チェイサーゲーム

現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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【業界人・著名人に感想コメントいただきました!】『チェイサーゲーム』レターボックスvol.15

2019-06-18 11:00:00

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 実在のゲーム制作会社、サイバーコネクトツーを舞台にした超リアルなゲーム業界お仕事漫画『チェイサーゲーム』。この漫画を業界関係者・著名人の皆さまに読んでいただき、率直な感想コメントをいただきました。今後は不定期でご紹介していきます。

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規模がデカすぎて凄すぎて…みんなが集まって年月が過ぎれば何となく出来上がると思っていたゲームソフト…けどそんな魔法みたいなもんはなく、全て誰かが細部にわたるまで作り込んでいるのだと…思い知らされた。

ゲームを作るという空想(ファンタジー)の現実(リアル)を見せてしまった松山さんの罪は大きい。

ゲーム業界という空想の現実を見せられて、夢が覚めるどころか愛が深まった。

326(ミツル)@nakamura326
イラストライター
代表作:やさしいあくま

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松山さんとは.hack以来なのでもう15年以上のお付き合いになりますが、いつも楽しい松山さんばかりを見ていたような気がします。

ですが、この作品で描かれている恐ろしい目つきと、それ自体が凶器のような額を持っている松山さんもいないと、
そもそもCC2はここまで大きくなれないというのは薄々わかってはいた(社長って、相当ハードで並の人間には務まらないと思ってます)のですが、
漫画によって現実を知らされたような、そんな気がしました。

さらに、この作品の原作も明らかにガチでやっているという仕事量。本人は仕事と思ってないとは思いますが、驚かされます。

さて、作品自体についてもまずは技術論からでなく「人間関係」、「人を育てる」という視点から入っているあたり、マジで現場のことわかっている男だぜ!
と、思うのと同時に本質を見抜く視線に戦慄します。
ものづくりの本質はチーム作り。
ここからの視点でゲーム開発に切り込んだ作品はなかなかないと思います。

個人的には魚川さんがかっこよすぎて、現実と漫画がゴッチャになりそうなくらいですが、
次に切り込むべき本質
“ゲームデザイナーとは何者か”
に次回以降行くのもグレイトです。
次は、アニメプロデューサーとは何者か、についても語っていただきたい…w

いずれ、アニメ化したいな~

田村淳一郎
KADOKAWA アニメプロデューサー 

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ゲーム業界いろんな人間が居りますが、キャラ描写が丁寧で、彼らのやりとりがクッキリと浮かんできます。
そんな、世の中から「ズレてる」僕らにとっての日常風景が、どのように映るのか。むしろ異業種の方々の感想を興味深く読ませてもらってたりします。この企画がセットで実に面白い。
それにしても松山さんの本気を感じる作品。実写化期待!

和田和久
株式会社アトラス ペルソナチーム プロデューサー/ディレクター
代表作:ペルソナシリーズ

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昔から時間を忘れるように遊んでいたゲームが、一体どのようにして作られているのか。
その疑問を、単純な技術面だけではない人間の部分も掘り下げて描かれている『チェイサーゲーム』。
恥ずかしい話、一気に読んで何回も読み直すくらい面白かったです。
ゲーム業界のことを描いている『お仕事系』の内容ではあれど、話自体は人間同士の関係性などがメインだから、ひとつひとつのエピソードに思い当たる節もたくさんあって、いろんなキャラクターに感情が揺さぶられます。
責任を持つ位置に立つことで背負うものが変わって戸惑う龍也。
合理的であることが正解という思考の魚川。
自分が何者にでもなれると思っている黒田。
全員の気持ちが違っていて、それでも根幹にあるのは「良いゲームを作る」ということだったりするのが面白くて、それでいて痛くて、なんともいえない感じになります。
つまりこれもやっぱり、青春なんだなと思いました。
素敵なエンディングが訪れるのを待ちながら、これからの更新も楽しみにさせてもらいます!
そして松山社長の出現した時の格好良さも(笑)

天津 向 @tenshinmukai
芸人
代表作:ライトノベル「クズと天使の二周目生活」

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あ~ もうそれくらいで勘弁してくれー!
・・・というのが読み始めての正直な感想です。

モノづくりの現場に入りたての頃、慣れない現場で必死にPCに向き合ってた過去の自分を思い出し、あの頃抱いた不安な気持ちと妙に浮ついた高揚感が同時に襲い掛かってくる・・・
あらゆるクリエーターが心の隙をつかれるであろうこの感覚。
耐え難い作品ですね、『チェイサーゲーム』は!

