現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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- 【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム・短期連載編』第1回
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム・短期連載編』第1回
2022-09-12 11:00:00
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【ゲーム業界で現在起きている最新エピソード開幕】
ついに短期集中連載がスタートしました。物語は2022年現在です。池脇蓮実がシニアとなったタイミングから新章は幕を明けました。
が、さっそくトラブルが起きているようですね。作中で黒田くんが「シニアになんかなりたくない」なんて言っていますが。じつは、これってなかなかリアルな話なんですよ。
ぶっちゃけて言うと、せっかくゲーム会社に入って数年仕事を続けていてもやがてこういう管理職の仕事が求められるようになって、その瞬間に多くの開発者は同じ葛藤を抱くのです。正直に白状してしまうと私自身もそうでした。
私はサイバーコネクト設立から4年間はイチグラフィックデザイナー(背景アーティスト)としてCGで背景グラフィックを作っていました。
それはもう幸せな日々でした。だって作ることだけ考えていればよいのですから。
それから4年ほどが経って前の社長がいなくなって。私自身が社長を務めることになった瞬間から立場は変わりました。当然ですがグラフィックはもう作れません。社長には社長の役目がありますからね。私の場合は極端な例かもしれませんが、クリエイターの多くはこういった岐路に立たされる瞬間が必ず訪れるものなんですよ。そして初めて向き合うんです。おのれ自身と。
「このままでいいのか」
と。いつまでも作業員のままでいいわけありません。かつては自分自身もそうだったように(先輩からしてもらっていたように)やがては人の上に立って指導する側に回らなきゃいけない時がやってくるんです。
けれど、それでもやっぱり悩むんですよ。
「あれ?管理がしたくてクリエイターになったんだっけ?」
今回のエピソードではそうした葛藤を黒田くんがハッキリと態度で示してくれています。はてさて、いったいこのあとどんな答えを出すのでしょうか。ぜひ次回(第2話)をお楽しみに!
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【ドラマ『チェイサーゲーム』大反響!ありがとうございます】
私自身も本放送を(福岡で)リアルタイム視聴しました。
何度も製作スタッフといっしょに練り上げてきた作品がこうして全国放送のテレビで流れた瞬間にはやはり感動しました。
そしてすぐさまSNSを確認しつつ視聴者の反応を見てましたが、全体的に非常に好評でよかった(安心しました)!
やっぱりマンガの登場人物が飛び出して人間ドラマとして喋って動いている姿を見ると情報量がぜんぜん違いますね。
個人的には上田の嫌な感じの存在感を軽く超えてきた人物がいて印象的でした。
ええ、木本です。
マンガの中ではほぼキャラクター的な役割な無かったはずなのですが、ドラマだと抜群に嫌なキャラクターになっていましたねー!
まずペンで人を指すな!そしてボールペンをカチカチすな!
いやー、当然ながらドラマの脚本制作時にも木本のキャラクター改変に関してはいろいろと議論しまして。
嫌な奴でいくという方向性が決まったあとに急に脚本上の名前が木本からまったく違う名前に変更されていました。なので、そこを指摘したら
「さすがにあまりにも酷いキャラクターに変更したので名前をそのまま使用するにはよくないかと思いまして」
と、ずいぶんと配慮されてしまっていた。なので、その案はバッサリと却下して木本の名前はそのまま続行とさせていただきました。
こんな感じでドラマはまたマンガとは違った楽しみ方もできるようになっていますので。今週放送の第2話もお楽しみに!
【編集部コメント】
ドラマ『チェイサーゲーム』はいかがでしたでしょうか。
私は「このキャラクターがこんな風になるんだぁ」と思いながら楽しんでいたところ、唐突に社員役で白いジャンパーを着て登場した松山社長にひっくり返りました。
次回マンガ『チェイサーゲーム』の短期連載第2話は、9月15日(木)に更新を予定しています。