チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第44回

2021-04-19 11:00:00

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 第44話 ヴェインドリーム(1)

01


【第四部開幕】

いよいよ第四部が開幕となりました。

第三部のラストで龍也自身が「そんなに長い話でもないんだ」と言っていたとおり、そんなに長いエピソードではありませんが、龍也の幼少期からの物語が初めて明かされていきます。

そして現代へと物語は繋がっていきますので、第二部(勇希編)の裏側として照らし合わせながら読んでいただけると、より楽しんでいただけるかと。

02


【龍也は孤児だった】

今回初めて明かされましたが、龍也とマコは孤児です。

このことが幼少期の龍也やマコにどういう影響を与えたのか? 少しずつ物語は動いていきます。

03


【ゴン爺登場】

第四部のキーパーソンとなるのがゴン爺です。これまでは一度も登場することがありませんでしたが、幼少期の龍也たちに多くの影響を与えた人物のようです。

04


【ワタルと銀】

ワタルや銀の家庭にも問題があって、そうして4人が出会うこととなりました。ようやく銀のマスクのエピソードが描けてちょっとホッとしています。

05


【ヴェインドリーム】

ヴェイン(vain)には“虚栄心が強い・うぬぼれが強い・ムダな・空虚な・無価値な・はかない・むなしい”などの意味があります。直訳すると“ヴェインドリーム=分不相応な夢”ということになります。

この第四部のテーマでもあり、本作『チェイサーゲーム』の本質に迫る核心でもあります。きっとまた胃が痛くなる展開があると思います。どうか心して読んでいただければと思います。

06


【そして追跡者へ】

第四部が始まったばかりですが、一切ゲームの話が出てきていません。時代的に1994年というのはプレイステーションが世の中に登場した年です。

多感な少年時代を過ごした龍也たちがどうやってゲームに触れ、夢を追いかけるようになるのか? これから順にお届けしてまいりますので暖かく見守っていただければと思います。

次回予告

【第45話の予告カットを公開!】

次回予告カットを見ると、プレイステーションを欲しがる龍也たちの姿が……。第44話の最後にチラッと登場したプレイステーションですが、どんな影響を龍也たちに与えていくのでしょうか。

思い返してみれば、第15話で勇希の家でいっしょに遊んでいたのもプレイステーションでしたね。上で松山社長も書いてらっしゃるように、第二部の内容と照らし合わせながら第四部を読み進めていくのもおもしろいかもしれません。

次回、第45話『ヴェインドリーム(2)』は4月26日(月)掲載予定です。