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【第1回】吠えろマンモス! 『ファークライ プライマル』におけるマンモス狩りの様子を動画でチェック(動画あり)

公開日時:2016-03-23 12:00:00

もしかして、また“やりやがった”!?

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 こんにちは! 週刊ファミ通編集部のヘイ昇平です。いまはファミ通のニコ生“ファミ通チャンネル”の運営をメインで担当していますが(チャンネルのお気に入り登録、ぜひよろしくお願いします!)、ちょっと前までは週刊ファミ通の海外産ゲーム担当として、世界各国のスタジオ、ゲームイベントを取材して記事を書いていたりしました。と言うわけで、これから数回にわたって、2016年4月7日発売予定のプレイステーション4、Xbox One、PC向けソフト『ファークライ プライマル』のインプレッションをお届けしていきたいと思います。不定期更新なので、この特設サイトをちょくちょくチェックしてもらえたらうれしいです。

 まず『ファークライ』と言えば、ぜひ紹介したいエピソードがあります。2014年6月、週刊ファミ通の『ファークライ4』(2015年1月29日発売)担当だった僕は、ゲームイベント“E3”の会場で、開発者に対して舞台設定について質問してみたことがあります。「今回、物語の舞台にチベット山脈をモチーフとしたのはなぜですか?」と。前作『3』の南の島からガラリと変わって『4』では雪に包まれた架空の山岳地帯が舞台ですから、スゲー気になっていたんです。

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▲『ファークライ4』。チベットやネパールをモチーフとしたエリア“キラット”が舞台。

 で、開発者から返ってきたのは驚きの答え。「そりゃあ決まってますよ。ゾウに乗って暴れ回るオープンワールド作品を作りたかったからですよ(笑)」。……またまた、ご冗談でしょう? 確かにゾウに乗って大暴れするシステムは『ファークライ4』ならではのおバカ要素でインパクト絶大だけど、全世界でメガヒットを記録した『3』の続編の舞台をそんなおもしろすぎる理由で決めるはずがないじゃないですか。と、そのときは場を和ませるよくあるユーモアだと思い、とくに気にすることもなくインタビューを続けたのでした。

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▲『ファークライ4』。キラットには多彩な動物が生息している。野生のゾウの姿も。

 そして2014年秋、『ファークライ4』のPRで来日した別の開発スタッフにインタビューさせてもらう機会があったので、せっかくだから同じ質問をぶつけてみたのですが……まったく同じ返答が返ってきました。「え? 舞台? んなもんゾウに乗りたかったから1択でしょ(ドヤ)」って感じで。ひょっとしてこの人たち、わりとけっこうマジだったりするのか? と思って質問を深掘りしてみると、どうやら本気だったみたいです。

 『ファークライ4』開発陣はまず象が生息する地域の候補地を挙げて徹底的なリサーチを行い、そこからさらにジャングルや山岳地帯など多様性のあるエリアが広がっている地域として南アジアに絞り込んだそうです。『3』の商業的成功でユービーアイソフトの看板ソフトにまで成長した『ファークライ』シリーズですが、「ゾウに乗ったらおもしろそう」だなんて、子どもの思いつきのように無邪気な発想から舞台を選出しちゃうのってアリなんですね……。そのためにお金と時間を使ってきっちりおもしろいものを作り上げようとしているクリエイターの熱意ってスゲー! マーケティング至上主義ではなく“クリエイターの作りたいものを作る”という姿勢、これがユービーアイソフトのおもしろいところ。プレイヤーに想像もつかないようなゲーム体験をもたらしてくれる、チャレンジ精神溢れる作品群が揃っているのが魅力ですよね(ときどき荒削りなのはご愛敬)。そんな『ファークライ4』のクリエイターたちに親愛と経緯を込めて、“コイツら、マジでやりやがった!”と感銘を受けた覚えがあります。

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▲『ファークライ4』。ゾウに乗って戦えるのは主人公エイジェイだけ!

 と、前置きが長くなっちゃいましたが、昨年10月、シリーズ最新作『ファークライ プライマル』が発表されました。なんと今回は紀元前10000年の石器時代が舞台。主人公の武器は重火器ではなく木材や獣の骨などで作った棍棒や弓矢、巨大なマンモスやサーベルタイガーをハンティングできるそうで。これまで『ファークライ』シリーズと言えば、ずっと現代が舞台だったので、突然の“石器時代FPS”へのシフトは世界中のゲーマーのド肝を抜いたことでしょう。僕も『ファークライ』の大変身にビックリしたクチですが、同時にこんな風にも思いました。ユービーアイソフトの人たち、もしかしたらまた“やりやがった”んじゃないか、と。おそらく今回は「石器時代でマンモスを狩れたら楽しそうじゃん!」という発想からゲームが作られたんじゃあないでしょうか。うん、きっとそうに違いない。そう思うことにしましょう(笑)。

 『ファークライ プライマル』において、マンモスとの戦いは、非常に印象的に描かれています。物語のオープニング部分でマンモスと対峙する場面があったり、優れた戦士であることを証明するためにマンモスを狩りにいくシーンがあったりと、劇中のさまざまな場面でマンモスが登場します。下の動画では、とあるミッションでくり広げられるマンモス狩りの様子をピックアップしてみました。マンモスはこの石器時代の生態系の頂点に君臨する生物なので、まともにやり合ったら一筋縄ではいきません。相手を狩り場まで誘って集団で攻撃して仕留めるのです。マンモスをおびき寄せるときの緊張感を動画でチェック! そしてもうひとつの動画では主人公タカールがマンモスに乗っちゃってます! ゾウと言えば、やっぱ背中に乗れないとね~(笑)。

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▲『ファークライ プライマル』。マンモスは超強いので簡単には狩れません。

 ……というような原稿を書いていたら、先日ユービーアイソフト日本法人から新しい動画が公開されました。『ファークライ プライマル』の初回限定特典には、“レジェンド・オブ・マンモス”というクエストが遊べるダウンロードコードがついてくるそうですね。内容はと言うと、祈祷師ティンサイの力でマンモスに姿を変えた主人公タカールとなって、どう猛な獣や残忍な人間を蹴散らすというもの。今回はなんとマンモスを狩れちゃうだけでなく、マンモスになって戦うこともできちゃいます! 「どんだけマンモス推しだよ!」とツッコミを入れつつも、こういうのを見ちゃうと今回もまた“マンモスありきの石器時代なんじゃないの説”がグッと現実味を帯びてきてうれしい感じ。マンモス絡みのミッション、いまから超楽しみですね~。

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