現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本第5巻が好評発売中!
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第23回
2020-03-16 11:00:00
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【高校時代にゲーム制作】
なかなかレアケースですが、ゲームを制作する高校生は存在します。
中高生向けのゲームコンテストなどが開催されていて、クラブ活動の成果を応募する学生は確かに存在します。ゼロからプログラムを書いて作り上げたものもありますが、現在はUnityなどのゲームエンジンなどを活用して作られていることが多いです。
大事なことは遊べるゲームソフトを作る経験を積むこと。ほとんどの学生さんが専門学校や大学に進学して初めて経験することが多いですが早ければ早いに越したことはないですね。
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【コンテストの審査員】
全国で開催されているゲームコンテストの審査員を務めるゲームクリエイターは多いです。コンテスト事務局などからオファーをいただいて審査を行い、場合によっては授賞式に登壇することもあります。ゲームクリエイターの日常はゲームソフトを作ることですが、若いクリエイターの育成も大切な役目なのです。
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【家族や親戚くらいは買う】
これはじつは常日頃からスタッフや学生さんに対しても口酸っぱく言い続けていることです。「自分たちが作りたくて作ったモノ」はお客様のために作ったものではないわけですから、それを作った人物の家族や親戚くらいしか買ってくれませんし、褒めてもくれません。プロを目指すのならば、つねにお客様のほうを向いて作品を作るべきなのです。
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【『第一欲求』が無い】
この『第一欲求』という言葉は一般的な言葉ではありません。私がよく使う言葉ですが、私以外の人が使っているのを聞いたことがありません。が、わかりやすい言葉だと思いませんか? 最初に“やってみたい!”と直感的に感じる要素を前面に押し出さないと、その作品は商品にはなりえないということです。
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【今ここにある作品が『全て』だ】
これは日々我々も噛みしめながら飲み込んでいる言葉でもあります。つい言いたくなっちゃうんです。「本当はこんなことも考えてました」ってね。
けど作中の松山の言葉にもある通り「だったら実装すべきだった」わけでして、それができなかった以上はいまの作品がすべてです。言い訳をしてはいけません。カッコ悪いからやめましょう。
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【『0本』だって~~~】
本当に外からこうやってバカにする人たちがなんと多いことか。大丈夫、安心してください。きっとこれからも闘っている人たちを笑うのは闘っていない人たちです。
その人たちはステージに上がることもなく、もっとも安全な場所からしかあなたたちを眺めることができません。最前線にいる人がいちばんカッコ良くてすばらしいってことを私やあなたは知っているはずです。胸を張りましょう。
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【負けに行こうぜ!】
少しずつタツヤの主人公像が見えてきたところでしょうか。わかってはいてもなかなか口にできることではありません。そしてコレができるのは若いうちだけだってことを忘れないでください。大人になってこれをやってるとそれはただの失敗ですからね。
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【自己効力のミスマッチ】
最後に松山は謎の言葉を残しています。この言葉が持つ意味がわかるのはじつはもう少し先の話になります。どういう意味なのかはタツヤとともに皆さんも考えてみてくださいね。
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【第24話の予告カットを公開】
ラスボス松山社長が登場し、いろいろな爪痕を残していった『ファントムクラッシュ』も一段落がつきました。次回予告を見てみると、「駄目だ」を連呼しているさまざまなユーキのカットが描かれています。さて何をユーキは「駄目」と言っているのでしょうか。気になる第24話の配信は、3月23日(月)を予定しています。次回もちゃんとみなきゃ、だめよ~ダメダメっ!
現在、単行本第3巻が好評発売中です。描き下ろしのエピソードも載っているので。ぜひチェックしてください!
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