戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ

“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。

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【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回

2022-12-27 11:15:00

【【<<「第20話」】】

『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回


【その名はジャンヌ!タラニスの人工知能】

『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回

 ついに決戦の場所である首都パレシアに到着した子どもたち。

 最終決戦を前にガスコ軍の軍人たちも登場して、子どもたちが戦車に乗って旅をしながら闘っているという認識の部分を読者に伝えるためにこういったシーンをこのタイミングで挿入しました。

 軍人さんはやはりケモノのおじさんが多くてグッと本作の世界が広がりを見せるので(好きだし)もっと登場させたかったのですが、なかなかこれまで機会がなかったんですよね。

 ようやく間に合った。いいですよね、ケモノおじさん。

『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回

 そして謎のラジオですが(いまさらですが)、ついにその正体が明かされましたね。

 これはゲームでも同様ですが、ラジオのはずなのにずっと対話ができていることになんの疑問も持たない子どもたちが素直で、かわいいですよね。

 その結果ここにくるまでまんまとジャンヌ(人工知能)の思うがままに導かれて超破壊兵器ヴァナルガンドが眠るこの地まで案内されてしまった、というわけです。

 ジャンヌ自身の目的は次回(第21話)で語られる予定ですよ。

 このパートはゲーム本編でも全12章のうち第12章で語られる部分なのですが、これまでの伏線が一気に情報として出てきてしまうので今後も(次回以降も)なかなかの超展開が続きますので覚悟して読んでくださいね


【単行本は全5巻で構成されています】

 ちなみに、この『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』は電子書籍で単行本が発売されています。現在は3巻まで発売中です。

『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回

 いま掲載されている第20話は単行本4巻に収録予定で、次々回の第22話までが4巻に収録される予定になっています(正確には第22.5話まで)。

 そしてその先のエピソードが第5巻に収録予定となっていて、マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』は全5巻で構成されるように作られています。

 それぞれのエピソードが(ゲームと違って)どういった内容でどんな役割をもったお話で構成されているのか、という設計は私自身が箇条書きのプロットを作成して定期的に足立先生と打ち合わせをしながら構成を決定しています。

 ゲームソフト原作という本筋がありながらもマンガ独自のおもしろさを表現するために何度も話し合っているということです。

 すでに全5巻分の構成は完成していますので、後は足立先生が原稿をひたすら描いていく、という状態ではあるのですが先生は毎度ギリギリまで魂を込めて熱筆をされているのでネームや下書きのチェックを行うたびに我々も震えながら読んでいます。


 さて、本来であれば次回のマンガの更新は2023年1月3日(火)という予定(ルーチン)ではあるのですが、年末年始の進行と1月3日は完全にまだお正月ということもあってもう1週間掲載はズレることになります。

 代わりといってはなんですが、2023年1月3日(火)にはファミ通の担当が考え抜いた超楽しい新春企画をお送りする予定になっていますのでぜひ楽しみにしていてください。

『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第20回

【編集部コメント】

 今回の『インターミッション』が、今年最後の『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の連載となります。

 読者の皆様には、いつも連載を応援していただき誠にありがとうございます。来年も、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の連載をお届けしていくので、ぜひよろしくお願いいたします。

 そして2023年1月3日には、お正月の寒さをも吹き飛ばす、熱い熱い開発陣からの新年の抱負をお届けする予定です。お楽しみにお待ちください。