チェイサーゲーム

実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にくり広げられる、若きゲームクリエイターたちの青春群像劇。3週に1度、月曜更新予定。漫画掲載の翌月曜には、原作者であるサイバーコネクトツー松山洋社長のコラム「デバッグルーム」を掲載。

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【マンガの裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム デバッグルーム第5回

2019-04-01 11:00:00

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第05回 “初めての採用面接”

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【インターンシップ】

作中では「福岡市と連携して3月と8月に実施している」と表現していますが、実際にはもっとたくさんの種類のインターンシップを独自に行っています。募集する時期は不定期ですが、“エフェクトアーティストに特化したインターン”や“アニメーションに特化したインターン”という風に細かい職種ごとに分かれています。当然、インターンシップから本採用に繋がる確率が一番高いので、採用面でも重要視されています。

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【書類が汚い・誤字脱字が多い時点でアウト】

パッと聞くと“厳しい!”って思われるかもしれませんが事実です。誤字脱字があった時点でほぼ不合格確定です。履歴書というのは“自分のことを相手に知ってもらう為の唯一の手がかり”なのです。それをいい加減に書く人は、だいたい仕事をやってもいい加減です。細心の注意を払いましょう。自分の履歴書くらいは大切に作成してください。

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【1件につき10分で目を通す】

これも事実です。そもそも1次選考の段階ではあまりにも幅が広く(こういう言い方はあまりしたくないですが)“冷やかし半分”くらいの気持ちで応募してくる方もいらっしゃるのです。そういうのは見た瞬間に“あ、やる気ない人だ”ってわかります。なのでむしろ10分もかけずに速攻で不合格になります。そして逆に、クオリティが高い作品や上手い絵はこれまたパッと見た瞬間にわかります。“見る側”の時間と労力だって“有限”なのです。

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【インターン経験者が必ずしも入社しない】

これも事実です。インターンシップ受講生が必ず能力水準に達するわけではありませんが、“ソレ”とは違う理由の話です。1ヵ月間のインターンシップを経験した人は、社内にいるわけですからサイバコネクトツーの開発に対する姿勢や雰囲気をより知ることができます。そして、ある一定の割合の受講者が、“すいません、CC2がここまで「ガチな会社」だとは思っていませんでした、自分にはやっていける自信がありません。もっと小さい会社でのんびり仕事したいと思います”と言って去って行かれます。当たり前ですが、ウチはやはり「ガチな会社」なので、お互いの為にも早い段階で気づけて良かったかもしれませんね(ここで言う「ガチ」とは“クオリティに対する飽くなき情熱”を指します。新人とはいえ“求められるクオリティは容赦されない”ということです、当然ですが)。

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【面接シミュレーション】

これも実際にやっています。ただし居酒屋ではなく、普通に日中に会議室で練習します。作中でも表現されていますが、“面接官も見られている”ということを自覚してもらうためにも新米シニア・リードには人事担当者が指導のもと、事前に練習を行っています。居酒屋で飲みながら練習したのは漫画的表現です。こうでもしないとエピソードの大半を社内の会議室か開発室で表現することになってしまうからです。

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【面接評価シートは机の上には置かない】

これは単純に作画のミスです。実際にはバインダーを立てた状態で記入しますし、相手から見えるような角度にはしません。作画を修正する時間がなかったのと、“机の上に置いて記入していることが物語に大きな悪影響を与えることはないだろう”という判断のもと、“イキ”にしました。


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