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プロゲーマーのsako選手とノビ選手が『鉄拳7』について語る
公開日時:2017-06-01 12:00:00
他作品の人気キャラクターである豪鬼が参戦したことで大きな話題を呼んだ本作『鉄拳7』。『ストリートファイターV』で豪鬼をメインに戦うプロゲーマーのsako選手と、『鉄拳』シリーズの強豪プレイヤーで、同じくプロゲーマーのノビ選手を招き、対談を実施した。2Dと3Dの対戦格闘、それぞれのジャンルの猛者に、『鉄拳7』はどのように映るのだろうか?
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ノビ選手(写真左) |
まずは豪鬼から始めてみよう!†
──今回は2Dと3Dという、対戦格闘ゲームの中でも別ジャンルといっていいタイトルのプロどうしで行う、異色の対談です。おふたりは、これまで面識はあったのですか?
sako 初めて会ったのは去年のEVO(※1)です。ただ、その前から「顔が似てる」と言われていて、気になってはいました。
ノビ 僕が配信番組に出ていたら、「sakoさんだ」ってコメントが流れてきて、そこから気になって調べてみたら、まるで自分の兄貴を見つけたような気分に(笑)。
── sakoさんについて調べたとき、ノビさんはどんな印象を持ちましたか?
ノビ sakoさんは、“最強の矛”と呼ばれていますよね。僕も、攻めに特化したプレイスタイルなので、スタンスも似ていると思うんですが、コマンド入力の技術はsakoさんのほうが断然上だなと。『ストリートファイター』のコンボは、僕にはできないですもん。
sako でも、『鉄拳』プレイヤーも、コマンド入力の技術はすごいよ。連続してバックステップを出す入力は難しいよね。ノビ 2D対戦格闘とは必要なコマンド入力が違うから、『鉄拳』は、『鉄拳』用のレバーの持ちかたをしないとやりにくいんですよ。
──そう考えると、豪鬼やエリザのような必殺技コマンドがあるキャラクターは、2D対戦格闘のプレイヤーが『鉄拳』を始めるのにうってつけかもしれないですね。
sako 実際に豪鬼を使ってみて、豪昇龍拳を違和感なく出せたことに安心しました。技の動きもいつもと同じだし、ボタンによって強弱が分かれていて、直感で操作しやすかった。
ノビ 豪鬼は、不利な状況になった場合に“暴れられる”技が強いのも、これまでの『鉄拳』にはなかった強力な部分ですね。ほかのキャラクターだと正解の行動を選ぶのが難しい場面でも、豪鬼なら無敵技の豪昇龍拳がありますから。『鉄拳』の概念とは違う部分で闘えるキャラクターなので、そこがいいですね。
sako 無敵技があると便利だよね。『鉄拳』は、いったんダウンすると相手に攻め続けられてしまうという印象があるけど、無敵技を強引に放つという選択肢が生まれるし。
ノビ そうですね。ちなみに、起き上がりの攻防に関しては、『鉄拳7』ではわかりやすくなっていて。レバーを後ろに入力していれば、ちょっとは攻撃を食らってしまうかもしれないけれど、その後は絶対に起き上がれるようになってるんですよ。
sako そうなんや! それはいいね。
『鉄拳』で強くなるためには†
── sakoさんが『鉄拳』をやり込むとしたら、どういった練習から始めますか?
sako まずはコンボを覚えますね。対戦で勝つためには絶対に覚えなきゃいけないものやと思うし、1回のチャンスで与えられるダメージが大きいほど、勝率も高くなるから。そのつぎは、コンボの後の“起き攻め”とか、コンボ始動技を当てるためのガードの崩しかた。それから実際に対戦してみて、相手の主力技への反撃や、ガード方法を調べていく。
ノビ 僕も、『鉄拳7』の講習会では、「まずは自分の好きなキャラクターを選んでコンボを覚えましょう」と教えます。そのつぎは、相手のガードを崩すための中段攻撃と下段攻撃の“二択”の仕掛けかたと、それを狙うための動き……という順番なので、sakoさんが言ったのと同じですね。
──初心者だと、どのキャラクターを選んだらいいのか、迷う人も多そうですが……。
ノビ 僕は、クラウディオやカタリーナのような、『鉄拳7』から登場したキャラクターをオススメします。彼らは基本的にコンボが簡単で火力もありますし、相手のガードを崩す能力も高いんですよ。仁や平八といった三島家の面々は、物語の中では主役格ですが、あまりオススメはしません。
sako なんで? 三島家は、選びたくなるようなかっこよさがあるじゃない(笑)。
ノビ 三島家は、使いこなせればいちばん強いし、最高にかっこいいんですけど、使いこなすのがけっこう難しいんですよ。だから、「世界を獲りたいなら10年後を目指してがんばろう」みたいなキャラクターです(笑)。
── sakoさんからノビさんに、『鉄拳7』について質問したいことはありますか?
sako 『鉄拳』プレイヤーは、“スカ確”(92ページの欄外を参照)を決めるのがうまいよね。2D対戦格闘にも、“差し返し”という似たような技術があるけど、スカ確を決めるときは画面をどんな感じで見ているの?
