“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi

『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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『戦場のフーガ2』発売1ヵ月記念! 松山社長にインタビュー。気になる有料DLC第一弾のヒントは“25周年記念”!?
2023-06-20 11:00:00
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ファミ通.comでは毎週火曜日に、サイバーコネクトツ―より発売されているゲーム『戦場のフーガ』をもとにした、マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』と、松山社長による『戦場のフーガ』開発秘話のコラムを隔週でおとどけしています。
6月6日に掲載された第28.5話をもって、『戦場のフーガ』を原作とした物語は終了し、第29話からは『戦場のフーガ2』を舞台にした物語となっていきます。
そこで、今回は2023年5月11日に発売された『戦場のフーガ2』について、松山社長(文中では松山)にお話を伺ってきましたので、その模様をお届けします!
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もっと賛否両論、意見をください!
――戦場のフーガ2』の発売の率直なご感想をお聞かせください。
松山 極めて大好評をいただいております。正直我々にとっては“勝負の『2』!”という意味合いもありましたので、ちゃんと世界中のお客様にそのメッセージを作品として受け止めていただけたようでホッとしています。
――『.hack』の開発経験より、連続ものは2作目が肝心とおっしゃっていましたが、『戦場のフーガ2』は好評のようで目論見どおりといったところでしょうか。
松山 一方で、ぶっちゃけこんな大好評でいいのか? と少し不安な気持ちもあります。というのも、だいたいどんな作品でも必ず賛否両論が起きて然るべきです。賛辞の声しかない作品は売れない作品なんですよ。
――否定的な意見も必要と。
松山 小さくまとまってしまっている、ということのある意味での証明になってしまっているのです。みなさん、もっと賛否両論の感想をくださいよ、本作を小さくまとめないでくださいね。
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――なるほど。どんどんプレイヤー方からの意見を求めているということですね! 今回、戦車内の描写やジャッジメントチャンスなどで物語の演出を強化した印象が強いのですが、このあたりを強化した意図を教えてください。
松山 サイバーコネクトツーが手がけるゲームソフトはいつも“ゲームシステムと物語の融合”を開発テーマとしています。
ーー詳しくお聞かせください。
松山 物語だけを楽しみたいのであれば本やマンガを読めばいいですし、映画を観ればいい。ゲームにはゲームでしか生まれない感動があると思っています。それが“ゲームシステムと物語の融合”というものです。『戦場のフーガ』シリーズはとくにその部分に特化した設計を行っています。ぜひ遊んでその意味と意図を確認していただけると幸いです。
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『戦場のフーガ』第一弾DLCのヒントは……“テイルコンチェルト25周年”!
――戦闘面でいうと、ソウルキャノンへの自動装填機能がかなり凶悪なシステムでボス戦にかなり緊張感が出たのですが、この辺りを実装した意図をお聞かせください。
松山 前作で世界中の多くのプレイヤーに衝撃を与えることができたソウルキャノンという凶悪な兵器を“より悪く”するために前作のラスボスであるハクスという軍人将校に悪役を担ってもらいました。
――ハクスが味方的な立ち位置から指示を出してくるので、いつか裏切るんじゃないかと緊張しました。
松山 おかげで独特の緊張感と「まぁ軍人であるハクスのAIならこんな判断してもしかたがないよね、いっちょ(プレイヤーの手で)なんとかしてやるか」と、いう気持ちで遊んでもらえる寛容さをプレイヤーに与えることができたと思っています。
――たしかに、ハクスらしさが反映されていましたね。
松山 あいかわらず“うん、判断が早いね”という姿勢は前作のラジオの女の時から変わっていませんが。ちなみに、この“タラニスのHPが一定以下になったらソウルキャノンを撃つ準備体制に入る”というタイミングは遅らせることが可能なんですよ、プレイヤーの手によって、ですね。
ーーなんと。具体的なヒントをいただけませんか。
松山 ヒントはインターミッション中のチャンバー室の祈り……。
――ほぉ。次プレイするときに気にしてみます! 前作のフィードバックを受け、プレイ体験が改善されていましたね。
松山 前作の発売からおよそ2年ありましたからね。『戦場のフーガ2』の開発を進行しながらもずっとシステムの改良&改善を続けてきた結果が現在の状態です。
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――今後のアップデートは予定されているのでしょうか。
松山 今のところ『戦場のフーガ2』で大きなアップデートの予定は無いですね。細かい要望は少しずついただいていますので、前作も同時に引き続き反映させていきますが。あー、つい先日のバージョン1.51で、前作の物々交換システムを全面的に見直して作り直しましたのでめっちゃ快適になってますよ。ぜひ確認してみてください(というか本当にお待たせしました)。
――なるほど。前作もあわせて改良されていくのですね。ちなみに、前作にあったようなDLCの展開も今後予定されているのでしょうか。
松山 はい、ぜひご期待ください。今回のDLCはシーズンパスでもお届けする予定です。近日中に発表&告知しますよ。気になる第一弾DLCは……。あ、ヒントです、今年2023年は『テイルコンチェルト25周年』なんです。あ、以上です。
――もう、それ答え! インタビューのご協力ありがとうございました!
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以上で、『戦場のフーガ2』のインタビューを終わります。
ファミ通.comでは火曜日にマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』を連載しています。ゲームとは異なる要素が詰まっている作品になっていますので、ぜひこちらの連載もお楽しみください!