ファミ通.comで連載中のゲーム業界お仕事マンガ『チェイサーゲーム』。2024年5月13日(月)掲載予定の第28話より、話が大きく動き、いままでの謎が明らかになっていきます。
しかし、一部の掲載マンガはすでに掲載期間を終了してしまっているので、今回は来週以降の掲載マンガをより楽しんでもらえるよう、ここまでの話の流れをおさらい。最後に、松島先生の来週掲載分の次回予告カットもご紹介します。
始まりは、東京出張
中国で大ヒットしたマンガ『天女世界』のゲーム化プロジェクトの担当になった蓮実。
この作品は、大手アニメスタジオ・アサヒプロダクションでのアニメ化プロジェクトも進行しているということで、アニメ制作現場の勉強のため、本田と東京に出張することになります。
東京に到着し、スタジオに向かう道中、蓮実はアサヒプロダクションで働くテトラが乗る自転車と交通事故を起こしてしまいます。
間一髪、本田が助けたことで蓮実にはケガがありませんでしたが、テトラはケガを負ってしまい、本田が病院におくることに。
その後、無事病院から戻ってきたテトラと合流した蓮実は、アニメスタジオの視察といった当初の目的を果たします。
そして、出張から戻ってきてからはじめて、本田がいなくなったことに気づくのでした。
蓮実が出張に出向いたアサヒプロダクション。じつは、『チェイサーゲーム』シーズン1で大暴れした更木(ザラキ)が本田によって働かされているアニメスタジオでもあります。
ザラキは、もともとサイバーコネクトツーが開発しているゲームのプロデューサーとして登場。
横領などをしており、ゲームのプロジェクトをわざと長引かせるといった悪行をしていたのですが、本田によって粛清されたのでした。
そのため、本田に従うことしかできない更木は、アニメスタジオで働きながら、秘密裏に本田からさまざまな謎の任務を託されるのでした。
その任務のひとつとして、本田が失踪する約10か月前から、林月という謎の少女を定期的に上海に送り届けるといった任務も遂行。
本田から課せられる謎の任務をこなすザラキ。ときには身体をはる無茶な仕事内容も。
そして、蓮実たちが本田の失踪に気づいた日。ザラキは、謎の男と対峙する本田を助けている真っ最中でした。
ここまでがいままでのあらすじとなります。
ザラキに謎の任務をさせていた、本田の思惑も気になりますが、第27話の最期のカットに登場し、遠くから双眼鏡で本田たちことを観察していた男も引っかかりますね。
じつは、この男はすでに登場していた人物で、ワンセットホールディングスの陳マイク。
蓮実が勤めるサイバーコネクトスリーにはもちろん、独立してゲーム会社を立ち上げた龍也たちにも接触し、強い印象を残したキャラクターです。
そして、この陳マイクが所属する、ワンセットホールディングスは、蓮実が担当するプロジェクトの『天女世界』の制作会社の親会社なのです。
さらにおもしろいことに、シーズン1の第43話にさかのぼりますが、もともと本田はある会社の裏仕事をこなす特務部に所属していました。
そのある会社が、ワンセットホールディングスだったのです。
このあたり、今回の話の謎のひとつである、本田と陣マイクのつながりに関係していきそうですね。
興味のある方はぜひ、過去のお話をチェックしてから、次話を読んでみてください。
『チェイサーゲーム』単行本第8~10巻の物語が今回紹介した部分のお話が収録されています。
龍也や勇希たちが久しぶりに登場するみたいです!
サイバーコネクトツーから独立し、株式会社ゾディアックを立ち上げた龍也たちの苦悩がシーズン2でも語られていました。
ワンセットホールディングスとのプロジェクトファイナンスを提携しない選択を取った龍也たちはどうなったのでしょうか。
そして、本田とザラキの話も要注目です。
『チェイサーゲーム』シーズン2 第28話は5月13日(月)に掲載予定です。お楽しみに。