現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第56回
2021-10-11 11:00:00
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【インセンティブ契約】
作中でも解説されていますが、これは決して一般的ということではないです。そもそも、そんなに多くの人が獲得できる契約ではありません。
それこそその人個人の名前で一定以上の顧客が獲得できる”という実績と信頼がないことには、まずあり得ない契約です。
ゲーム業界にも有名なフリーのクリエイティブディレクターのかたが数多くいらっしゃいますが、やはりヨコオタロウや堀井雄二さんなどは別格ということですね。
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【ヨコオタロウから快く承諾をいただきました】
このシーンでヨコオタロウという名前が紹介されていますが、マンガ制作時はやはりスケジュールがカツカツで、事前に承諾を得るということが困難な進行でした。マンガが公開された後にご本人が気付かれ、名前出演に関しては快く(事後)承諾をしてくださったことをこの場を借りてご報告いたします。
やはりフリーのクリエイティブディレクターともなると懐が深いですよね。
本当にありがとう、ヨコオタロウ!
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【ヨコオタロウは1970年生まれ】
じつは私と同じ年齢なんですよ、ヨコオタロウは。
元はナムコに在籍しており、その後にソニー・コンピュータエンタテインメント(当時。現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)からキャビアというゲーム会社を経て独立。現在のフリーディレクターというポジションを築き上げてきたのです。
『ドラッグオンドラグーン』や『NieR:Replicant / Gestalt(ニーア レプリカント/ゲシュタルト』を手がけたのはキャビア時代ですね。
『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』の爆発的ヒット&長期間継続爆売れが目立ちますが、それ以前にも数多くのヒット作を手掛けてきたまさに売れっ子クリエイターということです。
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【家庭用ゲームだけじゃないヨコオタロウ】
『SINoALICE -シノアリス-)』や『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)』などのスマホアプリゲームまで手がけており、両タイトルともにヨコオタロウがクリエイティブディレクターを務めています。
また『君死ニタマフ事ナカレ』ではマンガ原作、舞台『ヨルハ』シリーズでは原作・脚本を務めるなど、まさに八面六臂(はちめんろっぴ)な活躍を見せている日本を代表するオールラウンドクリエイターです。
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【ヨコオタロウが描く牛丼漫画『吉野家兄弟』】
あの“吉野家”をテーマにした漫画『吉野家兄弟』の原作もじつはヨコオタロウなんですよ。知ってました?
“吉野家”を舞台に兄弟の絶妙な距離感を描きつつ、ある家族の肖像が描かれているのですが、やっぱり読むと吉野家の牛丼が食べたくなっちゃいます。
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【『真説ゲームクリエイター伝 ヨコオタロウ編』は6月から休載中】
ウェブコミック配信サイト“サイコミ”で好評連載中だった『真説ゲームクリエイター伝 ヨコオタロウ編』が2021年6月のエピソード16公開からずっと休載していて寂しいです。
早く続きが読みたくてずっとウズウズしているので、サイコミさん、早く連載再開してください(ちなみに、本作ではヨコオタロウが原作を務めているわけではありません。あくまでも本人出演のマンガということです)。
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【最新作は『Voice of Cards ドラゴンの島』】
2021年10月28日に発売を予定している『Voice of Cards ドラゴンの島』はヨコオタロウが手がける最新作となります。
テーブルトークRPGをモチーフにしつつも、すべてがカードで表現されている世界という、これまた突出した特異な世界観がじつにヨコオタロウらしいとも言えます。
私も先日配信された体験版をダウンロードして遊びましたが、久しぶりにアナログゲームを遊んでいるような感覚を味わいました。それでいて、デジタルゲームの利便性がマッチしていてすごくおもしろいです。絶対に製品版も購入して遊びます。
みんなもぜひ遊ぼう! またスクウェア・エニックスとヨコオタロウが儲かっちゃうね!
まさに、「物語は、あなたの頭の中で動き出す」
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【第56話の予告カットを公開!】
皆さま、今回のマンガ原作者松山社長による『ヨコオタロウ氏』のコラム、デバッグルームいかがだったでしょうか。担当編集にとっては、松山社長のコラムの内容に合うコマを探し出すのにここまで苦労したことはありませんでした……。
そして、第56話の予告カットを見ますと、第55話のラストに登場したタツヤ軍団のメンバーが描かれていますね。中学生時代の姿と33歳現在の姿を見比べると、年をとっても変わらぬ若さと称せばよいのか、もとから老けていたと表現すればよいのか迷いますね。
第57話『チェイサーゲーム(4)』は10月18日(月)配信予定です。