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【発売記念】『ライフ イズ ストレンジ』最新SSにボイスアクター&DONTNOD Entertainmentコメントを一挙大放出
公開日時:2016-03-03 15:00:00
●各地域で高い評価を得た作品がついに日本上陸です!†
時を巻き戻す力を身につけた主人公マックスと、5年ぶりに再会した親友のクロエが、女子生徒の失踪事件の謎に迫るアドベンチャーゲーム『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』。
今回は、本作の発売を記念して、最新スクリーンショットともに、マックス、クロエの両ボイスアクターと開発を手掛けたDONTNOD Entertainmentのスタッフからのコメントをお届け!
■マックス役 たかな久美さんからのコメント
この作品は、描写が丁寧で、学生の持つ悩みなども共感しやすく、リアリティーのある内容だと思いました。そして、先の展開がまったく読めないドキドキ感は、まるでドラマを観ているかのよう。私の演じる主人公マックスは、特殊な能力を持つことになるけれど、ふだんは内向的な女の子。そんな彼女の繊細な心の動きも、とくに気を付けて演じてみました。そのあたりを見てもらえるとうれしいです。ぜひ、皆さんも、マックスの素直で純粋な感情に触れてみてはいかがでしょうか? (マックス役:たなか久美)
■クロエ役 Lynnさんからのコメント
発売おめでとうございます! 『Life Is Strange 』は、私がこれまで抱いていたゲームのイメージとは大きく異なる作品です。ストーリー、映像、キャラクターの細かな心理描写など、まるで映画のような展開で、きっとお楽しみいただけると思います。私が演じるクロエは、難しい役どころではありましたが、とても魅力的な女の子ですので、担当させていただけたことをたいへんうれしく思っています。皆さんの心に残るタイトルになりますように! (クロエ役:Lynn)
■開発を手掛けたDONTNOD Entertainmentのスタッフに(メールで)直撃†
本作の開発を手掛けたDONTNOD Entertainmentは、フランスに拠点を置く開発会社。過去に開発した作品には『Remember Me 』(日本未発売)などがある。ここでは、本作を手掛けたメインスタッフへのメールインタビューを紹介。
(写真左から) |
Q.本作の成功について†
誇らしいのと、驚いたのと、すぐには信じられないという感情が一気に来た感じですね!この作品を好きになってくれる人はいると思っていましたが、ここまでの大きな成功とファンの熱狂は想定外でした。私たちはプレイヤーのためにゲームを作っているので、多くの人が楽しんでくれているというのは、とても喜ばしいことです。
エピソード形式の配信でしたから、コミュニティの反応は、制作の大きな助けになりました。新しいエピソードを配信するごとにファンが盛り上がってくれて、あれがなかったら最後までやり遂げられなかったでしょう。
エピソード形式のゲームを作るのはとても大変です。最初のエピソードが出てからは休めませんし、物語のクオリティも保証しないといけません…あとスケジュールも! だから、ユーザーの反響には勇気づけられましたし、彼らの声が、この作品を正しい方向に導いた部分もあります。
『Life Is Strange』では、やや重いテーマも扱っていますが、それがファンに受け入れられ、彼らの中で共感されているようで嬉しいです。ゲームの中で描いたさまざまな問題について、ファンが身近な人と活発に意見交換しているのを見て、彼らにきちんと問題提起ができたなと自負しています。コミュニティの皆さんが送ってくれた手紙、メール、メッセージ、励ましの言葉、ファンアート、コスプレ写真など、本当に嬉しかった。心から感謝しています。(Raoul)
Q.すでに発売されている海外ファンの声にはどんなものが?†
強く印象に残っているのは、自分の人生と作品を重ね合わせて、意見を送ってきてくれたファンですね。この作品のおかげで気が楽になったとか、ずっと昔の友達と連絡をとってみたとか、登場人物に共感して、悩んでいるのは自分だけじゃないんだと気づいたりだとか。まさにそういうことをやりたかったんです。エンターテインメントに乗せて深いテーマを伝えるということを。それがユーザーや関係者のいい評価につながったんだと思いますし、本当にありがたいことですよ。(Michel)
Q.本作を制作するにあたり、もっとも描きたかったことは?†
時間に逆行するというシステムが、ゲーム全体を通して使えたらおもしろいなと思ったんです。プレイヤーにはとにかく選択をしてもらいたくて、行動だったり、会話の選択によって、大小さまざまな結末が待っているわけですが、これをプレイヤー自身に選ばせることによって、物語がより力強く、エモーショナルになると考えました。
単純に、正しい選択が正しい結末をもたらすというのはほとんどなく、いまはいいと思っていても、後々マズい結果を生んでしまうということもよく起こります。(Michel)
Q.アメリカ・オレゴン州を物語の舞台にした理由は?†
私たちはみんな30代なんですが、多くのアメリカの文化に触れて育ってきました。テレビシリーズで言うと『ツインピークス』や『X-ファイル』とか。
