現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
- ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com>
- 企画・連載>
- チェイサーゲーム>
- 【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第55回
新着記事
-
【勉強させてもらいます】『チェイサーゲーム』シーズン2 第40話 失われた楽園(7)
-
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第39回
-
【会議室で酒盛り!?】『チェイサーゲーム』シーズン2 第39話 失われた楽園(6)
-
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第38回
-
【「フザケないで!」】『チェイサーゲーム』シーズン2 第38話 失われた楽園(5)
-
ドラマ『チェイサーゲームW2』に登場した『天女世界』の設定資料を公開。サイバーコネクトツーがドラマのために描き上げたこだわりのイラストに
-
【仲よくオッサンが海釣り】『チェイサーゲーム』シーズン2 外伝 似たもの二人編
-
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第37回
-
【「んー……助走?」】『チェイサーゲーム』シーズン2 第37話 失われた楽園(4)
-
【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第36回
連載一覧(すべて見る)
【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第55回
2021-09-27 11:00:00
![]() |
![]() |
【死んだ母さんと同じ心臓の病気】
じつは、第28話のとあるページに小さく「心臓に?」というセリフがあります。
これは今回の話に繋げるための伏線だったのですが、当初は「ちょっと言いすぎかな、もう少しボヤかしたほうがいいかな」と、思っていました。しかし、作画して上からトーンを貼ったところ、文字がほとんど潰れて読めなくなっていたので、まぁいいかと思ってそのまま掲載していたという経緯があります。
連載中に気づかれた方は、(ほとんど読めないので)いらっしゃらなかったようですが、直前のばあちゃんが電話しているコマの前後関係からこの展開を予想されていた方はいたようです(すごい!)
![]() |
【何年働けばいくら稼げる?】
こんなことを考えるひともいるとおもいますが、その時、その瞬間のお給料や年収のことを気にしていても、「では5年後10年後にどれくらい年収が上がるのか? いくら稼げるのか?」ということまではなかなか考えませんよね。
しかし、人生設計として「どれくらい稼げるのか」ということを考えるのは大事なことです(勇希の場合は必要に迫られて考える必要がありましたが)。
![]() |
【月15万円の入院費】
入社2年目の若手社員の場合はおよそ300万円から350万円くらいが年収の目安である、と以前『チェイサーゲーム』本編の中でも紹介しました。
もちろん会社によって差はありますし、開発者個人の能力に応じて査定が行われますので、給料はバラバラです。
とはいえ、いくら能力が高い勇希であったとしても毎月15万円の入院費用を捻出するのはかなりの負担ですし、自分の生活を削らないと不可能な金額であることは間違いありません。そりゃ追い詰められて目の下にクマだってできますし、頭もおかしくなりますよね。
![]() |
【もう書くことがないよ】
第五部はね、この『チェイサーゲーム』という物語の締めくくりにあたる、いわゆる最終章ですので、毎回いろんな展開が待っています。
また、どうしても今後は本作の核心に迫るエピソードだらけですので、あまり語ることってないんですよね。
何を語っても野暮になるというか。なので、もう何も語ることはないんですよ。
![]() |
【松山さんって本当に死んでるんですか?】
この第五部が開始していきなり松山が死にましたが、その後に会う人みんなから「松山さんって本当に死んだんですか? じつはサイボーグになって登場したりするんじゃないですか?」みたいなことを聞かれるようになりました。
けど、それもこの段階で何かを語ってもおもしろくないじゃないですか。ほんのあと少しで本作は完結しますので。いっしょに最後を見届けてくださいよ。
【もう休載はありません】
『チェイサーゲーム』は、マンガ掲載の翌週にこの原作コラム『デバッグルーム』が掲載されるというサイクルで、マンガそのものは隔週掲載という連載形式になっています。これはこのまま最終回まで継続します。もう間に特別企画みたいなコーナーは入ったりもしません。このまま一気にいきます。
マンガ制作をやっている松島幸太朗も「このまま休むことなく最後までいきましょう!」と、張り切って作画しています。とくにここからは毎週、ふだんと比べて大幅にページ数が多くなっていますが、本人も最後のチカラを振り絞って頑張っていますのでぜひ楽しみにしていてください。
![]() |
【第56話の予告カットを公開!】
「何言ってんだ?」と、読者の皆さまから言われることを承知で、担当編集が思ってしまったことを言わせてください。
今回の予告カットの勇希の顔、逆さから見ても顔に見えると思いません?
![]() |
そう思い、椅子の上に立ち頭を下げ、股の間からこのイラストを見つめたら、だんだんと勇希の顔が、以前登場した悪徳プロデューサー、更木(ざらき)に見えてきたんですね。
つまりですよ! この予告カットは、勇希は過去の松山社長に勧められて、横領の道に進むということを意味しているんです! 見破ったりですよ。
次回、更木のような見た目になった勇希が法令違反しまくるであろう第56話『チェイサーゲーム(4)』は10月4日(月)配信予定です。