“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ。少年少女たちは、戦争で捕らわれた家族を取りもどすため、謎の巨大戦車“タラニス”に乗り込み復讐の旅を始める……。火曜日マンガ配信予定。マンガ掲載の翌火曜日には、『戦場のフーガ』開発者からの連絡ノート『インターミッション』を配信。
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漫画家
足立たかふみ 氏
6月21日生まれ、B型。児童漫画、少年漫画、SF・ファンタジー漫画を得意とする。コミックガオ!にてデビュー。
平成13年「分解屋ピット!」で小学館第48回新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。
代表作:『D・Mファイター焔』『メタルファイト ベイブレード』『バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険』
『アニマギア』など。
Twitterアカウント:@takafumi_adachi
開発者からの連絡ノート
『インターミッション』執筆
松山洋
株式会社サイバーコネクトツー代表取締役/ゲームクリエイター/代表作『戦場のフーガ』、『.hack』シリーズ、『NARUTO−ナルト−
ナルティメット』シリーズ、『ドラゴンボールZ KAKAROT』、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』/漫画原作『チェイサーゲーム』
Twitterアカウント:@PIROSHI_CC2
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【戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ】「××.5話エピソードに関しては松山社長がネームを描いています」ってホントに描いていますか? マエストロなど謎の要素に迫る
2022-06-28 11:30:00
6月某日、ファミ通編集部にて、『.hack』特集の記事も書き上げ、まったりしていた昼下がりのことでした。
「お世話になっております。サイバーコネクトツ―の〇〇です。
突然のご連絡で大変申し訳ないのですが、次回のマンガの制作が予定よりも遅れており、
お渡しが1週間ほど遅くなってしまいます。」
「そこで、ご相談なのですが、休載期間用に、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の企画記事の作成をお願いできないでしょうか。松山からも
よろしくね ♪
とのことでして……。恐縮ですが、ご検討のほどお願いいたします。」
ガチャン。ツーツーツー(電話の切れる音)
そんな慌てふためくなか、ふと目にとまったのが、この1枚の原稿でした。
彼の名前は、マエストロ。
『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』に突如、登場したキャラクターです。そして、前回の開発者ブログ『インターミッション』で、『戦場のフーガ2』に登場するキャラクターということが明かされました。
つまり、なにかと因縁つけてこのキャラクターのことを深堀りする質問を松山社長に投げかければ、もしかしたら『戦場のフーガ2』の新情報を読者の皆さまにお届けできるのでは……。
「そうだ、それだ!!」
ということで、今回は謎の人物”マエストロ”のことを聞き出すべく、松山社長に突撃インタビューをしてきた模様をお届けします。
果たして、『戦場のフーガ2』の未公開情報を聞き出すことはできたのでしょうか⁉
マエストロっていったい何者?
(以下、インタビュー内では松山)
ーー(よし、マエストロの話に持っていくために、まずはマエストロが登場した回の話を聞くか……。)
前回の『インターミッション』で、第5.5話や、第11.5話のマエストロ'が登場する回は、松山社長がネームを描いているというお話がありましたが、マンガ以外にもゲーム制作でネームを描くことはあるのでしょうか。
松山 え、いや、あるわけないよね? オイ、どうしたファミ通? ゲーム制作にマンガのネームを制作する工程があるわけないじゃん。
ーーあ、そうですね。あはははははは。
えっと、でも、絵コンテとはまた違うものなのでしょうか?
松山 ゲーム制作の場合ですとシネマティックやカットシーンと呼ばれるドラマ表現などのときに絵コンテなどを制作することがありますが、絵コンテとネームはまったくの別物です。
ん、なんだ、これ、ファミ通はわざとオレを炎上させようとか企んでんの? ともあれ、ゲーム制作ではネームを描くことはありませんよ。
あとこの記事タイトルに「ホントに描いてますか?」なんて書かれちゃってますが、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の『第××.5話』のネームは私が描いてますよ。ホントだって!ほら!証拠!これが私が描いた『第5.5話』のネームですよ。
松山 これを描いてスキャンして足立先生に渡して打ち合わせしてから仕上げていただいています。
――たしかに、ゲームには登場していないこのキャラクターの特徴や仕草は松山社長がネームを描いて伝えたほうが、足立先生にも確実に伝わりますもんね。そういえばこのキャラクターの名前ってなんでしたっけ? えっと、マ、マエ??
松山 マエストロ?
ーー(きたーーーーー!)そう、マエストロ!
マエストロはゲーム『戦場のフーガ』で起きることを知っている点などプレイヤー目線に近い存在に思えたのですが、
どのような立ち位置のキャラクターなのですか。
謎の声(AI、ジャンヌ)といった存在とはまた別のものなのでしょうかっ!
マエストロってなんなんですかっ!
松山 うん、言えるわけないよね。つか、今回の企画記事の相談が来た時点でさ、なんかイヤーな予感はしてたんだよね。
ーー(ぎ、ぎ、ぎくぅっ…!)
松山 そんな核心に触れるような話題について答えられるワケないじゃん。なんか変だなーって思ってたよ、え、マジでなんかワナにハメようとしてる? 答えないよ?
あー、ひとつだけ言っておくとジャンヌやAIとは一切関係が無いですね。
ーーで、ですよね~……。ちなみに、マエストロは『戦場のフーガ』の脚本には登場していませんが、裏に存在していたのでしょうか。
松山 はー、なんかちょっとヒネってきたねぇ。そう、きましたか。そう聞かれると答えは「イエス」って言うしかないですね。
『戦場のフーガ』は最初から復讐三部作として制作されています。なのでマエストロ以外にも『戦場のフーガ』の中に『戦場のフーガ2』以降の伏線がいくつか散りばめられていますよ。
気づいた方もいるかと思いますが、「妙だな」と感じられた部分があるとすれば、それはきっとそうなのでしょう。
ーーなるほど。『戦場のフーガ』は、ただマルトたちの復讐を描いただけの作品ではないのですね。今後のマンガの展開を追っていくと、『戦場のフーガ2』をプレイする際によりおもしろくなるというお話が以前にありましたが、第12話以降の第三章でもマエストロが驚いていたような、ゲーム本編とは異なる展開が起きていくのでしょうか。
松山 マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第三章ではさらなる衝撃の展開が待ち受けています。ゲームを遊んだ方にとってもそうでない人にとってもきっと驚きの展開だと思います。
『戦場のフーガ』という作品はゲームを原作としつつもマンガは独立した単体の作品として描かれていますので、きっといつ読み始めても楽しんでもらえると思います。
ーーちなみに、『戦場のフーガ2』の新キャラク……。
松山 そして、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』ファミ通ドットコムで連載している数少ないマンガ作品です。しかも、現状はそれが全話無料で読めるという太っ腹な作品です。
なので、いつでも読み始められる最新話まで読んでみてください。いつまで無料で読み続けることができるかわかりませんからね。
だから、いますぐ読もう!
『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』!
そしてお気に入りに登録だ!
ファミ通ドットコム!
ーー急な宣伝、告知ありがとうございます! あと、『戦場のフーガ2』でお聞きしたいの……。
”松山” おっと、そろそろ時間だな。これでいいかな。
じゃっ、あとは記事化よろしくね!
ーー……。
【編集部コメント】
夕焼けって、きれいですね……。
以上で松山社長のインタビューを終わります。
マエストロっていったい……。
早く『戦場のフーガ2』をプレイさせてくれえええええええええ。
来週7月5日(火)も特別企画の掲載を予定しています。また、次回のマンガの更新は7月12日(火)予定なので、お楽しみにお待ちください。