チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。2週に1度、月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本1・2巻が好評発売中!

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第17回

2019-12-02 11:00:00

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第17話  “ストロングホールド(1)”

髪形


【変な髪形】

 『高校生編』になってからのタツヤのトレードマークとも言えるリーゼントですが、毎度びっくりするくらい松島幸太朗が作画にこだわっています。タツヤの作画だけ髪の毛が後回しになっていて最後に写真のパーマリーゼントを見ながら髪の流れなどをていねいに作画しています。『高校生編』は2002年の時代設定ですが、この頃でも地方の学生はまだこんな髪形をしていたんですねぇ。

筐体


【『鉄拳タッグトーナメント』と“アストロシティ筐体”】

 じつは、2002年当時の時代設定となるとゲームセンターで稼働している最新作は『鉄拳4』(2001年稼働)となるのですが、監修に出したバンダイナムコエンターテインメントの原田勝弘から「リアルに表現するならここは『鉄拳4』よりも『鉄拳タッグトーナメント』(1999年稼働)の方がいい」と言われたので変更しました。

 あと、作画を見た原田勝弘から「このキャラクターの身長とこの角度の拳なら魔神拳よりも風神拳のほうが正しい」と、結構細かいツッコミもいただきまして。w そこも変更した部分ですね。じつは、毎回細かく監修に出しているんですよ? 同じくゲームセンターにある“アストロシティ筐体”もプラモデルを購入して、それを写真に撮って作画してからSEGAに監修に出して正式に許諾をいただいた上で登場させています。

アリエス


【『ARIES(アリエス)』】

 もちろん架空のオリジナルゲームです。イラストやゲーム画面はサイバーコネクトツーのデザイナー三好が作画しました。当時の少ないポリゴン数で作られた3Dゲームの雰囲気を伝えて私と三好で相談しながら作成しました。「要するに『太陽のしっぽ』くらいのクオリティだと思って」と伝えたのが決め手となって、それからは一気にサクっとゲーム画面が完成しました。

伊集院さま


【ゲームコンテスト授賞式と伊集院光さん】

 これは見る人が見れば『日本ゲーム大賞』の授賞式だとわかると思うのですが、意図的に変更してあります。作中の時期だと2002年の夏くらいなのですが、『日本ゲーム大賞』は東京ゲームショウの期間中(9月)に開催されるため微妙に時期がずれていますし、そもそも2002年当時はまだ『日本ゲーム大賞』ではなく『CESA GAME AWARDS』という名称だったので、あんまりリアルにやってもややこしくなるだけだったので止めました。司会の顔がまるで伊集院光さんなのはその名残です。

18話予告カット (1)


【第18話の予告カットを公開】

 上の予告カットにも描かれているように、「あないあきひろが あらわれた!」という場面で締めくくられた第17話でした。『ドラゴンクエスト』シリーズのような戦闘シーンのイラストですが、担当編集的には「軽快な音楽とともに『MOTHER』の戦闘にでてくる穴井も観てみたいな」と、ひそかに思いましたがいかがでしょうか。さて、そんな穴井が登場する第18話「ストロングホールド(2)」は12月9日(月)公開予定です。お楽しみに!


第17話  “ストロングホールド(1)”