第37話 ラストリコード（4）

【お酒臭い！】

だいたい前日の接待が長引くとどうしてもこうなります。お酒は適度に抑えたいところですね。身体からお酒の匂いがするってことは明らかに飲み過ぎです。気を付けましょう。

【キャバクラ『アモーレ』】

福岡市中州に実在するお店（キャバクラ）です。サイバーコネクトツー副社長の宮崎が店長に直接相談をしたところ快く取材に応じてくださいました。

作中で表示されている価格や店内の雰囲気は写真撮影をして忠実に再現させていただきました。

この場を借りて一点釈明しておきますが、このエピソードの最後で更木の横にいる女性がまるでキャバクラの女の子に見えてしまうかもしれませんがまったくの別で知り合った女性です。いわゆる“お持ち帰り”をしているように見えてしまったようであればまったくの誤解であることをハッキリと告げさせていただきます。

【女の子のドリンク】

作中では「1,000円～」と表現されていますが文字通り1杯1,000円のものもあればそれ以上の値段のドリンクもあるということです。

1杯5,000円以上のドリンクも存在しますので、「なんでもどうぞ、飲んじゃって」とか言ってるとお会計がとんでもないことになりますので気を付けましょう。

【黒霧島のボトルが1万円】

よい子のために説明しておきますがこれは決してボッタクリというわけではありません。どこのキャバクラでも同じような価格設定です。

酒屋で売っている金額と同じ金額で提供するのであればそれは酒屋をやればいいという話です。キャバクラは酒を売っているのではなく空間とサービスを提供しているのです。そして、ボトルは基本的にキープ（お店に置いておく）ができますので1万円を払うのは最初だけで次回からは接客料だけでこのボトルのお酒を飲むことができます。

【九州男児でしょうー？】

このセリフを実際の九州男児に言うのは、できるだけやめましょう。九州出身者がみんなお酒が強くて好きなわけでは決してありません。

中には下戸の方だってたくさんいます。お酒は飲みたい人が飲める分だけ適度に飲みましょう。

【飲まないなら脱いで】

これも実際にプロデューサーに言われたことがあります。まったく意味がわかりませんが、しょせんは酔っぱらいの戯言なのでうまくかわしましょう。

なんでも馬鹿正直に鵜呑みにしていたら作中の龍也や穴井のようになってしまいますよ。

【終ったのは朝の4時】

会食の後にキャバクラを3か所回ってラーメンまで食べたらだいたいこんな時間になります。

さんざん飲んだ後になぜかラーメンを食べてから帰るのはどうやら福岡の飲み文化の慣習のようなものらしいですが、変な時間にラーメンなんか食べるものではありません。飲んだらおとなしく帰るのがベストです。

【プログラマーがやること無くなる】

当然ですが仕様が確定しないことにはプログラムが組めませんので、ある程度の常識的な事前準備だけは先に進めますが、この状態は非常によくありません。

人員はアサインされているのに日々やることがないわけですから赤字を垂れ流しているようなものです。一刻も早く仕様を確定させましょう。頑張れ、龍也！

この回はキャバクラとお酒の話ばかりで、ぜんぜんゲーム開発の話が出て来ませんでしたね、困ったものです。

【第38話の予告カットを公開】

まだまだ続く更木の話。予告カットをみると、次回はどこかに来てくれるそうですよ。そして、ちゃんと単行本第5巻の発売告知もしてくれている更木。意外といい人なのでは……!?　

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そして、第38話『ラストリコード（5）』は11月9日（月）に配信予定です。