この作品を読んでいると遭遇する数々の現場”あるある”。
しかし一番うなずけたのは、登場キャラ達から溢れんばかりに滲み出てくる 「だから創るのはやめられない!」というメッセージでした。
心を抉りつつも、その最中にひと筋の希望を打ち込んでくる演出は流石の一言です!

ところで、劇中の松山さんの目にハイライトが無いのは最高ですね!
もはや”ヒト”じゃない完全無欠の存在。
だからこそ、作中で松山さんの隙や弱点も見てみたい!と、実はひそかに期待しています 笑
そしてウオカワさんは、リアルも漫画も超カッコいい・・・!

麻生秀一
TriFスタジオ 代表取締役
代表作:メカウデ

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自分が学生だったら絶対CC2に入りたいです!! と思っちゃう。
松山さん、さすがです! 映像化まってます!

西位輝実 @NishiiTerumi
アニメーター
代表作:ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない

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世の中とズレてるのはオレ達のほう…!?

そうだったのか……そうだったのか穴井さん。
そういう大事なことはもっと早く言っといてもらわなければ困りますよ!
「この世界は間違っている…」とか思いながら今日まで生きてきてしまったじゃん!

いや…うすうすは気付いていたのですが…やはりそうだったのですね…。

戦う場所は違いますが、自分もいまちょうど龍也兼ややウオカワのようなポジションで働いているので、他人事とは思えない気持ちで読んでいます!

オカモト @okamotics
TriFスタジオ ディレクター/アニメーター
代表作:メカウデ

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とても引き込まれる作品で1ページ、1ページ、ドキドキしながら読み進めている自分がいます。
華やかに見えるゲーム業界。
しかし、その裏側には多くの方々の血のにじむような努力や作品に対する魂がこめられていることを知りました。
細やかな描写から、ゲーム会社のリアリティを感じ、心がグッと熱くなりました。

「もし私が同じ境遇にいたら、どうするだろう。」
登場人物を自身に置き換えたり、自分なりの視点を加えて物語を創造することで楽しみ方が増しました。

今後のストーリーへの期待感や作品のなかで提示された問題に対する答えを見たときの胸の高鳴り、そして松山さんが登場された時の緊迫感...etc。
全てが熱くて、新鮮で、目で文字を追っていくたび心が弾みます。
進展がとても楽しみで仕方がないことは勿論、業界人・著名人の方々の感想コメントを拝見するのも、私の楽しみの一つです。

素敵な作品をありがとうございます!

月城亜美 @ami_m25
新人声優
ファントム オブ キル』モラルタ役

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「チェイサーゲーム」は、大人のためのゲームブックです。

この漫画に登場するのは、ハイスペックな能力を持った「人間」たち。
そんな天才たちでさえ持っている短所を見抜き、リアルな戦略の発想決断する瞬間を、プレイヤーである読者は体感していくことになります。

主人公は、昇進に浮かれたクリエイター。ゲーム作りという”ミッション”を託されます。
ただ、当然のように主人公の目の前にはシビアすぎる難題が、ジェットコースター式に襲いかかって来ます。
恐ろしいことに、企業は実名で登場し、設定や作品名は実在するものばかり。
それらは、主人公が選択を間違えば、どん底まで落ちていきかねないリアルさを、存分に引き立たせてくれます。
そりゃ、読者は冷や汗が出るし、固唾は飲むし、鳥肌も立ちます。
悩み立ち尽くす主人公を導いてくれる人や言葉、そこから繋がる知恵。動き出す物語。

そして主人公が手段を見つけ切り抜ける時、気がつきます。
この漫画が「ゲームができるまでを描いたプロジェクトX」ではなく、”真剣を使った大人のためのゲームブック”だったことに。

興味本位で構いません。
何か仕事を成し遂げたいと思う人は、一度「チェイサーゲーム」をプレイして見てください。

MAEDAX @maeda_x
アシスタント背景美塾塾長
代表作:背景萌え!

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