チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回

2021-08-30 11:00:00

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回

 第53話 チェイサーゲーム(1)

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【ゲームデザイナー宮田真依】

いままで、サイバーコネクトツーに実在する人をモデルとした登場人物が数多く登場しましたが、彼女もそのひとりです。『ドラゴンボールZ KAKAROT』の制作チームで、現役のゲームデザイナーとして活躍しています。

「あのさ、タバコを吸う女性キャラとして登場させたいんだけどいい?」って聞いたら本人が快諾してくれたのでこうやって登場することになりました。ちなみに『チェイサーゲーム』に登場する新キャラクターとしては彼女が最後の人物ということになります。

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【運転中の宮田と服が違いすぎる問題】

53話公開後に「宮田さんの衣装が事故当日と翌日で変わりすぎ」という意見をいただいたので補足しておきます。

車を運転していたときに着ているのは作中で語っているように“会食に参加していたときの衣装”です。なので、パンツスタイルで襟付きのシャツを着ています。

事故の後は、病院で検査と治療を受けてから帰宅し、その翌日に取り調べを受けているので当然ながら衣装は違うわけですね。

なんかプライベートの衣装がハジけすぎているように見えるかもしれませんが、それは宮田のキャラクターだと思ってください。

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【『今』のゲーム業界】

ほんの10年前のゲーム業界だと一本のゲームソフトを開発するのに『20人くらいで1年ほどの開発期間で予算は1億円前後』というものがザラでした。

しかし、現在ではゲームの規模が大きくなったこともあって、開発費や期間がその何倍にも膨れ上がってしまっているという実態があります。もちろん昔と変わらない規模で作られているゲームソフトもあるとは思いますが、全体的に肥大化しているのは事実としてありますね。

どちらがいいとか悪いという話ではなく、エンターテインメントは時代と共に進化して変化し続けていくものなのです。そのぶん、プレイしてくれる方に大きな体験と感動を与えられるようにしていきたいですね。



『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【衝撃的な第五部スタート】

さすがにこの第53話が公開された時は非常に大きな反響がありましたね。

ひとつ前の回の第52話でもネタ振りはしてあったはずなのですが「ここまでの壮絶な死にざまは想定してなかった」という意見が多く寄せられました。

第五部は、じつはそんなに長くなる話ではありません。が、そのぶん展開はこれまで以上に劇的ですのでこれ以降のエピソードもお楽しみに!

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【うん、もう、何もないよ?】

つかね、ド派手にキャラクターが死ぬだけの回でエピソードを捻出できるわけないからね、ほとんどのページで「ドッパアアーーーッ!」とかの擬音で血しぶきが舞っているような回なのに、よくもまぁアオリに『ゲーム業界お仕事マンガ』と表記したままでいられるもんだよね。

マンガを描いている松島幸太朗だってこの53話の原作渡したあとに「もうどうにでもなれ!」とか言いながら描いていたからね。

これ以上解説することなんかないって。

『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第53回


【よく見ると著者紹介が遺影になってる】

ほらね、すぐこーゆーことするでしょ?ファミ通は。私のことを弄ぶの大好きだよね。

つか、どうしたの、これ?いつの間に用意したの?

これまでずっと表示されてた著者近影のカットは、もとから遺影用のカットだったってこと?

つか、これ、ファミ通だけでは作れないよね?

なに? 松島幸太朗も協力して用意してるってこと?

完全に気持ちよく送り出してるよね?松山を。

なんでこーゆーのはこんな超スピードで用意できるんだよ、オマエラ。

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【第54話の予告カットを公開!】

予告カットに書かれている“驚愕 3連発”を大胆予言してみましょう。皆さまも、ぜひ予想してみてください!

驚愕予想1 松山社長が生き返る。

驚愕予想2 そもそも、前話は夢オチ。

驚愕予想3 というか正確には、開発中のタイトル『VR ぴろシぐらし』のイベントシーン。

まぁどの予想が当たったとしても、読者の皆さまからの怒号が飛び交うことだけは予言できます。

あと著者プロフィールの件ですが、上の松山社長のコラムを読む限り、とても喜んでくださっているようで結果オーライですね(ニンマリ)!

次回、第54話『チェイサーゲーム(2)』は9月6日(月)配信予定です。