チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。2週に1度、月曜日配信予定。漫画掲載の翌月曜日には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」を配信。単行本1・2巻が好評発売中!

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第15回

2019-11-04 11:00:00

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第15話  “半熟英雄(2)”

1カナン


【カナン登場】

ようやくユーキの妹、カナンが登場しました。第一部と違って第二部はまるで少年漫画というか青春漫画のような展開で戸惑う方もいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんと『チェイサーゲーム』としての本質に繋がっていきます。そのために必要な情報を最適な順番で皆様にお届けしています。カナンというキャラクターもそのひとつです。彼女の成長や動向にもご注目ください。

2引きだし


【ゲームソフトは引き出しに並べる】

公開後に皆様からの反応にもありましたが、結構な家庭でこのようにゲームソフトはテレビの下の引き出しにしまっていたようです。ウチもそうでした。昔はリビングに大きなテレビがあって、家族で放送を観たり子供たちがゲーム機を繋いで遊ぶことが多かったので、テレビの下の引き出しにゲームソフトをしまうのが便利だったんですね。

3最初


【最初はそう思っていたよ】

じつは原作的にはこのセリフはあくまで前のページにあるユーキのモノローグ「ハッキリ言って僕の苦手なタイプだ」を受けての「最初はそう思っていたよ」という流れでした。

ただ、松島幸太朗からネーム上がってきたとき、るろ剣(『るろうに剣心』)の「絶対『北海道編』があるって」「な ユーキ」というコマが間に挟まってしまったため、まるでユーキがるろ剣の話題に対して答えているように見えてしまっています。もちろん、このころのユーキには未来のことはわかるはずもないので、本来は成立しない会話なのですが、奇跡的にダブルミーニングとして繋がってしまったのがおもしろくてイキにしました。メタネタですが、まぁ許容してください。

4昔


【1998年5月】

ユーキが北海道に引っ越してきたのは1998年5月の初旬です。なので、その時期に放送されていたテレビ番組や連載されていたマンガや発売されるゲームソフトの話で盛り上がっているのです。『BISTRO(ビストロ) SMAP』、『情熱大陸』、マサルさん(『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』)、『双界儀』、『GUILTY GEAR』……。これらが全部この時期ということに驚きです。いまの若い方だと何のことやら分からないかもしれませんが、まぁわからなくても話は通じるので当時の流行を反映させることを優先しました。

5PS


【PSマークについて】

とくに第二部に入ってから当時のプレイステーション本体がよく登場するようになりました。ただ本体の作画に「PSマークが入ってませんよ?」という指摘を読者の方からもいただきますが、これはすべて監修結果を反映させたものです。ソニー・インタラクティブエンタテインメントさんから監修時に指示されたものなので(残念ながら読者には理解されにくいことかもしれませんが)、正しい作画となっています。

re16話予告カット


【第16話の予告カットを公開】

ユーキがゲームクリエイターになりたい理由を語りはじめたところで第15話は終わりました。果たして、第16話ではどのような過去が語られるのでしょうか。第16話の予告カットを見ると、「話は加速! 時も加速! 〆切も超加速!」との文字が……。 10月5日に大阪で行われた『チェイサーゲーム』のサイン会に向かう新幹線の中で松島先生が作業していたら、乗り物酔いにになってしまったそうです。それからというもの、松山社長のTwitter(@PIROSHI_CC2)で松島先生が移動中にネームを描いているというツイートを見るたびに、担当編集者の私は心配になりつつもエールを送っています。次回、第16話「半熟英雄(3)」は11月11日(月)公開予定です。お楽しみに!


第15話 「半熟英雄(2)」