チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回

2023-03-13 13:30:00

シーズン2 第3話 “ 浮沈要塞(3)”

【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回
【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回 【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回

【ゲーム業界はみんなウワサが大好き】

 退職者の話からその退職理由だったり、引き抜きに関する話だったり、独立に関する話など本当にゲーム業界は噂話が大好きです。

 むしろゲーム業界はほぼ噂話でできているといっても過言ではありません。

 だからよくネットやSNSなんかで噂されている業界裏話の多くがやはり単なる噂話であってなんの根拠もなくいわゆる風評がほとんどなので信じないようにしないといけませんね。

 私ですか? 私はまったく興味ありませんね、人のうわさ話なんかクダラナくて付き合ってられません。だからみんな噂話を鵜呑みにしないように気を付けましょう!

【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回

【プロジェクトファイナンス】

 よくファンドなんかと感覚的に同一視されることが多いですが根本的には違います。プロジェクトファイナンスとひと口に言ってもゲーム業界ではこれまた一般的なファイナンスとも条件が違っていてなかなか説明するのが難しいです。言えることは“ただの投資ではない”ということです。

 じつは、この後のこの辺りのことをマンガ内の展開で具体的な条件面含めてちゃんと説明するので楽しみにしていてください。

 龍也たちゾディアックが中国企業と締結しようとしている契約条件とはなんなのでしょうか? ご期待ください。

【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第3回

【穴井さん、CC3辞めるってよ】

 創設メンバーとまでは言いませんが、それに近しい人物が退職する話は(実際に)ゲーム業界では珍しくはありません。むしろ頻繁に起きています。

「あの人が辞めたらもうあのシリーズは開発できないのでは?」

 そう思われることも多いと思いますが、残念ながらその通りですね。

 余談ですが、生み出されたIP(知的財産)は会社の著作物ですので、個人には帰属しません。いくらクリエイターと言っても、けっきょくはサラリーマンクリエイターですからね。お給料をもらって仕事をしている以上、著作権は会社の物です。

 ただし業務上その個人が生み出した特許が特別に個人に帰属するパターンもありますが、まぁ稀な話なので一般的ではありません。

 さて、穴井さんが辞めるというヒキで終わっていますが、次回第4話は幕間の回でみんなが大好きなあの人が登場します。

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【編集部コメント】

 次回の予告カットをみると、社長室に鎮座する西川さんの姿が。去年の9月に連載していた特別短期連載で異様な存在感を放っていたのが印象的な登場人物でしたね。

 特別短期連載が気になる方は、下記のリンクより読んでみてください。


 次回マンガ『チェイサーゲーム』シーズン2 第4話『悪事千里I』は、2023年3月20日(月)に掲載予定です。お楽しみに。
 
 また、2022年9月より放映されたドラマ『チェイサーゲーム』は、Amazon Prime Video、U-NEXT、Paraviで配信中。気になるからはぜひチェックしてみてください。