしまうシーンもマンガだとデフォルメや表情によってぐっとコミカルになるのがおもしろいです。

 そして早々にハクス(AI)と対面していますが、ここはゲーム版とは異なる点ですね。

 ゲームのほうではバウム&シュトーレンが合流した時点ではあまりにも(プレイヤーが認識しなければならない)情報量が多かったのでこのへんのくだりはあえて割愛しました。少しずつバウム&シュトーレンが戦車の中で子どもたちと打ち解けあいながらハクス(AI)の存在にも気づいて受け入れていく、ということを裏側で表現しました。

 マンガだとコミカルな怒涛の流れの中で一気に説明できるのでここで早々にやった、という感じです。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

【所詮はガキどもじゃの】

 これはゲーム内でもすごく大事にしていることなのですが、とにかく子どもたちの無垢な感じというか何も知らない未成熟な部分は守るようにしています。

 だから基本的に甘い。

 言われたら押し負ける。

 許してしまう。

 隙だらけ。けれど、それが子どもですしみんなそうやって少しずつ成長していくものだと思いますので。

 「そんな頭のいい判断はまだできないよ」という指示を開発中にも何度か行いましたね。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

【謎の機体ベレノスが登場】

 せっかくなので見開き状態で掲載しておきますね。迫力があって不気味ですね。

 このベレノスという謎の機体こそがジルの専用機体のようですよ。ゲームと比べると非常に展開が速いように感じられるかもしれませんが、マンガとしてのテンポを優先しています。

 そしてここからまた一気に加速します。次回更新をお楽しみに!

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第38回

【編集部コメント】

 バウムとシュトーレンが仲間に加わった(?)裏では、ベレノスを発見したジルが暗躍する様子が……。

 ところで、“シュトーレン”といえば、クリスマスにドイツで食べられるパンの名前ですよね。そんなクリスマスの翌日2023年12月26日(火)に次回のマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第39話はに掲載予定です。お楽しみに。