チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第49回

2021-06-28 11:00:00

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 第49話 ヴェインドリーム(6)

1


【ゴン爺は癌(がん)だった】

多くの読者がこの第四部の冒頭からこういった展開になることを予想していらっしゃったのではないでしょうか。同じく過去編である第二部には一切登場しませんでしたからね。

もちろん第二部は勇希視点で語られる物語の都合上、意図的に描いてこなかったのですが。やはり、登場人物とはいえキャラクターの死は心に穴が開くものですね。

2


【アルバイトをしながら生きていた】

じつはゲーム業界を志望する若者が会社の採用試験などを受けて不合格となってしまった後に、たとえば就職浪人してそれでもまだ業界を目指す、なんて人は非常に稀なケースです。別の仕事に就職するかアルバイト(フリーター)をしながら生きているということが多いです。

一度夢破れた人間にとって再起してまたその業界を目指すなんてことは稀だからこそ決められたタイミングの中でぜひとも実現してほしいものです。アルバイトでもちゃんと働いて生きているだけタツヤたちは立派ですね。

3


【ゴン爺からの手紙】

さて、このゴン爺からの手紙がどうやらキーアイテムのような気がしますね。手紙が届いていたのはタツヤだけなのでしょうか。今後の展開にご注目ください。


4


【原付二種で二人乗り】

なんかじつにタイムリーな話題が先日某アニメ作品の表現で取り上げられていましたね。

原付二種というのは免許を取得してから1年間は二人乗りができないというルールがあってそれは道路交通法で定められています。本作では「原付を買ってから」という表現にとどめ、免許を取得した時期は明確にしておりませんのでセーフです。

しかし、まぁ個人的な意見を言わせていただくと、そこを中心に大切に描いている作品かどうかってことが大事なわけで、必ずしも“正しくあるコト”をマンガやアニメに求めすぎるのが良いこととは思いませんけどね。

5


【年の半分はバイクに乗れない】

お忘れかもしれませんがタツヤたちがいまいる場所は北海道(札幌)です。たくさん雪が降る街ですので、暖かくならないとバイクに乗ることができません。

元オーナーのゴン爺が道楽で乗っていたのでしょうね。

6


【お前らバカだぜ?】

なんだかんだ過去編はこうしたバトル展開が多いですね。

しかし、私(著者)自身もかつてはバイク乗りだったこともあってタツヤの気持ちはよくわかります。自分が大切にしているバイクを傷つけられたり盗まれたりすると炎のように怒るので、バイク乗りは絶対に怒らせないようにしましょう。


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【第50話の予告カットを公開!】

15歳、19歳、23歳のアキラ先輩が描かれている次回予告カット。この予告カットをじーっと見続けたところ、あることに気づきました。

すべて同じ顔に見えるアキラ先輩ですが、微妙に違うところがあるのです! もしわかった方がいましたら、変わっている箇所をハガキに書いてファミ通編集部まで送らないでくださいね!

次回、第50話『ヴェインドリーム(7)』は7月5日(月)配信予定。

また本日、6月28日(月)発売予定の単行本第6巻の発売日です! 

前巻に比べてページ数が約50ページ増えたため、“ギリ、鈍器として犯行に使えないかな?”くらいのブ厚さになっていますので、是非お買い求めのうえご確認ください!

書影

 
 第49話 ヴェインドリーム(6)