チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第18回

2023-10-23 11:00:00

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第18回

シーズン2 第18話 “ 幸福の反作用(5)”

【ゲーム業界とアニメ業界と飲み会】

 作中では楽しく(?)飲み会のシーンが描かれておりますが、実際はどうなんでしょう。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第18回

 じつは飲み会の頻度自体はかなり多く行われるのですが、現場で仕事をしているアニメーターやゲームクリエイターが参加するような飲み会はそんなに多くはありません。

 打ち上げみたいな場合を除くと、全体でやるような飲み会が実施されること自体が少ないです。

 なぜならばみんな来たがらないからです。

 飲み会自体(の雰囲気)があまり好きではないという人も多く、そもそもお酒が苦手だという人も多いのです。

 誰も喜ばないのなら無理に開催する必要もないよね、という空気にだんだんなっていってあまり実施されなくなっているようです。

 なのでいつも飲み会に集まるのは決まったメンバーとなり、立場的にも上にいるような人間ばかりになってしまうことが多いのが実態のようです。

 また作中ではイベント終わりの飲み会が実施されていますが、これはわりとリアルですね。

 現場の人はあまりイベント会場にも足を運ぶことは少なくて、いつも一定以上の立場の人が集まる傾向にあるため、けっきょくいつも同じようなメンバーで飲み会が開催されるというわけですね。

【福士と深瀬と角野は例によって実在する人物】

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第18回

 作中に登場したアニメ業界の3人、福士直也と深瀬サヤと角野信彦は例によってアニメ業界のどこかに存在する人物です。

 が、実在するのは名前と(わりと似ている)見た目だけなんです。

 作中の名刺に記載されている社名(スタジオ名)も住所もまるで架空のものとなっています。

 リアルで定期的に開催しているサウナ会に集まる業界の友人3人なのですが、「マンガ『チェイサーゲーム』シーズン2でアニメ業界編やっててさ、ちょうど三人のアニメ業界のキャラクターを登場させる予定なんだけど、よかったら名前(と顔)を使ってもいい?」と、相談したら、それぞれから即答で「イエス」とご快諾いただけたので登場する運びとなったわけです。

 ネーム制作の段階とマンガ制作中の原稿はデータでちょくちょく見てもらいながら進行しましたので、とくに問題無く仕上げることができました。

 決してあんまりよい役回りでは無かったはずですが、いろいろ飲み込んで汲んでくれてご快諾いただきありがとうございました。

【『チェイサーゲーム』の連載を少しだけ休載します】

 非常に続きが気になるこのタイミングで恐縮なのですが、マンガ『チェイサーゲーム』は少しの間休載します。

 連載再開の時期に関してもまた改めて案内&告知をさせていただきますので今しばらくお待ちください。

 それまではファミ通ドットコムで『チェイサーゲーム』に関する特別企画が記事として展開されますので楽しみにしてください。

【編集部コメント】
 松山社長から発表があったように『チェイサーゲーム』の連載がお休みとなります。

 休載期間中は特別企画を用意していますので、引き続き『チェイサーゲーム』をお楽しみください。

 また、2022年9月より放映されたドラマ『チェイサーゲーム』は、Amazon Prime Video、U-NEXT、Paravi、DMM TV、Huluで配信中。気になる方はぜひチェックしてみてください。