“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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漫画家
足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi
開発者からの連絡ノート
『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第35回
2023-11-07 11:00:00
【【<<「第35話」】】
【わらうマエストロ】
謎のキャラクター・マエストロはマスクを着けています。が、マンガの中では「ニィ」という文字の眼鏡(ゴーグル)部分がまるで弾性があるかのように歪んでひしゃげた表現になったりしています。
厳密に言ってしまうと、眼鏡(ゴーグル)なのでこんなに歪んだりするはずがないのですが、やっぱりマンガ的表現を優先して足立先生に作画していただいています。
こういう表現ができるのもマンガのよいところだと私は思っています。
マエストロという正体不明で不気味なキャラクターにはこういう不敵な笑みが実によく似合いますよね。
じつはこのマエストロ、ゲームよりも先にこのマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』に登場しているんですよね(知ってました?)。
【みんな生きてる!(がばっ)】
死に戻った後のマルトの歓喜の表現を見てくださいよ。
「みんな生きてる!(がばっ)」
じつにコミカルでマンガらしくてこーゆーのが私は大好きなんですよね。
「プニオッシュに頭でもぶつけたか」というカイルのリアクションもいいですよね。
当然ですがこういったやりとりはゲームソフトの中には登場しません。
マンガならではの表現ということです。こういったシリアスとコミカルな緩急のある演出は足立先生によるものです。
本当に毎回楽しそうに漫画を描かれてる感じが伝わってきます(大好き)。
【マルトとメイの共鳴覚醒】
あまり多くは語れない部分ではありますが、少しだけ『戦場のフーガ3』のネタバレ伏線というか、そういう意味の演出が施されているシーンです。
ええ、ラストのマルトとメイの目の部分の話です。
作画が完成した後に個別に足立先生に相談して強調して作画効果を入れていただきました。
グッと迫力が増して、意図した通りの効果になったと思います。
実際のゲームにも同様のシーンはありますが、(あくまでシステムとして)プレイヤーが選択をして自身で決定することにより呪縛から解き放つ“ジャッジメントシステム”として表現されている部分なのです。
マンガの中で選択肢を出すことはできませんので、あくまで物語の中の表現として会話の流れでスムーズにそれを伝えるようにしています。
【編集部コメント】
コラムでも度々解説されているゲームとマンガの表現の違い。マンガを読むときに「あっ、ここゲームと違う」というポイントや、マンガでしか表現できないシーンを発見して読んでます。違った視点でマンガのもおもしろいですし、解説があるからこその楽しみかたですね。
次回のマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第36話は2023年11月14日(火)に掲載予定です。お楽しみに。