現代のゲーム業界を舞台にくり広げられるお仕事マンガ。第13話まで無料公開中です。また、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋(まつやまひろし)社長のエッセイ「デバッグルーム」も必読。マンガが収録されている単行本は、最終巻第7巻まで発売中。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第7回
2019-05-13 11:00:00
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【今回から3話構成】
いままでは1話で問題が起き、2話がその問題の解決編、というような構成で、いわゆる前後編形式で物語を描いてきました(1話2話・3話4話・5話6話がそれぞれワンセット)。今回の第7話からは3話構成になります。7話で問題が起きて、8話でさらに膨らんで、9話で解決するという構成です。ちょっとだけ長いエピソードになりますが、その分しっかりと感動できるものになっていますのでご期待ください。
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【インターンシップ研修】
作中のように、午前中は開発室で指導を受けながら実地研修・午後からは全員でチームゲーム制作という研修スタイルは、割とオーソドックスなウチのインターンシップですが、必ずしもこのスタイルで実施しているわけではありません。集まったメンバーや職種に応じて、臨機応変にそのスタイルは変化していきます。今回は物語の都合上、一番オーソドックスなスタイルで表現しています。
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【ドヒャオオン】
圧倒的なスピードとクオリティで実演して見せるウオカワですが、もちろん漫画的表現の誇張なので安心してください(こんなポーズで作業なんかできません、もちろんスピードもクオリティも)。「ドヒャオオン」の元ネタはあの漫画(第二部)のクラッカーヴォレイですね。私から直接、“この擬音ね”と松島幸太朗に該当ページを渡して指示しました。
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【精神と時の部屋】
過去、実際にインターンシップ生が使用する研修部屋の扉に貼ってあったやつですね。じつは現在のサイバーコネクトツー福岡本社の研修部屋には貼ってないです。昔の話ですがネタとして使いました。
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【オリジナルゲーム制作のテーマ】
これも時と場合によってマチマチです。テーマ(混ぜる・紙・積む)が設けられる時もあれば、ない時もある感じです。今回は漫画用に伝わりやすく表現するため、あえて設定しました。
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【教室の机片付けゲーム】
学生が作るゲーム企画の典型的パターンとして、“こういう企画が多い”ということをお伝えしたくて表現しました。実際の話ですが、学生があげてくる企画は作中で黒田君が発言している通り、“本当にそれって面白いのか?”と思うモノが多いのです。当の本人たちに聞いても(指摘しても)、“じつは自分たちもそんなに面白いとは思っていませんでした”と言ってしまうことが多いほどです。“ゲームのようなモノ”を企画して、それで終わってしまっていることが多いですね、これも所感としてウオカワに述べさせましたが。残念ながら事実ですので、指導・教育を続けていくべき最も大きなポイントのひとつですね(そして最も悩ましい!)。
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