現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【単行本第4巻発売決定!】『チェイサーゲーム(4)』の表紙公開!
2020-06-01 11:00:00
ユーキとタツヤの出会いから始まり、専門学校の卒業までを描いた第二部も無事終わりました。ここで皆さまにお知らせがあります。なんと、単行本第4巻の発売が2020年7月6日(月)に決定しました!
そして、表紙は今回も松島先生の描き下ろしイラスト。できたてホヤホヤの表紙もご紹介したいのですが、今回は少し趣向をこらしまして、表紙が完成するまでの過程もいっしょに皆さまにご覧いただこうと思います。
極秘資料を松山社長と松島先生からお預かりしましたので、どのようにして表紙が出来上がるのか、想像しながら読んでいただけますと幸いです。
チェイサーゲーム単行本第4巻の表紙ができあがるまで
単行本の制作は発売の2か月前くらいから始まります。だいたい最終話の前話が配信されたころですね。そのころになると、最終話の制作も一段落つき、松島先生が単行本の制作にとりかかり始められるのです。
今回は本の帯に、『ワンパンマン』の作画をされている村田雄介先生からメッセージをいただけたので、「みんながヒーローのようにプレイステーション2のコントローラーを突き出している感じ」のイラストにしようと決めた松山社長が、ラフを描いています。それがこれです。
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このイメージをもとに、松島先生が下描きをしていきます。
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このラフを見た松山社長が、
「もう少し緊張感というか、止め絵のカッコよさみたいのが欲しい」
「いまはみんなバラバラに放射状に広がってるけど、力を入れて同じ方向に拳を突き出している感じがいいね」
といった意見を出し、修正されていきます。この修正過程では、実際には使われなかった表紙イラスト案もあったようです。
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修正作業をくり返し、最終的に下絵が完成します。色分けは、それぞれのキャラクターを見分けやすくするために入れたそうだものです。
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このラフをもとに、今度はひとりひとりのキャラクターの服装や細かい設定を詰める作業に移ります。
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ラフではキャラクター同士が重なって隠れてしまう部分も、ここでは描かれています。そして、キャラクターの服装の色などを決めていきます。これらの作業が終わると、ペン入れが行われ線画が完成します。
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この線画をもとに着彩がされますが、その前にひとつ別の作業があります。
『チェイサーゲーム』では、実際に存在するものやゲーム機器などを描く時には必ず、権利元に監修をしていただいています。今回の表紙でいうと、プレイステーションのコントローラーであるDUALSHOCK 2についてソニー・インタラクティブエンタテインメントに、この描写で問題ないか確認をします。
コントローラー部分を先に着彩をおわらせて先行して監修を依頼し、その間に並行して着彩の作業を進めるなどして待ち時間で作業がストップしないようにしています。
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キャラクターの着彩と同時に背景や書名の位置なども同時にきめていきます。
じつは、この着彩作業はサイバーコネクトツーでデザイナーを務めているヒガシさん(@higashi_cc2)によって行われています。松島先生は東京にあるサイバーコネクトツーのスタジオで下書きペン入れを、一方ヒガシさんは本社のある福岡で着彩作業を担ってるわけです。
このように『チェイサーゲーム』福岡本社と東京スタジオの連携によってつくられているのです。
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こうして完成した表紙がこちらです!
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今回は単行本第4巻の表紙イラストの制作過程をご覧いただきましたがいかがでしたでしょうか。とても目を惹く、勢いのあるイラストになっているかと思います!
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