ノビ 『鉄拳』シリーズは、置き技、スカ確、そして攻めが三すくみの関係になっています。相手が攻めてくるなら、相手の接近を読んで、あらかじめ技を“置いておく”ことで止める。ただ、その置き技は、こちらが接近したり手を出さなければ当たらないので、反撃させてスカ確を狙いましょう、という感じです。距離や状況によって、相手が放つ技はだいたい2〜3種類に限定されるので、その技が来たときだけ反応するように準備しています。
──そういった駆け引きの話は、2D対戦格闘とも共通しているように感じます。
ノビ そうですね。とくに2D対戦格闘のプレイヤーにとっては、『鉄拳7』の“逆二択(※2)が強い”っていう部分がいちばん入りやすいポイントかもしれません。たとえば、こちらが不利でも、相手のしゃがみ攻撃を読んだら、“ジャンプステータス”を持っている技を打てば勝てるとか。データに忠実なプレイヤーが絶対に強いわけじゃないというゲーム性が、荒れやすくておもしろいんです。
sako 性格の悪いヤツが強いという(笑)。ノビ そう、まさにそうなんですよ!(笑)
新規プレイヤーが入りやすい!†
sako 『鉄拳』プレイヤーは“投げ抜け”もうまいよね。あれも、特別に意識とかしてるの?
ノビ じつは、『鉄拳7』から投げ抜けがむちゃくちゃ簡単になったんです。
sako 『鉄拳』の投げ抜けって、左手投げなら左パンチ、右手投げなら右パンチ、両手投げならパンチボタンふたつを押すと、投げを無効化できるんだよね?
ノビ それは以前の話で、『鉄拳7』は左でも右でも、左パンチか右パンチのどちらかを押せば抜けられるようになりました。だから、片手か両手かを見るだけでよくて、それに加えて、投げ抜けの猶予時間も長くなってるんです。だから、慣れればすごく簡単かなと。2D対戦格闘で、相手の飛び道具を見てから超必殺技で反応するほうが難しいですよ。そういったシステム面の変更もあって、本作は『鉄拳』の中ではいちばん、新規の人が入りやすいゲームになってます。昔『鉄拳』をやっていて、しばらく離れていたけど本作になって戻ってきた、という人も多いんですよ。
sako そうなんや! 俺も昔、やっていたんだよね。また始めてみようかな。
ノビ sakoさんは『ファミ通のせやなTV』っていうWeb番組をやってますよね? sakoさんの番組に行かせてもらって、sakoさんのファンや『ストリートファイター』勢の人たちに『鉄拳』のおもしろさを伝えたいなって思ってるんですよ。
sako いいね! ぜひいっしょに遊ぼう!
ノビ よろしくお願いします! 皆さんも、家庭用が出たら、僕たちと遊んでくださいね!!
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<豪鬼はジャンプも強い>
『ストリートファイター』シリーズでは、昇龍拳を筆頭に、空中の相手を迎撃する技が多いため、豪鬼といえどもうかつにはジャンプできなかった。だが、これまで対空技の概念がなかった『鉄拳』シリーズでは、ジャンプ攻撃が猛威を振るう。下段攻撃や投げを読んだら、すかさずジャンプ攻撃をくり出そう。横移動を始めとした『鉄拳』特有のかけ引きに慣れないうちは、豪鬼を使って、基本となる戦いかたやおもしろさに触れてみるのもオススメだ。
<ステージ選択が勝敗を決める試合前のかけ引き>
壁を利用したコンボが強力な『鉄拳7』。壁をうまく使えるキャラクターなら、壁ありのステージを選びたいところだが、大会では、対戦前にジャンケンで勝利したプレイヤーがステージの選択権を得られることが多い。ここで勝利すると試合が有利に進められるため、戦いはジャンケンの時点から始まっているのだ。
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※1 …… アメリカのラスベガスで毎年開催される、世界最大級のゲーム大会。
※2 …… 不利な状況のプレイヤーが、“無敵技を出すか出さないか”といった読み合いに持ち込むこと。
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