シーズン2 第27話　“ 黒き翼の天使（7）”

【いまだにホワイトボード使ってるの？】

　アニメ製作会社アサヒプロダクション社内が久しぶりに登場しましたが「この外出とかを記入するホワイトボードっていまも使ってるの？」と思われたかもしれませんが、じつは結構な数の会社で現在も使われているようなんですよ。

　現在はどこの企業もTEAMSやチャットワークやSlackなどのチャットツールを使用していて、スケジュール管理や退勤管理そして日々の業務の指示や共有のためにフル活用しているところが多いです。

　しかし、本作の取材を進めていく中で驚くほど多くの企業がいまだにホワイトボードも併用して使っているということがわかりました。

　とくにアニメ製作会社などではプロデューサーや営業、そして制作などを担当している役割の人が多いせいか、外出が頻繁にあって基本的に会社内にあまりいないことが多いという性質からいまもこういったアナログなホワイトボードを使って管理をしているとのことでした。

　ちなみに、サイバーコネクトツーにもホワイトボードがあります。

　使用用途はおもに来客応対のスケジュールを共有するためですが、けっきょくなんだかんだ使ってますね、ホワイトボード。

　皆さんのお勤め先にはありますか？　ホワイトボード。

【作中に登場する中国語は中国籍のスタッフによる翻訳と監修を行っています】

　この“更木編”になってから日本と中国（上海）を行き来することが多くなったので頻繁に中国語が登場するようになりました。

　幸いにもサイバーコネクトツーにはいろんな国籍のスタッフが常駐しています（だいたい18ヵ国くらい）。

　じつはこの中国語の翻訳と監修はスタッフの（マンガにも登場している）陳マイクくんにやってもらっています。実在するんですよねぇ、陳マイクくんは。上海出身なので簡体字の翻訳と監修を正確にやってもらっています。

　マンガに登場する陳マイクは結構悪い感じのキャラクターなのですが、（当然ですが）実在するご本人はじつに優秀なゲームデザイナーですごく感じがいい好青年ですよ（いつもありがとう！）。

【ゲーム業界お仕事マンガでしたよね？】

　どうしても本田さんが登場するといつも不穏な展開になりがちで「え、なにこれ？ゲーム業界お仕事マンガでしたよね？」というリアクションを読者からもらってしまいますが、大丈夫です、『チェイサーゲーム』はゲーム業界お仕事マンガです。

　マンガ的な表現を行っているため、なんかすごい展開になってきているように感じさせてしまっているかもしれませんが大丈夫です。

　この展開にもちゃんと意味がありますので。

　シーズン2はここからある意味での“答え合わせ”のような展開になっていきます。きっとこれまで意味不明だったり謎だった部分を順番に出していきますので、楽しんでいただけると幸いです。

　次回は外伝が掲載予定です。そしてその翌週は単行本作業のため休載となります。

【編集部コメント】

　次回は本編の続きではなく、更木と月との日常のひとコマが描かれる外伝となっています。これから大きく動きだす本編の前に、ひと息つけるほのぼのとした話になっているのでしょうか。

　次回のマンガ『チェイサーゲーム』シーズン2外伝は、2024年4月22日（月）に掲載予定です！　

　また、4月23日発売予定の『チェイサーゲーム』の単行本第10巻も予約中です。ぜひ、チェックしてみてください。

　ドラマ『チェイサーゲームW』がTverにて見逃し配信中です。ぜひ、ご覧ください。