チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。

  1. ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com>
  2. 企画・連載>
  3. チェイサーゲーム>
  4. 【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回

2023-06-05 11:00:00

シーズン2 第9話 “ 光を運ぶもの(5)”

【キャラクターデザインがやりたい】

 作中で蓮実自身もこういった発言をしていますが、ゲーム業界志望者の多くが同じ夢を持っています。

 というか、みんな必ずと言っていいほどにそこからスタートするのです。

 そして、やがて気づきます。「新卒でいきなりキャラクターデザインに抜擢されることはないのか」ということに。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回 【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回


 不可能とまでは言いませんが事実上の可能性はほぼゼロに近いです。信頼のない人間に大きな仕事は任せられないということです。

 そして、信頼とは実績から生まれてきます。

 まずはゲーム業界に入る→仕事をして実績を積んで信頼を得る→メインキャラクターデザインに抜擢!

 ここまで辿り着くのにだいたい10年から20年かかる世界です(例外も一部いますが大抵はこうです)。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回


【その夢叶いますか?】

 「叶いますよ、望めばいつか必ず」と、作中で西川さんが返答している通りです。

 必ず叶います。望み続ければ、ということです。

 ほとんどの人間がそれを望んで仕事を始めたはずなのに、いずれは目の前の忙しさに溺れてしまい今のことで手いっぱいになりやがて「望むこと」をしなくなってしまいます。

 だから、西川さんはわざわざ倒置法を使ってまで強調しているワケですね。

 「叶いますよ、望めばいつか必ず」というのは「ずっと望み続けることを忘れずに邁進し続ければ必ずいつか叶います」という意味なのです。

 勝つまでやれば絶対に負けない理論に聞こえるかもしれませんが、けどそれが真理ってやつです。望みましょう!


【今回もなんとかなった!】

 だいたい会社で起きる事件の大半はこうやって「なんとかなっていく」ものなんですよね。

 人と人が集まって同じ目標や目的を持って仕事をしているのですから、意見の衝突や対立も暴力事件も起きますしフラれて海辺で酒を飲んでると後輩とバッタリ出会って真相を聞くなんてことも日常茶飯事なのがゲーム業界なんですよ(本当にね)。

 さて、今回の第9話でひと区切りとなりまして少しだけ休載となります。

 次回からはファミ通ドットコムがお送りする『チェイサーゲーム』お楽しみ企画が展開されますので!

 第10話からはまた新展開が始まりますのでよろしくお願いします。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回 【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第9回


【編集部コメント】

 蓮実の活躍で幕を閉じた第9話はいかがでしたでしょうか。シーズン2となって主要キャラクターも変わったことで、雰囲気も変わってきましたね。

 でも、やはり“お仕事”というものに対して向き合う『チェイサーゲーム』の根幹の部分はちゃんと残ったままのような気がします。

 さて、気になる次回のマンガ連載はお休みとなり、企画記事を掲載予定です。次話『チェイサーゲーム』シーズン2 第10話は、6月26日(月)に掲載予定です。お楽しみに。
 
 また、2022年9月より放映されたドラマ『チェイサーゲーム』は、Amazon Prime Video、U-NEXT、Paravi、DMM TV、Huluで配信中。気になる方はぜひチェックしてみてください。 
 
 気になる方はぜひチェックしてみてください。