戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

2023-11-21 11:00:00

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

【【<<「第36話」】】

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回 【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

【共鳴する兄妹と戦車】

 まるで何かに覚醒したかのような表現(目)のメイ、そしてそれに呼応するように応えるマルト。

 その不思議な共鳴がタラスクスとタラニスにも影響を与えているようです。

 じつはこれは、ゲームのボスバトル時にある“ジャッジメントシステム”のマンガ的な表現です。ジャッジメントシステムは、戦闘中にでてくる問いかけに対して、正しい選択肢を選び、導くというシステムなのですが、まぁマンガの中でコマンド選択をさせるわけにはいきませんからね。

 結果的に(先生と相談して)このようなマンガ的表現となったのでした。また、戦車から発せられる不思議なキラキラ光も同じくマンガ独自の表現となっています。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

【ド迫力のマルトはやっぱり漫画の醍醐味です】

「今すぐおにいちゃんのもとに戻ってこい メイ――――!」

 ゲーム内のマルトはここまで強い言葉を使っていませんし、ここまでのド迫力表現ではありません。

 このコマにいたるまでの流れ含めて完全にマンガとして大幅にパワーアップさせた部分です(キラキラもマシマシです)。

 こういう部分も足立先生と「どこまでやるか? どこまで変えるか?」ということをすり合わせしながら作っています。

 そして私はどうしてもこういった熱い少年マンガのような展開に心がグッとくるのでどんどん強化されていているわけなのです。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

【バニラ再登場】

 もう再登場というよりも、ようやく合流といった感じですね。

 これはゲームソフトと同じ流れですが「君は残るんだ」と言われたことを守らずにこっそり戦車の中に忍び込んで搭乗していたということです。

 そのへんの裏話的エピソードは先日公開された第34.5話で先行して伏線が張られていました。

 今回の第36話からの再登場があまりにも唐突な印象にならないように第34.5話を挿入していました。

 いよいよ次回からは新キャラクターであるバニラが本格的にレギュラーメンバーとして活躍していくことになりますので、楽しみにしていてください。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第36回

【編集部コメント】

 バニラも合流して、囚われた仲間たちを追っての旅が再び始まりますね。

 解説にもあるようなマンガならではの演出だけでなく、ゲームとは異なるマンガオリジナルの展開もでてくる『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』。バニラが加わって今後どのような物語となっていくのか気になりますね。

 次回のマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第37話は2023年11月28日(火)に掲載予定です。お楽しみに。