“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
- ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com>
- 企画・連載>
- 戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ>
- 【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第16回

足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi

『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
新着記事
-
【3人の出会い “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第58.5話
-
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第58回
-
【ありがとう “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第58話
-
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第57回
-
【もう誰も傷つけない “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第57話
-
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第56回
-
【 約束しただろ。ボクとかけっこで勝負するって “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第56話
-
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第55回
-
【この声は! “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第55話
-
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第54回
連載一覧(すべて見る)
【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第16回
2022-09-13 11:00:00
![]() |
【僕たちの失敗(3) ようやく発売日! なのに販売価格が違う】
2021年7月29日、『戦場のフーガ』はマルチプラットフォーム&ワールドワイド同発でリリースされました。念願の初パブリッシングタイトルですよ。本来は祝福されるべき記念日となるはずだったのですが、その日はなかなかの悪夢からスタートしました。
(みなまでは言いませんが)特定のあるプラットフォームだけまったく違う価格設定で販売されていたのです。
ふつうに考えても「そんなことって起きるの!?」と、思われますよね?
ええ、我々もそう思いましたよ。「そんなバカな!?」と、ね。
しかも、日本円だと4180円の価格設定だったのですが、それがおよそ6500円で販売されるという“高め設定”で販売されていたのです。
発覚後、即座に販売を停止しましたが世界中ですでにリリースされた後ですからね、購入されたお客様は当然ながらいらっしゃったわけで。
そもそもなぜこんなことが起きるのか?
ざっくり説明すると、各プラットフォームごとにメーカーが価格を設定することができるのですが、それぞれ(当然ながら)フォーマットが異なるんですよね。
ほとんどは入力するときに“販売価格”を入力するんですが、一部のプラットフォームだけ“卸し価格”を入力するというフォーマットになっていて、それに対する知識が我々サイドになんにもなくて、まぁ、気づかなかったというのが本音です。
だから“卸し価格”のところに“販売価格”を入力してしまっていたので、そりゃ高い価格になるわけです。
その後に購入されたお客様には個別に連絡して返金対応などはプラットフォーマー経由で行わせていただきました。幸いにも早期に発覚したので膨大な数のお客様というわけでもなかったのでなんとかなりました。が、この辺は本当に気を付けましょう(同業者に向けたメッセージ)。
【僕たちの失敗(4) 世界中の為替が違いすぎる!】
だいたいですね、こういった価格設定をするときってふつうに考えると、日本円で価格を設定したら後はバーッと世界中で自動的に価格設定がされるイメージってあるじゃないですか。
ええ、その通りなんですよ。
けどね、そのまんまの自動計算でいくと為替レートの違いからぜんぜん意図しない金額で販売されてしまうなんてことも起きるんです。というか、起きたんです。
世界中で販売された一部の地域では(日本円にすると)500円程度で売られていたところもあったのです。けれど、それにも最初は気づかなくてですね。
「おおー、なぜか○○の地域ではたくさん売れてるねー、よかったねー、なんでだろうねー」
なんて、のんきに言っていたのですが、そりゃそーですよね、4000円前後の商品を一部の地域では500円(90%OFF!!)で売ってしまっていたんですから。
これも発覚後に社内で悲鳴が上がりましたよね、ぜんぜん笑い話にもなりませんよ。
これも当然ながら後日また価格設定を修正して適正価格に戻しました(売上はピタリと止まりましたが)。もうね、本当にわからないことがわからない。ゲームソフトを販売するって本当にたいへんなことなんです。さぁ、まだまだ続きますよ(地獄が)!
![]() |
【編集部コメント】
失敗カウントはまだまだ留まることを知りません。発売後の失敗ということですが、この後に何があったのでしょうか。
来週2022年9月20日(火)は『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第17回を掲載予定です。お楽しみに!