現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第46回
2021-05-17 11:00:00
【セガサターン】
PlayStationと同じく1994年に発売されたゲーム機ですが、じつは序盤はPlayStationよりも日本国内の販売台数が多かったことをご存じですか?
セガサターンを代表するゲームソフトはもちろん『バーチャファイター』ですが、その後立て続けに『デイトナUSA』、『ファイターズメガミックス』、『セガラリーチャンピオンシップ』、『サクラ大戦』、『スーパーロボット大戦』などが発売されたことで大人気ハードとなったのでした。
【昔ボクサーやってた】
第四部のキーマンであるゴン爺は謎多き人物ですが、どうやらボクシングの経験もあるようです。
白髪リーゼントでバイクに乗っていてダンスも踊れる不思議な大人の魅力を持っていますね。こんな爺さんになりたいものです。
【男の世界は所詮『腕っぷし』の世界だ】
最近では“男らしさ”という発言が、ジェンダー的な側面から問題視されがちですが、なんだかんだ男として生まれたからにはやっぱり腕っぷしの強さは必要なのです(これはもう理屈じゃない)。
そして作中でゴン爺が語っているとおりガキのケンカは技術を持っているほうが圧倒的に有利です。ケンカにもテクニックがありますし、“大声を出して威嚇する”ことすらも立派なテクニックだったりします。
【飛び降りる登場演出の練習】
ようやく第二部(第14話)に繋がりました。
単行本2巻をお持ちの方はぜひ見比べていただきたいのですが、勇希がアキラ先輩から屋上へ呼び出されたシーンで随分とカッコよくタツヤ軍団が登場しているのは練習の成果だったんですねぇ。
じつに中学生らしいエピソードだと思います。
【もちろん嘘だった】
子どもの時ほどみんな見栄っ張りでどうでもいい嘘をつきがちです。「〇〇持っている」なんて嘘はみなさんもついたことがあるのではないでしょうか。
こちらもぜひ単行本2巻と見比べてほしいのですが、15話でチョーシよくカナンに話しているタツヤのセリフは全部ウソだったことになります。
【新しいたまり場が見つかった】
たぶん子どものころに友だちの家に遊びにいく理由の大半が「〇〇を持っているから」という動機が多かったのではないでしょうか。
事実私自身も幼少期のことを思い出すと、ファミコンを最初期に買ってもらった同級生の家がたまり場になっていましたね。みんなで『ベースボール』や『サッカー』『ゼビウス』などを交代しながら遊んでいました。
【第47話の予告カットを公開!】
相手のかすかな表情から心の中を読み取り、思考を追跡(チェイサー)した者だけが勝利して生き残れる。そう、心理戦のデスゲーム・チェイサーゲームに巻き込まれた、親友同士のタツヤとユーキ。
お互いのことを知り尽くしている彼らは、この残酷なゲームから生き延びることができるのだろうか。
次回、『心理追跡死闘遊戯(チェイサーゲーム)』第47話『ヴェインドリーム(4)』は5月24日配信予定。
ここで皆さまにお知らせがあります。なんと、単行本第6巻の発売が2021年6月28日(月)に決定しました!
今回も表紙は、松島先生の描きおろしてです。
『プロデューサー編』が収録されるということで、中央には活躍した本田さんの決めポーズが。そして、背景に描かれた更木の悪者感も相まって、まさに『プロデューサー編』を表しているイラストになっているのではないでしょうか。
第6巻は、『プロデューサー編』の最後の話まで収録されているので、いままでの216ページから256ページと大幅にページが増量しています。ぜひ手にとってみてください。