制作の初期段階でストーリーに合わせて舞台を考えたとき、ミステリアスな情景や、海・山・松の林などが作り出す不思議な雰囲気のある北太平洋沿岸の地域が選ばれるのは自然なことでした。オレゴンの町の雰囲気は作品のテーマともマッチしますし、私たちが描きたかった「皆が皆を知っているけれど、個人的な秘密を隠すことはできる」という雰囲気にもピッタリでした。
現地には何回か行ってたくさん写真を撮りましたし、Googleのストリートビューなども活用して、参考資料を増やしていきました。
『Life Is Strange』の脚本は、サンフランシスコ在住のアメリカ人が手掛けているのですが、彼は年に何回かオレゴンのポートランドあたりに旅行しています。
あと私の好きな『グーニーズ』はオレゴン州のアストリアで撮られた映画ですね(笑)。(Michel)
Q.『Remember Me』も女性が主人公でしたが、女性主人公にこだわりが?†
マックスとクロエはふたりとも、『Remember Me』の主人公・Nilinと同様に、頼れる力強いキャラクターです。ただし、そういうキャラクターにしたかったと言うよりは、ストーリーを考えていくうちに、自然とそうなったと言うほうが正しいです。そういうわけで、とくにこだわりはなく、物語上ベストだと思ったキャラクター設定を採用します。(Raoul)
Q.海外では続編を希望する声や、続編に関する噂もありますが!?†
マックスとクロエの物語は完結ですね。どんな選択を選んでもマックスは大人の階段を上って成長していきます。彼女は重要な選択をしますが、実際に選ぶのはプレイヤーで、それらの選択が彼女のキャラクターを決定します。私たち開発はストーリーテリングの役割を担って、皆さんが各々のマックスとクロエの物語を紡いでいくのを手伝うという立ち位置です。(Michel)
Q.ゲームから話は逸れますが日本についての印象は?†
私たちの世代のフランス人は、アニメや漫画を通して日本の文化に触れてきたので、日本には特別な思い入れがありますよ。『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』、『キャプテン翼』、『シティハンター』が有名でしたね。この流れはいまの世代にも受け継がれていて、例えば『NARUTO』や『ONE PIECE』はフランスでも大きな成功を収めています。フランスはマンガの市場規模が世界で2番目というのもおもしろいでしょう。いちばんは日本ですけど! そういうこともあって、フランス人ゲーマーに日本産ゲームのファンが多いんだと思います。世界中で有名な任天堂の『ゼルダ』や『マリオ』、革新的だったソニー・コンピュータエンタテインメントの『Demon's Souls(デモンズソウル)』(開発:フロム・ソフトウェア)とか『ICO』とかね。(Michel)
個人的に日本がすごく好きで、新婚旅行も日本だったんですよ。近代と自然の調和もよかったし、みんな私たち夫婦に優しかった。また行きたいですね。好きなアーティストを挙げると、映画だと三池崇史監督、北野武監督。作家だと村上春樹氏、村上龍氏。漫画だと弐瓶勉氏、井上雄彦氏、三浦建太郎氏とあずまきよひこ氏ですね!(Luc)
好きな日本のアーティストなら3000人くらい名前を言えますよ! Lucが先に言ってしまったからその人たちを除いてとなると……映画だと黒沢明監督と北村龍平監督。とても独特なアプローチをしていると思います。アニメだと今敏氏、川尻善昭氏。マンガだと手塚治虫先生の大ファンですね。彼は真のヒューマニストで、人類史上に残るアーティストだと個人的には思っています。もっと最近だと浦沢直樹氏の『Pluto』が最高によかったです。『Pluto』は『鉄腕アトム』をうまく現代にアレンジした完璧な作品だと思いますよ!!!(Raoul)
Q.『Life Is Strange』を楽しみにしている日本のファンに向けてひと言†
『Remember Me』は日本で出せなかったので、スクウェア・エニックスが本作について「日本でも出そう」と言ってきたときは、本当の本当に感激しました! また、才能あふれる声優陣による日本語ボイスもとても気に入っています! 『Life Is Strange』は、欧米では口コミで爆発的に広がったので、日本の皆さんも、もしこの作品を気に入っていただけたら、どんどん周りの人にオススメしましょう(笑)。それではフランスより心をこめて。「Nihon no fan ni arigatou gozaimasu」(原文ママ)(Luc)
Life Is Strange (C) 2015, 2016 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by DONTNOD Entertainment SARL. Life is Strange is a trademark of Square Enix Ltd. Square Enix and the Square Enix logo are trademarks or registered trademarks of Square Enix Holdings Co. Ltd. All other trademarks are property of their respective owners.
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